学年末です。
学級担任は学年末特有のいろんな仕事を進めてきて,修了式を前に目処がついてきたころでしょうか。
この学年末(学期末)にする仕事っていうのは,普段からするものではなく,年に1~3回ほどしかしない仕事です。
だから,よほどベテランの先生でないと,なかなか慣れないという,もしくはやり方を忘れてしまった,なんてことも少なくないです。
もうひとつやっかいなことに,その仕事の進め方は学校によって違ったりもします。
前の学校のやり方でしていたら,あとになって
「うちではそうしないんだよ。」
なんて訂正が入ったり。
このときはがっかりしますね。
ところで,
私もこれらの仕事でなかなか不慣れ,というか苦手な仕事があります。
まず学級会計簿作成。
学級担任には必要不可欠な仕事で,絶対にミスの許されない仕事ですが,このお金に関する仕事がどうも私は苦手です。
前よりはいくらかできるようになったのですが,なんとなく苦手意識が抜けません。
一般のお仕事と違って,いわゆる「金銭感覚の乏しい教員」なのかもです。
だからいつもこれを作る時期になると,気持ちが重くなります。
今回の分は,なんとか適正に処理することができ,気持ちが一つ軽くなった気分です。
もう一つは,転出に関する手続き。
実は,(私も今回初めて気付きましたが)これまでに「転出児童」をクラスにもったことがありませんでした。
そして今回初めて経験です。
手続きがいろいろと必要なようですが,一切したことがありません。
こちらも,確実に適正に進めなくてはいけない仕事です。
だからこうしました。
苦手な,不慣れな仕事を認めて,誰かと一緒にさせてもらうことも!
転出の手続きを自分で調べて,なんとかやってみようかとも考えましたが,初めてですので,もうこうしました。
同学年の先生に「先生のクラスに学年末の転出児童はいますか?」と尋ねると,「はい,いますよ。」ということだったので,
「すみませんけど,先生が手続きをするとき,ぼくも一緒にさせてもらってもいいですか?うちにも一人いるので。」
すると,先生は快くOKしてくれました。
私もほっとしました。
今回は,先生がするのを横から見ながら,そっくりにまねさせてもらおうと思います。
そして,今回を機に覚えようと思います。
こんなお願い事をする先生を頼りなく感じるかもしれませんが,今はそう思われても仕方ありません。
できないことは,できないと正直に認めて,謙虚にでます。
OKしてくれる優しい同僚がいることが心強いです。
学級担任のする仕事はいろいろとありますが,多くはどの学級の担任も同じ仕事をしているわけです。
片意地張ってすべてを自分ですることなく,できる部分では共同で進めたり,できる人のまねをさせてもらったりすることも,仕事術の一つだと思います。
もちろん,そうして協力してくれる先生への感謝を忘れずに。