小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

○万円もの価値がある?ものを作りました

2015-12-17 21:03:05 | 教師の仕事術の攻略法
通知表作成の時期です。
本校でも学級担任の先生たちはみんなせっせと仕事をしています。

今年、私が成し遂げた大きな仕事として、
「通知表の全面デジタル化」
をしました。
私が学級担任をしているときに、ほしいほしいと思っていたものなのですが、ついに、自分が教務主任になってやりとげることができました。
今年から、本校の通知表はすべてPC作成によるもので、手書き、手押印は一切ありません。
これは成績処理ソフトと通知表作成ソフトが一体となったもので、普段成績をつけたものがそのまま通知表になるというものです。

このデジタル通知表によって、
󾀕通知表作成作業が大幅に効率的になる
󾀕成績処理の信頼性、妥当性が向上する
󾀕全校的に共通使用することで評価活動そのもののやり方の足並みが揃う
󾀕受けとる側には見やすく分かりやすいものになる
というメリットがあると考えています。
使用している担任の先生たちからは、喜びの声をたくさんもらっています。
作った甲斐がありました。
昨年度から2年間かけて段階的に作ってきたものです。
かなりな時間と労力を費やしましたが、できあがったときの達成感は大きかったですし、実際に担任の先生がそれで通知表を完成させて、子どもに渡すところをみると、もう感動ものでした。
この2学期もみんなこのツールを使って通知表をつくっています。
今のところ大きなトラブルもなく順調です。

ちなみに、教務主任をしていると、いろんな教材会社からチラシが届きます。
その中に
「学期末の通知表作成はこれで楽チン!」
みたいなフレーズで紹介されている通知表作成ソフトが結構な数あります。
見てみると、学校購入価格が10万年とか15万円とか。
「もう自分で作っちゃったもんね~」
って思っている私は、
(…これで商売してみるか)
なんて企もうとしています。笑

ところで
職員室で通知表作成のためにPCに向かっている先生のところから、何やら
ブツブツ…
と小声が聞こえてきました。
何か動画でも見てるのかなと思ってこそっとのぞいてみたら…

画面は「通知表の所見」が入力していあるシートになっていて、その声をよく聞いてみると、
「…国語の作文では、自分の体験を順序よく書き表すことができていました。さらに、それを発表するときは… 」
なるほど、
「読み上げ機能」
でした。
この先生は自分が作った所見を、PCに読み上げてもらって、チェックをしているところだったんですね。
へ~
こんなことは私もしたことはありませんでした。
また1つ勉強になりました。
デジタル通知表だからこそできることの1つでもありますね。

とてもいいことだと思いますので、ぜひ他の先生にも紹介して広めていけたらと思います。