四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

谷山浩子『銀河通信』

2022-07-05 14:11:51 | 音楽
auの通信障害。
2日の土曜日、携帯に着信履歴が残っていた。
折り返し電話をしてみる。
ツーツー。そしてすぐに切れる。
何度電話をかけても同じである。

試しに嫁さんの携帯に電話をしてみた。
やっぱり同じでツーツーといって切れる。

もしかして壊れたか・・。
息子に電話のことを言うと「今、auは通信障害」だと言う。

ニュースを見ると2日の未明からだしい。
3日には復旧できるようなことも言っていた。
しかし3日の日も繋がらない。
着信履歴の人とは大事な打合せがある。
ラインでは繋がっていない。

Cメールは届くだろうか。
試しに用件を書いて送ってみた。
しばらくして返信が来た。
どうやらCメールは繋がる。
でも会話はやっぱりこの日も出来なかった。

昨日4日、ニュースはほぼ復旧したと伝えていた。
しかしお昼に電話をしてみたがやっぱり繋がらない。
私の携帯は「ほぼ」の中に入っていなかった・・・。

デジタル社会になって気付く。
少しだけの失態で大きな障害。
改めて気づくアナログ社会の良さ。

電話で思い出した。
谷山浩子さんの『銀河通信』

♪真夜中ひとりで 黙っていると 
 遠く遠くから 電話がかかる 
 もしもし きみは元気ですか 
 淋しくて 泣いてはいませんか   
 それはどこか 宇宙の果ての   
 知らない星からの 長距離電話   
 窓をあければ 暗い夜空に   
 いちめんの星たちが 光りさざめく

  真夜中ひとりで 黙っていると 
 遠く遠くから 電話がかかる 
 もしもし 少しつらい夜です 
 きみの窓の灯りを 想っています   
 百億光年 はるか彼方の   
 きみをなぜだか 信じられます   
 銀河はめぐり 星は消えても   
 ひとつの想いは 消えず流れる 
 
谷山浩子さんの詩の世界は好きだ。
まるで絵本の世界を描いている。
一つ一つのページの情景が浮かぶ。

この歌で特に好きな歌詞が3番。

♪真夜中わたしも 電話をかける 
 心の奥の ダイヤルまわす 
 もしもし 見知らぬわたしの友だち 
 わたしはちゃんと 歩いています   
 今は小さな 命の種が   
 遠いあしたに 花ひらくまで   
 静かな河が 流れ流れて   
 大きな海に ひろがる日まで

電話をかける。
ダイヤルを回す。
デジタル社会ではないアナログ社会の良さが心に響いてくる。

谷山浩子「銀河通信」
コメント (4)
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