明日が地域の水泳記録会です。
各小学校から代表選手が集まり,競い合う恒例行事です。
今日はその会場準備ということで,各学校から数名,先生が呼び集められました。
今年,私は体育主任でも,体育部員でもない(同学年に体育バリバリ専門の先生がいるから)のですが,こんな作業には当たり前のようにかりだされます。(笑)
真夏のプール。
最高気温35度に,まさしく達するその時間に作業が始まりました。
集まった先生たちの思いはただ一つ。
(早く終わらせよう)
です。
主な作業内容はプール周辺のテント張りです。
本部側,児童席側,そして応援席側と,多くのテントを張らなければいけません。
軽トラックで骨組みが運び込まれ,作業が始まりました。
ガシャン
ガシャン
ガシャン
あっという間に,1組張り終えました。
思わず,隣にいた先生と声を合わせてしまいました。
「早いね~」
さすが,学校の先生,いや,各学校の体育主任を務めるほどの人たちです。
テントの張り方はすっかりみんな心得ていますね。
もう作業の途中に言葉は一切要りませんでした。
みんなが,阿吽の呼吸です。
これには,暑さも忘れて,私はちょっとした感動すら覚えました。
「学校で,子どもたちと張るときは,1つ張るのにめっちゃ苦労するんですけどね~」
そうなんです。
運動会やバザーなど,学校にテントを張るときは,高学年の子どもたちの力を借りることがほとんどで,そのとき指示役となる先生は,大変な労力を使います。
指示が下手だと,時間がかかるだけでなく,ひどいときはテントが立ちません。
今日,ふと思ったのは
各学校でテントを立てるときは,お互い様ということで,近隣学校からテントエキスパートの先生たちが集まるっていうのができれば,かなり楽になるのでは…!
…できないでしょうね(笑)
やっぱり各学校で張るときは,それなりの苦労をしないといけなさそうです。
それも子どもたちにとっては一つの経験になりますし。
そう言えば,初任の頃,先輩に言われたことを思い出しました。
テントをばっちり張れるようになってこそ,教員は一人前。
体育の先生から言われましたね。
小学校の先生であれば,どこの学校に行っても「テント張り」という仕事は必ずあります。
地味でおもしろくない仕事だけど,そこを極めている人がいれば,その学校には大きな戦力になります。
逆に,たまにいますけど,テントの張り方をよく分かっていない先生は,ちょっと恥ずかしい感じがしますね。
(今までテント張りに汗を流してこなかったんですか!)
なんて。