まだ大きなショックがおさまらない三日目の朝を迎えました。
今回の太平洋大地震で被災された多くの方々に,心よりお見舞い申し上げます。
そして,お亡くなりになられた方々に,心よりご冥福お祈り申し上げます。
私の暮らす地域ではほとんど影響はありませんでしたが,テレビの報道を見ていると,今回ばかりは人ごとと思えず,胸がつまる思いです。
信じられない映像が次々と流れ,CGを駆使した最近の映画と見間違えるほどで,ただただ驚いています。
ある映像に,公民館らしき場所に避難している小学生の姿がありました。
その撮影をしている最中にも大きな余震が続き,子どもたちは小さな肩を震わせて泣いていました。
隣の子と抱き合うようにして「怖いよ」「帰りたいよ」と,涙を流していました。
訓練ではなく,天災からの本当の避難の姿なんです。
今回の大地震の影響は,多大なものになることは間違いありません。
日本全体の政治,経済,環境,人々の暮らし。
そして教育。
明日,月曜日。
学級で子どもたちにこの地震の話をしない先生はいないでしょう。
しかし,ここまで大きな震災を目の当たりにして思います。
先生は,子どもたちに何を語ればいいのでしょう。
先生は,子どもたちにどう語ればいいのでしょう。
・地震の怖さ,津波の威力
・避難の方法
・今回の震災の概要
・被災した人々の思い
・救助に当たっている人々の思い
・ボランティアや寄付など,私たちにできること
・家族のつながり
・海外協力
・今,命があることの幸せ ・・・・・
どんな話も,先生の精一杯の熱意をこめて,真剣に語るべき話です。
一方的にニュースの情報を受け取るだけだった子どもたちに,道徳の話をしてあげるべきです。
同時に,このように各学級レベルで話をするだけでなく,学校,地域,そして国レベルで今回の地震を受けた教育の進め方を検討してくことになるでしょう。
まちがいなく,
今回の地震は,教育にも大きなきっかけをもたらす。
そう思います。