何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

君の夏、新しい明日①

2018-07-17 01:01:01 | ひとりごと
今年の夏は、終わった。

そう、J君の高校野球が終わったことで、私の夏も終わった・・・・・はずなのだが、それを覆す(かもしれない?)ニュースと本を読んだ。

昨年の秋季大会直後から痛めていた肘のせいで、
年明けには、もうレギュラーになる可能性が無いことは分かっていたのに、
相変わらず、朝も早くから夜は遅くまで練習に励む(参加する)君に掛ける言葉がなかったよ

バットを振るだけでも痛む肘では、ベンチ入りさえ厳しいことは分かっていても、
それが現実のものとなった時、
黙って受け留める君にも、少し荒れる君にも、
胸が痛み、でも何も言えなかったよ

だから、私にとっての今年の夏は、
もう春前から終わっていたのだけれど、
♪く~も~は~わ~き~ 光あふ~れ~て~♪ が聞えてくると、やっぱり胸が高鳴るね

君だけでなく、チームの夏が終わった今、
またぞろ甲子園の本を読んで、結局感動しているのだから、なんともはやだね

べつに今更 甲子園の本を探したわけではないんだよ J君
このところ「祈り」という言葉に拘っていたから、
図書館で、ふとタイトルに「祈り」の文字がある本が目に留まり、借りたんだよ
そうしたら、それが甲子園を目指す人達の話だったんだよ
しかも、それは自分の高校時代さえ思い出させるものだったから、
35℃を超える暑さも忘れて読んでしまったよ

その本にはね J君
甲子園というのは、
何代もの人により、数十年にもわたり、受け継がれていくものだと書かれているよ
それはもはや、夢というより悲壮感漂う悲願と云えるんだよ

本書の舞台となる高校と同じく旧制中学を前身とする母校の野球部を、
応援団として応援した日々を思い出させる内容は、なかなかにリアルだったから、
いつかJ君に読んで欲しいと思うけれど、
でも、それは今ではないね

もう、まともには野球ができない肘になってしまった君が、
それでも違う形で、また野球とかかわる気持ちになった頃、
一緒に読みたいと思っているよ J君

そんな本とニュースについては又つづくとするよ

追記
君の野球人生で一番長く背負った番号「1」に、心からのエールを送りたいけれど、
今は何を言っても嘘になりそうな気がするから、
「1」が並ぶ時に、
こっそり、心をこめて掲載することにするよ