小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教科書で?教科書を?

2013-10-10 23:16:08 | 授業中の攻略法
とある短期研修に参加してきました。
二日間学校を空けましたので、学級のことも色々と心配しながらの研修でした。
明日、子どもたちからどんな報告があるのかな…
覚悟しておきます(笑)
さて
その研修は教科教育に関する基礎講座で、学習指導要領を手元に置いての研修でした。
時にはこんな研修を受けて、基本に立ち返るのもいいことだと思いました。
学んだことで、特に印象に残っているものを短く紹介していきます。
スマホからの更新ですので、短く。
まず、授業は
「教科書を教える」ではなくて「教科書で教える」!!
この基本です。
授業の中で指導すべき内容は、教科書の中身ではありません。
指導すべきは、指導要領中の「指導事項」です。
教科書は、そのためのツールであり、その中に示されている問題や活動は、あくまで教科書会社の案です。
この基本を欠かさないということは、先生の授業づくりのスタンスを間違えないためにも大変重要なことです。
当たり前のこととして分かっているはずなのに、何となく、いつしか教科書を拠り所にして、教科書ありきの授業をしてしまっているときがあることに気付かされます。
教科書が大変優れたツールであることは間違いないのですが、その一線を越えることはないということ。
授業は指導要領の指導事項ありきで、次に子どもの実態ありきです。
その二つをしっかり照らし合わせ、その間にある距離を測り、距離を埋めるために必要なことは何かを考える。
その時教科書が役立つものになるのだが、その使い方は、子どもの実態に応じるならば、多種多様であって当然だということです。