新年あけましておめでとうございます。
今年も小学生攻略法をよろしくお願いします。
さて
新年一発目に何を書こうかと考えたところ、1つの昔話が思い浮かびました。
昨年は私にとって、優秀教員の表彰を受けるなど、重要な年になったのですが、その足跡を辿っていくと、ある出来事にたどりつきました。
今日はその話をします。
それは13年前の話です。
遠い昔の話ですが、今でもはっきりと覚えています。
13年前。
私は初任2年目の若造でした。
仕事の苦労に打ちひしがれる毎日。
来る日も来る日も仕事に追われ、毎日夜遅くまで学校に残っては、それでも仕事が終わらず、山のように仕事を持ち帰っていました。
そしてとある休日。
「バッグを買いに行こう。仕事用で、もっとたくさんの荷物を入れられる大きなバッグを」
と、私はお店に行きました。
いろいろと見て回って、1ついいものを見つけました。
デザインもお気に入りで、何といってもサイズが大きくて、これならいつも持ち帰っている仕事を十分に入れられると思えるものでした。
そしてそれを持ってレジに並びました。
私の前には2人ぐらいいました。
私は大きなバッグを持って、じっと待っていました。
そしてレジが進んで、あと1人になりました。
そこで、なぜか、ふと考えました。
「…このバッグに、何を入れるんだっけ」
レジはもうすぐ自分の番というところでしたが、そのわずかな時間に、自分がいつも「山ほど」持ち帰っている仕事を具体的に洗い出してみました。
「見れなかった宿題… 採点の終わらないテスト… 明日の授業の指導書… 各書類を詰め込んだファイル… 」
確かに山ほどの量でした。
これを詰め込むには大きなバッグが必要です。
だから買いに来ました。
が、
私はそのとき思いました。
「何とかならないか。…なるんじゃないか。…だって、あれはこうして、あれはあぁして、あれだって…
うん、できるぞ。できそうだぞ。」
レジの人が
「次の方、どうぞー」
と言いましたが、私は
「あ、いいです」
と、レジを抜けました。
そして、手に取っていた大きなバッグは、元の場所に戻しました。
私は発想を変えたのです。
たくさんの仕事を入れるバッグを準備するのではなく、
バッグを必要としない仕事の仕方に変える
そう決めたのです。
これは、私の中では小さな奇跡とも思えることでした。
とある休日の、このわずかな時間に、初任2年目ほどの未熟な脳みそで、なぜそんな発想の転換ができたのか。
そんな仕事を経験したことがある者ならそれを思いつくのもうなずけますが、私の場合はそれは全くのゼロでした。
一体、そんな私のどこからこんな発想が出てきたのか。
奇跡です。
というわけで、バッグを買うのをやめた私は、それ以降、仕事の仕方を変えました。
時間より効率を
量より質を
求める仕事の仕方に変えていきました。
すると、若造にもできることがどんどん見つかっていきました。
やればできるものでした。
それがうれしくて、もっとできることはないか、もっとよくなるものはないかと、向上心を強くするばかりでした。
その中身の具体的なことは、もちろんこのブログに何年もかけてコツコツと記しています。
今思うと、あの日のあの出来事が、私にとって大きな転機となっていたのではないかと思えます。
私の仕事の仕方は、間違いなくあの日がスタートでしたから。
バッグに関して言うと、私はもう何年も前から、仕事用のバッグを所持していません。
少し恥ずかしいぐらいですが、仕事は行きも帰りも手ぶらです。
USBすら持っていません。笑
もしあの日、あのまま巨大なバッグを買っていたら、今の私は違う私になっていたのかもしれません。
さあ、1年のスタートがものすごい古い話になってしまいましたが、とにかく今年もがんばっていこうと思います。
あのときとは、自分の立場も周りの環境も随分変わっていますが、芯にあるものは変わらないと思っています。
いずれこのブログでも書く日が来ると思いますが、おそらく私は今年大きな変化を迎える1年になります。
その心構えを今は作っている段階です。
がんばります。
読者の皆様にとっても、健康で、幸せな1年になることを願っています。
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。
今年も小学生攻略法をよろしくお願いします。
さて
新年一発目に何を書こうかと考えたところ、1つの昔話が思い浮かびました。
昨年は私にとって、優秀教員の表彰を受けるなど、重要な年になったのですが、その足跡を辿っていくと、ある出来事にたどりつきました。
今日はその話をします。
それは13年前の話です。
遠い昔の話ですが、今でもはっきりと覚えています。
13年前。
私は初任2年目の若造でした。
仕事の苦労に打ちひしがれる毎日。
来る日も来る日も仕事に追われ、毎日夜遅くまで学校に残っては、それでも仕事が終わらず、山のように仕事を持ち帰っていました。
そしてとある休日。
「バッグを買いに行こう。仕事用で、もっとたくさんの荷物を入れられる大きなバッグを」
と、私はお店に行きました。
いろいろと見て回って、1ついいものを見つけました。
デザインもお気に入りで、何といってもサイズが大きくて、これならいつも持ち帰っている仕事を十分に入れられると思えるものでした。
そしてそれを持ってレジに並びました。
私の前には2人ぐらいいました。
私は大きなバッグを持って、じっと待っていました。
そしてレジが進んで、あと1人になりました。
そこで、なぜか、ふと考えました。
「…このバッグに、何を入れるんだっけ」
レジはもうすぐ自分の番というところでしたが、そのわずかな時間に、自分がいつも「山ほど」持ち帰っている仕事を具体的に洗い出してみました。
「見れなかった宿題… 採点の終わらないテスト… 明日の授業の指導書… 各書類を詰め込んだファイル… 」
確かに山ほどの量でした。
これを詰め込むには大きなバッグが必要です。
だから買いに来ました。
が、
私はそのとき思いました。
「何とかならないか。…なるんじゃないか。…だって、あれはこうして、あれはあぁして、あれだって…
うん、できるぞ。できそうだぞ。」
レジの人が
「次の方、どうぞー」
と言いましたが、私は
「あ、いいです」
と、レジを抜けました。
そして、手に取っていた大きなバッグは、元の場所に戻しました。
私は発想を変えたのです。
たくさんの仕事を入れるバッグを準備するのではなく、
バッグを必要としない仕事の仕方に変える
そう決めたのです。
これは、私の中では小さな奇跡とも思えることでした。
とある休日の、このわずかな時間に、初任2年目ほどの未熟な脳みそで、なぜそんな発想の転換ができたのか。
そんな仕事を経験したことがある者ならそれを思いつくのもうなずけますが、私の場合はそれは全くのゼロでした。
一体、そんな私のどこからこんな発想が出てきたのか。
奇跡です。
というわけで、バッグを買うのをやめた私は、それ以降、仕事の仕方を変えました。
時間より効率を
量より質を
求める仕事の仕方に変えていきました。
すると、若造にもできることがどんどん見つかっていきました。
やればできるものでした。
それがうれしくて、もっとできることはないか、もっとよくなるものはないかと、向上心を強くするばかりでした。
その中身の具体的なことは、もちろんこのブログに何年もかけてコツコツと記しています。
今思うと、あの日のあの出来事が、私にとって大きな転機となっていたのではないかと思えます。
私の仕事の仕方は、間違いなくあの日がスタートでしたから。
バッグに関して言うと、私はもう何年も前から、仕事用のバッグを所持していません。
少し恥ずかしいぐらいですが、仕事は行きも帰りも手ぶらです。
USBすら持っていません。笑
もしあの日、あのまま巨大なバッグを買っていたら、今の私は違う私になっていたのかもしれません。
さあ、1年のスタートがものすごい古い話になってしまいましたが、とにかく今年もがんばっていこうと思います。
あのときとは、自分の立場も周りの環境も随分変わっていますが、芯にあるものは変わらないと思っています。
いずれこのブログでも書く日が来ると思いますが、おそらく私は今年大きな変化を迎える1年になります。
その心構えを今は作っている段階です。
がんばります。
読者の皆様にとっても、健康で、幸せな1年になることを願っています。
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。