四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

浜田省吾『片想い』

2022-07-20 14:55:04 | 音楽
失恋の数だけ思い出の歌がある。

男は名前を付けて保存。
女は上書き保存。
誰かがそんなことを言っていた。

僕の心の中のフォルダーには、
いくつかの失恋の歌が保存されている。

初恋。
大人の恋に憬れた10代。
叶わぬ恋を経験した20代。
結婚を意識した30代の恋。

失恋をするたびに思い出の歌が1曲ずつ増えていく。
あの頃の歌を聴けば、あの人を思い浮かべる。

♪あの人のことなど もう忘れたいよ
 だって どんなに想いを寄せても
 遠く叶わぬ恋だから

心の中のフォルダーの中にある1曲。
浜田省吾さんの『片思い』

♪気がついた時には もう愛していた
 もっと早く「さよなら・・・」言えたなら
 こんなに辛くは なかったのに

自分の経験した想いがこの歌を物語っている。
叶わぬ恋と知っていたのに・・・。
辛かった。悲しかった。涙がでた。

♪せめて一度だけでも
 その愛しい腕の中で
 「このまま 傍に居て 夜が明けるまで」と
 泣けたなら・・・

いつ聴いても何度聴いても心に沁みる。

♪肩寄せ歩く恋人達
 すれ違う 帰り道
 寂しさ風のように
 いやされぬ心を もて遊ぶ

 あの人の微笑 やさしさだけだと
 知っていたのに それだけでいいはずなのに
 愛を求めた片思い

風の様に去って行ったあの人。
今ごろどこで何をしているのだろう。

名前をつけて保存した失恋の歌。
なぜかゴミ箱に移動することができない。

とくにこの『片思い』は死ぬまで保存されているだろう。

片想い (ON THE ROAD "FILMS")
コメント (2)
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