どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

老子

2019年08月30日 | 読書・歴史
老子は中国の春秋時代、孔子とほぼ同世代の人物とされている。

原文は、わからないので、現代語訳「老子」を読んでいる。


「老子」は、体系的に神話と哲学を語り、人の生死を語った書で、
世界各国で翻訳された、「聖書」とならぶベストセラーだ。

内容が理解できない部分も多いが、新鮮な感動を覚える言葉も多々あった。


学と不学

学は知を増やすが、
不学とは、日々、自分を削り、無為の境地に至ることをいう。

無為:自然のままで、作為的でないこと。


このように、対比する言葉を例示し、
前段よりも後段の方が良い・・と指摘している。

一般的に、学と不学なら、学がある方が良いように思うが、
老子に、不学は自分を削り、無為の境地に至ることができる・・
と言われると、
なるほど・・と、うなずいてしまう。

まさに哲学だ。

他にも、

人を知るは智、自らを知るものを明とす

他者を知るための「智」ではなく、
自分と語り、自分を理解する能力、「自らを知る明(めい)」が大切だ。

人に勝つ者は知有りといい、自らに勝つ者を強とす

人と競争して勝つ外面的な力よりも、自己に克つ内面の強さが大事だ。


上善は水の若し

上善は水のようなものだ。
水はすべてをうるおして争わない。
水は人の嫌がる場(低い所)に流れ込む。


まだ、1/7くらいしか読んでいないが、

脳と心が刺激されている。



現代語訳 老子 (ちくま新書)
保立 道久
筑摩書房
コメント
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