小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

授業が終わったあとの子どもの一言ってグサッときますよね

2015-05-17 20:54:58 | 授業中の攻略法
今日も6年生の算数の授業が終わりました。
そして、終わったと同時にある男の子が一言口にしました。
その一言は、小声で独り言のように言ったものでしたが、私の耳にもはっきり聞こえました。
その一言とは

「おれ、天才になった気分だ」

くぅ~
うれしいこと言ってくれるね~
「天才になった気分」とは、この授業がとても分かりやすくて、自分でメキメキと問題が解けて、それが楽しくて、すごく自信がついたってことでしょ!?
それはまさしくこの先生のおかげ!!
は~
この一言はうれしかったですね。
また、授業後の感想はいろいろと耳にするものですが、これは初めてちょうだいした一言だと思います。
この子は、はっきり言って算数が得意な子ではありません。
いつも苦戦している子です。
結構投げやりなところがあって、私がそばで教えたり、時には渇を入れたりしている子です。
その子が授業後に
「天才になった気分」
とは。笑
いやいや、この授業のどこがよかったのかなと、自負してしまいそうです。

授業の腕前がまだまだなのは承知の上ですが、たまにはこんなふうに子どもの小さなリアクションからでも、うれしい話題を見つけて、また次への活力が出てくるというものです。

授業後の子どものリアクションって、授業者としては気になるものですよね。
言われて残念な言葉としては
「長かった~」
「はぁ やっと終わった」
これは辛いですね。笑
楽しくない時間ほど長く感じられるそうですから。
ごめんね って感じです。
「次の授業何だっけ」
即次の授業を気にする一言。
今の授業は何も印象に残ってないの… 笑
「 はぁ(ため息)」
単なるため息もグサッとくるものです。笑
先生を気遣って言葉にはしないものの、その一つのため息に、この授業がつまらなかったことへの不満がたっぷり込められているのが痛いほど伝わってきます。笑

こんなリアクションがきたときは残念ですが、何よりのリアルなフィードバックです。
怖がらず、見て見ぬふりせず、しっかり受け止めるべきですね。
そして、次の授業ではため息が出させないように、また工夫をするべきです。