日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

渡辺明竜王

2008-07-27 12:53:09 | Weblog
 昨日(7月26日)の夜、渡辺明棋士の両親がNHK教育テレビの「土よう親じかん」に出演していて、とても興味深く見入っていた。
 渡辺明棋士は、現在、賞金額としては一番多いタイトル「竜王」の保持者。
 小学校4年生で、小学生での名人となり、周囲を驚かせた。羽生義治4冠以来、15年振りに中学生でプロとなっていて(今までに、中学生でプロとなった人は、4人しかいない)、その躍進振りは、多くの人の注目の的ともなっている。
 父親は、アマチュアの5段。子守りで、将棋を指す所に一緒によく連れていたそうで(明君は、柱に登ったり、走り回ったりしていた)、そんなことを繰り返している内に、将棋を覚え、メキメキと腕を上げてきた。しかし、負けず嫌いな明君は、姉に負けると、スゴクくやしそうにしていたとのこと。
 親子将棋と言うのがあって、父親と明君が対決することになった。明君の短所は、粘りがないこと。それを父親は、教える為に、父親優勢を劣勢にして、明君に優勝させて上げたとのこと(後で、わざと負けてくれたと、明君納得)。
 小学生で名人になり、それで天狗になってはいけないと思って、いろんな取材を断ったとのこと。又、人間的にも成長しないといけないと思い、叱るべき時には、それなりにちゃんと叱って行ったとのこと。
 父親は、明君のプライドを傷つけない様にしてきている。インターネットで試合の状況が分かるので、負けた時は(帰って明君の態度に出るのだが)、そのことに触れない。勝った時には、いろいろ(インターネットで既に知っていても)尋ねて(待ってましたとばかり、明君は得意げに詳細に話していたが)、大げさに喜んで上げていたとのこと。
 母親は、明君に女っ気がないのではと心配していたが、ちゃんと相手を見つけて、今は、1児(男児)の父親。
 彼は、独学タイプ。その理由を次の様に(かって)述べている、・・・「自分の力でした方が、やり甲斐があるから」と。

 私の場合は、今は亡き父親から、将棋も囲碁も教わった。初めに将棋を教わり、歩3丁で、負けた。で、私が次第に強くなるにつれて、いろいろ父親が駒を落としてくれたが、全て勝たせてもらうことはなかった。父は、囲碁仲間とよく家で指していて、私も教わり、父から相手をしてもらえる様になった。9目以上置いても、負けていた。で、最後は、6目になっていたが、やはり、全敗だった。今思うと、父は、私に勝負の厳しさを教えたかったのではと思う。
 

渡辺明棋士のブログ
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/


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老人になっても夢は持てる・・・?!

2008-07-27 11:43:38 | Weblog
 石垣島に住むおじいちゃんと孫が一緒にお風呂に入っていた。おじいちゃんは、「大きくなったらなんになりたい?」と孫に聞いた。小学校4年生の孫は、「僕、パイロットになりたい、おじいちゃんは?」と聞いてきた。おじいちゃんは、しばらく考えた後、「そうだなあ、おじいちゃんは仏様かなあ」と答えた。
 おじいちゃんは、考え込んだ。おじいちゃんは、孫がパイロットになる夢を持っているのに、仏様になることしか答えられなかった自分が無性に哀しかった。
  すっかり落ち込んでしまったおじいちゃんは、子どもの頃に思い描いてきた夢を思い出してみた。大きくなったら、陸軍大佐かサ一カスで空中ブランコをする夢を持っていたことを思い出した。
 陸軍大佐には、もうなれない。しかし、サ一カスは、出来るかも知れない。そう思って、サ一カスを教えてくれる所を探した。日本中のサ一カス団を調べ上げ、「空中ブランコを教えて欲しい」と頼んだが、どのサ一カスからも、70歳と言う年齢を理由に断られた。友人がインタ一ネットで調べてくれた。フランスとスペインにあったが、外国なので断念した。
 ところが、偶然にも、石垣島にある外資系のリゾ一トホテルが小さなサ一カス団を持っていた。頼むと、「うちでは、83歳の現役もいます」と言って快く引き受けてくれた。
 それから、毎日、厳しいトレ一ニングが始まった。そして、ついにおじいちゃんは、孫の前でその夢を実現したのである。本当に、空中を飛んだのだ。
 「僕のおじいちゃんは70歳になって夢を実現した」、この思い出をそのお孫さんは、一生、心に刻んで生きて行くでしょう。

 多くの政治家は、「日本の将来は、お年寄りが多くなって、若者がそのお年寄りを支えないといけないので、大変な世の中になる」と言う。しかし、それは、間違っていると思う。今からは、若者にも負けない元気なお年寄りがどんどん沢山、出て来て、世の中を引っ張って行くと思う。
 医学的には、例え60歳であっても、個人的には、精神的に肉体的にも20歳程の開きがあるとのこと。つまり、60歳でも、40歳の若さがある人もいれば、80歳の人もいるのだ(時に、30歳代の終わり頃で、既に、受験勉強で頭をある所しか使ってこなかったエリートが、冷蔵庫も冷凍庫も分からない状態になっているのが、テレビで放映されていたが)。
 年をとっても、自分なりに目標(夢)を持って、生きるべきである。いくつになっても、何をしたいか、したいものがあるかどうか、そして、今、それを達成する為に準備を少しでもしているかどうかだ・・・?!

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