授業で子どものやる気を引き出すための手立て。
学級をより活性化させるための手立て。
毎日先生が苦心していることですね。
基本的には,教師が整える環境や指導技術がメインとなり,それらは学級の中に目が向けられています。
ここで一転。
目を向ける方向を変えてみます。
学級の外に目を向けてみます。
すると「なるほど,これを利用しない手はない。」ものが見つかります。
例えば
地元新聞への投稿や,地元広報誌へのアピールは結構な確率で掲載される!
ことをご存じでしょうか。
地元新聞の「地域覧」や地元広報誌は,いつもネタを探しています。
学校で取り組んだ大きなイベントは当然だし,学級で取り組んだ小さな珍しいことも,十分なネタになるようです。
要は,子どもたちの活動をそこへ届ける人がいてくれるかどうかです。
その役目を担任の先生がしてもいいし,PTA広報部にお願いしてもいいし,学級役員さんに協力をもらってもいいでしょう。
取材が決まり,掲載が決まれば,子どもにとってはとてもエキサイティングな話題となります。
自分たちの活動が新聞などに掲載され,多くの人の目にふれるとなれば,一層やる気が高まることは間違いありませんね。
学級の中だけでは味わえない貴重な経験となるでしょう。
地元新聞を見ていれば,同じ学校や地域の活動がよく掲載されていることも多いことに気付きます。
なるほど,新聞社へしょっちゅう売り込む誰かがいるんでしょうねぇ。
ちなみに,私も経験があります。
前任校の小さな学校にいたときですが,
①子どもの社会科学習のレポートを地元新聞に送ったら,「読者ひろば」に見事に採用,掲載。(その子は図書券2000円分ゲット)
②地元新聞社主催の年賀状コンクールに子どもの作品を応募したら最優秀賞を獲得。(その子も,何か忘れたけど商品ゲット)
③クラスで取り組んだ総合学習の成果を,NIE(Newspaper In Education)で取り上げられ,レポートが一面にでかでかと掲載(これも図書券ゲット)
④地域に伝わる郷土芸能に取り組む様子が,とある雑誌社の取材を受け,数ページにわたり掲載(その雑誌は一生の宝物です)
短い期間で,わずかな児童数での取り組みなんですが,それでもこれだけの成果がありました。
こちらから応募したものもあれば,あちらから声をかけていただいたものもあるのですが,これらのときの子どもの目の輝きは,やはり違ったと思います。
外部との連絡調整が必要になる作業ではありますが,年に一回でも,子どもたちにそんな経験をさせてあげられたらいいですね。