今日は青空の見える清々しい天気・・・・・。
移動途中も気持ちのいい空の恩恵をどうやって取り込めばいいかな・・とか、
チョット思考の時間も取りながら・・・・物件毎に頭は切り替えて考えていますよ・・・・・。
それぞれに「価値」の考え方は違いますからね。
さて、現場の様子ですが、(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅新築工事。
現場監督・・・大工の棟梁・・・・現場での打ち合わせ。
今回の住まいではイロイロな「表現」のなかでサークル窓(丸窓)を採用しています・・・二か所に。
一か所は玄関近くの「障壁」ともなる・・・・・魔法の壁の一部に。
もう一か所は二階バルコニーの手すりの上部壁の部分に・・・・・・。
それぞれに「共通」の役目を持たせていますよ。
勿論「明り窓」としての役目もありますし、「アクセント」の意味もありますし・・・「ゆるやかにつながる」
という意味もあります・・・・・。
光を広げたり・・・・。
室内に設けるのではなくて屋外での活用として設けていますよ。
いい意味で「つながり」を計画した「カタチ」がサークル窓。
その「カタチ」には意味がありますので・・・・・。
昨日の午後イチからは・・・・沢山の打ち合わせと設計・・・工事と進み、
昨年末に引き渡しの終わった店舗併用住宅のUさん宅へ。
1階店舗部分の「お花屋さん」・・・・・段々とお店らしくなってきましたよ。
雑貨も生花も段々と増えて・・・充実の予定ですよ。
オーナーのUさんにお出迎えいただいて、ちょっ先の予定なんかも打ち合わせさせていただいて、
雑貨も生花も飾られた心地よい店内で少し時間を共有・・・・・・。
プレゼント用の生花のアレンジや雑貨も素敵です。
お店の住所 奈良県大和高田市北本町5ー6(北本町郵便局向い)
お店の名前 お花と雑貨のお店・「Le*soleil」
TEL/FAX 0745-47-0697
「Le* soleil」・・・・・ フラワーアレンジメント教室もされていますよ。
生徒さんも沢山いらしての・・・・一カ月毎に
作品内容の異なるcafeでのフラワーアレンジメント教室も楽しそうですよ。
cafe 教室
住所 奈良大和高田大中南町239-1
TEL 0745-23-0252
今日は午後からは昨年末に引き渡しの終わったフラワーショップ併用住宅の、
Le*soleilの・・・Uさんのご自宅へ、
雑貨や生花・・・・・イロイロ。
段々とお店の状態も整い始めて・・・「いい空気」になっていますよ。
お邪魔させていただいたり・・・・打ち合わせに寄ったり、
住まい手さん宅への打ち合わせで移動したり・・・・ほぼ打ち合わせの一日となりました。
そんな日に思う事は「会話」の大切さと「想い」の強さ・・・・・。
沢山の想いを背負っている仕事。
建築は単純に「器となる家」をつくるだけではなくて「暮らし」と「未来」をつくっているんですよね。
当たり前ですが・・・・・「住む場所・内容・環境・・・関係」などで未来は変わるんです。
そういうことも合わせて・・・「会話」は大事なんですよ。
浴室などの事についても、大まかなことから小さなことまで・・・・「バランス」や「要素」。
水まわり・・・サニタリーなど、
設備機器類についても考えておきたいところ・・・・・。
キッチン・・・洗面や脱衣・・・WCと同じく、浴室。
毎日頻繁に使うスペース。
家族のカタチ・・・暮らしにあったものを考えたいものです。
浴室、浴槽の広さやカタチ・・・素材もライフスタイルによってセレクト。
様々な機能があったりするのですが、
それは本当に必要な機能かどうかも・・・・・大事。
ちりも積もれば・・・・ですよ。
今回はシステムバス・・・・・UB(ユニットバス)ではなくて、いものホーローバスで、
タイル・・・または石貼りの浴室で計画中ですよ。
カラ―も雰囲気で「心理的要素」も含めて検討中・・・・・。
サイズでも変わる居心地と「使い方」・・・。
今朝も奈良吉野は昨日の雪が残っていて、一面真っ白ですが、
雪解けは注意が必要ですよ・・・・・・。
屋根からの落雪。
落下注意ですが、それに伴い・・・・「軒樋」が破損したり、する事もあるので・・・・・・。
部材の取り付け間隔を雪の時期を意識して設計していれば「異なる結果」もあります。
太陽光発電の屋根に設置しているパネルにも・・・・・・。
冬の時期、夏の時期によっての「プラスの部分」「マイナスとなるリスク」も、
公正に判断して計画してくださいね。
コスト部分だけを見て・・・周囲や環境を見ない計画には注意です。
そういう意味では、家のレイアウト・・・配置、通風・・・日射しに配慮した設計を
見落とさないように・・・・・。
窓や植栽の計画・・・自然の明るさや通風に配慮する事で、
有効に屋外環境を利用する工夫・・・。
最新設備だけで構成するのではなくて、
元々の地に足をつけた設計の工夫を取り入れることは、イニシャルコスト、
ランニングコスト・・・・差は大きいですよ。
建物の間取りやレイアウト・・・「高さ」や「角度」で自然の恩恵を最大限に活用する、
「パッシブ」なデザイン。
太陽のチカラを効率よく取り込めるように、
窓の角度や大きさ・・・風景などを検討する時間は大事・・・・・。
冬には明りと熱を屋内に取り込んで、
夏は屋根の庇や壁・・・・ブラインド、カーテンなどで遮蔽して・・・・・。
夏の強い「西日」にも「壁」や植栽計画を上手に使って熱の到達をゆるやかに・・・・・。
そんな設計の工夫もキチンと配慮として盛り込んでいますよ。
住むための配慮は随所に・・・。
今日は一日・・・・雪で大変でした。
移動もそうですが・・・・寒さとか。
普段の暮らしの中でも、イロイロありますよね、雨の日の事とか・・・・etc。
浴室や洗面脱衣・・・洗濯場なども。
使う人達の状況やクセ・・・家事の内容など・・・含めての「会話」は大事なんですよね、
住まいづくりでは・・・。
例えばですが、洗濯。
よくあるプランや住宅のチラシやモデルハウスでは1坪スペースの中身として、
洗濯機と洗面化粧スペースを設けて、浴室へ・・・・という内容が多いですよね。
でも家事は基本的に各家庭の方法があって違いがあるんです・・・文化のように。
だから必ずその1坪スペースが良いのかというと・・・・そうではないケースも存在するんです。
当たり前ですけど・・・・・。
洗濯機スペースと洗面化粧台のスペースを分けて別に考えて、
生活空間を分離する事も場合によっては正解ですよ・・・・・。
家事効率を考えて洗濯スペースを分離するという考え方。
朝起きて、洗顔や化粧・・・入浴などのスペースでの
メンタル的な要素を考えると「洗濯」とは切り離し・・・・むしろ洗濯スペースとLDKで行う事がある
「アイロンがけ」用の「ユーティリティースペース」を「洗濯室」として設けたり・・・・・。
スペースのセレクトもありますが、使い勝手的には「家事」にとっては良いケースもありますよ。
洗濯→洗濯ものを干す→取り入れる→アイロンがけをする・・・・・etc。
家事動線と人の流れ・・・家事の流れを計算して「屋内」を設計することが大事ですよ。
合わせて・・・風通しも・・・採光も。
毎日の事ですからね、家事の要素。
相談者さんと一緒にcafeランチを楽しんだ後は、
今日の予定していた建築の打ち合わせ・・・・・・・。
古家再生・・・リノベーション。
再生しつつ、付加価値のある空間をデザインする仕事。
地域とのつながりと世代のつながりを意識しつつ、「憩いの場」となるように・・・・・デザイン。
プレゼン内容は、「その場所に必要」となる意味をデザインしましたよ。
2時間40分・・・いい時間を共有させていただきました。
さて・・・次回の打ち合わせまでは少し連絡待ちです・・・・新たな価値の造り方。
暮らしていく中で・・・・自給自足が当たり前だった頃から時代も変わり、
暮らしも何もかも変っていき、時代が流れる中で・・・・・見直される自己完結の暮らし・・・・・。
食事もそうですが、
省エネや売電など・・・暮らしに必要となるエネルギーのつくりかた、考え方や
希望する内容等にも変化・・・・・。
でもそれは、ココ・・・1,2年の話しではなく、建築業界等では随分前からイロイロと
検討されていた内容・・・・・。
時代背景もあり、実際に住まい手となるユーザーの考え方の変化もあり、
そのスピードは加速し・・・各メーカーや住宅業界もその「商品化」や「その発表」が、
目立つようになってきましたよ。
実は、スマートハウス的な概念が出てきたのは十数年も前。
ITやホームオートメーション・・・・・その後は、
ロハスや節約ブームといった背景を反映しながら、「スマートハウス」の概念も
変化していき・・・・・現在に至りますよ。
最初の頃は・・・「エネルギー」は「省エネ」が掲げられていた程度で、
建築・・・住宅のエネルギーの話しは今ほど切迫している問題ではありませんでした。
インテリジェントハウス、マルチメディア住宅という言葉が使われ始めて2000年代になり、
IT住宅という言葉が普及しはじめて、その後は家電メーカーが電気錠や
エアコン操作ができるTVリモコン、テレビ画面で家電機器コントロールを組み込んだような
住宅ネットワークシステムを開発して・・・・・・「ユビキタス」という概念が生まれて、
ユビキタス住宅・・・・・。
その後は住宅メーカー等で住宅商品名に「スマート」という言葉を盛り込み、
時代の流れと共に「スマート」の意味も、賢く・・・・手間をかけずに、無駄なく、
ローコスト等・・・様々に変化して、ほぼ「賢く節約消費」という意味だったように記憶しています。
そんなように、
スマートハウスは時代を反映して解釈をイロイロと変化してきていますが、
どちらにしても・・・・・・最近では発電の分散やエネルギーの自立・制御・連携的な意味も足して
総合的な意味での「スマートハウス」的定義が一般化してきていますよね。
メディア・・・・マスコミなどでエネルギー需給の状況や、
原油等の国内をとりまくエネルギー状況は不安定で電気料金値上げも避けられない見通しから、
国や業界・消費者あらゆる立場でその方向で取り組む仕組みや土壌が整ってきているように思います。
スマートハウスの省エネは、
断熱・気密性能を高めることで室内温度を年中快適に保ちつつ、
エアコン等の使用頻度を低減して、高効率の給湯器やLED照明の導入で、
従来の無駄なエネルギー消費を抑制しつつ、
屋外からの自然の光と風を取り込む環境も考えてのデザインや設計で、
光熱費を抑え環境に配慮した家。
最新の技術や設備を導入して・・・加えて従来からの自然環境を上手に取り込む事
による省エネ効率の高い家づくり・・・・・・。
総合的な意味でのスマートハウス。
住宅地などでも、住宅地全体をそのように考えて設計する地域もありますよね・・・・街づくりとして。
どちらにしても、ソフトとハード・・・どちらも意識していくことが大事ですよ、
スマートハウスの定義にこだわらずに。