花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

栂池 湿原散策4

2016年07月15日 | 花旅
2016.7.4
ワタスゲ湿原なのにポンポン玉のワタスゲは見る陰もなく・・・とにかく楠川までは行ってみたい! 
雨にも負けずに~


ツアーのバス1台の人たちはとっくに先へ行っています!
後で分かったのですがこの一行と同じコース 同じ宿 大阪の元気のいいおばちゃんたちでした。


ニッコウキスゲがいい感じ~  アブラムシは1つもついていなかったです♪


本降りの雨で前を行く人は傘をさして歩いています。


足元を見れば生つば飲み込みそうになる植物は多いのですが・・・
うれしいことにクロトウヒレンがありました! まだつぼみでも十分出会えた価値が大きいです。
アザミに似た美しく妖しげな花を咲かせるのはもう少し先のようです。








楠川にかかる橋!!!このあたりでシラネアオイを前に見たことがありました。
先へ行くには少し上りが続く・・・


どうしようかと思案中・・・


黄色の花はシナノキンバイだと思います。白いセリ科はシラネニンジン?

ヒロハユキザサ

楠川を渡る前にもヒロハユキザサはたくさん見ていて花には初めてお目にかかれました。




楠川の少し先に最後のトイレがあるのですがそこでお水を飲んで結局雨に負けて引き返すことに・・・
この先にある「延命水」も飲めず 浮島湿原へも展望湿原へも行かれずとっても残念
戻る道すがら来るとき以上に花の色々が目について泣きたいほどでした。
心の目は固く閉じ込めひたすら歩きに没頭するしかないです。この橋は忘れることができなくなりそう




ロープウェイ乗り場まで下りてきました。そのすぐ近くにはダケカンバに絡みついたツルアジサイが!
行き帰りに鑑賞したのですが下の写真は始めに撮ったとき  
ミズキと一緒の写真は帰りに撮ったものです。


右のほうの白い花はミズキだと思います。帰りのこのときは青空も出たりしてよかったのですが・・・


マタタビの葉が白くなって!




ヤマブキショウマだと思います。


ロープウェイ乗り場近くから下を見たところ 晴れて青空なんかも見えたりするのです。


帰りのロープウェイの中から  霧が立ち昇る様子  雲はまるで湧き出てくるようです。



悔しさの心をここに置いて・・・再びの巡り合いができることを願っています。
長くごらんいただいてありがとうございました。栂池高原の思い出はこれで終わりにします。
この日の夜には道路も乾いて幸先よさそうです!次の日の八方尾根の散策を期待して!

栂池 湿原散策3

2016年07月14日 | 花旅
2016.7.4
雨は降ったり止んだりからとうとう「降ったり降ったり」になってしまって・・・止み間がなくなりました。
そのとき! 見たかったクロツリバナが目の前に現れて! 
雨はとにかくこの花はどうしても撮っておきたくて♪  初めてお目にかかれました!
雨のしずくがまとわりついて粘り気を感じるような花になってしまったのは悔しいけれど・・・








雨にもめげず歩を進めると! 風穴のところまでやってきました!
ひんやりした空気のためでしょうか 残雪です・・・





風穴近く一帯はキヌガサソウの群落!!!
この場所では10年前の記憶がはっきりとよみがえりました。そのときもここで感動したのでした♪
木道を挟んで左右にかたまってとってもきれいに咲いていました。
咲いて間もない新鮮なキヌガサソウに歓迎されました!














ミズバショウの残り花 なんとかそれらしく!


木の根元を飾るマイヅルソウ


コイワカガミ  もう終盤でほとんど花はついていなかったのは残念


水田?なんて思いそう  池塘に生えていたこれは ヤチスゲ?




モウセンゴケもいっぱい  遠いのも残念無念

栂池編はあと1回で終わります・・・

栂池 湿原散策2

2016年07月13日 | 花旅
期待していた花の中のひとつ  キヌガサソウに出会えました。最初に目にしたのはピンク色の花
咲いた後の時間経過のためうすい桃色に変化してきれいです~

キヌガサソウは真夏になると緑色を帯びてくるものもあるそうです。
そうなると白・ピンク・緑色 と3色も見られることになって 一花で3倍もの楽しみが得られることになります♪






名前を調べても分からない ランの花  
シロウマチドリの色は薄い黄緑色でしょうから それでもなさそう だったらミズチドリ?不明にします。
脇にある草は尾瀬でよく見られるクロバナロウゲの葉に似ています! 花はこれから♪
ランの花と同じくらい思い入れが強いクロバナロウゲですがここにもあったんだ!

このランはミズチドリではないことは分かりましたが?マークのままにしておきます。






これだけは見逃せないっ!って強い思いを抱いてここまでやってきました。
タケシマラン!!! 雨が降っても槍が降っても見たら必ず撮っておこうって決めていました。
意気込みと比例することなく・・・写真がうまくいかなくて心外





もうひとつはオオバタケシマラン どっちも似ているのですがタケシマランより広幅の葉のほかに

花柄に急な角度がついて! 裏返すと見やすい








雨だから!とってもきれいに見えた ヒオウギアヤメ




一息入れるのには歩いてきた道を振り返ってみる!


ツマトリソウ マイヅルソウ  まだ美しい状態のままで見ることができました。








ショボショボしていない花をやっと撮れたかな~ カラマツソウ


つぼみがついていましたが・・・何ユリなんでしょう  クルマユリの葉の付き方とは違うよう・・・
栂池で咲くユリの花は「クルマユリ」 だけだそうですので これはクルマユリでした♪


イワイチョウ  花は終わり頃で少しだけ♪


遠くて残念  コガネイチゴ・・・でいいと思います。
コガネイチゴは間違いで チングルマでした。まだ花が残っていたのです。



タテヤマリンドウ  咲いていました! ここにもクロバナロウゲは葉だけ写っています。





とうとう雨は本降りに・・・写真を撮るのもままならなくなってきました。

続きます・・・

栂池 湿原散策1

2016年07月12日 | 花旅
2016.7.4
木道を歩きながら湿原の植物鑑賞!  このころ 雨はあまり降っていなかったのでラッキーでした。




これもラッキーなことに!すぐ目の前にオオシラビソ(アオモリトドマツ)の木がありました!
黒っぽい松ぼっくりはオオシラビソの球果でしょう  白馬村では昔からこのオオシラビソのことを 
「栂の木(つがのき)」と呼んでいたことから 「栂池」 となったのだそうです。
オオシラビソといったらほとんど高木で球果を目の前で見ることなどできないと思うのに運がよかった!
花が咲いたところも見てみたいものです。球果と同じような明るい青紫色の花が咲くということです。


下のほうの枝  美しい色をしていました。


地味系・・・見たいと思っていた オオカサスゲ これはもう果実になった状態みたい

上のほうはというと・・・花が咲いているのだと思います。これも中々いいなと感激~


時折はくっきりと見渡せるのですが・・・真ん中右あたりにはダケカンバが!



コバイケイソウはすでに終盤 たまに花がきれいな株を見ることができました。


期待度が高かったサンカヨウですが・・・もう果実になっていました。


いつ見ても美しいと感じる ベニバナイチゴ


ミズバショウはこんなことになっていました。


ヤモリ? イモリ? 雨をたっぷり浴びられて気分いいでしょう♪


ダイナミックな黄色い花の オタカラコウ


小さな花をいっぱい咲かせていたのは ミヤマキンポウゲ

お天気はあまり気にならない湿原歩き  晴れのときも雨のときも好きです~
ただカラマツソウなどは濡れると可哀想なくらいぐったりびっしょり ワタスゲのポヤポヤも同様
贅沢言わずそのとき限りの出会いを受け入れることにしましょう♪     続きます・・・

雨の栂池

2016年07月11日 | 花旅
なんとかお天気よくなるのかしら・・・それとも・・・
ここに着いたときには晴れそうだったのに・・・     2016.7.4



でもすぐに霧が深く立ち込める・・・サルオガセには似合っているのかも



いの一番に見たのは! オガラバナ? 見られると思っていましたが初めてなのでよく分からなくて
ミネカエデのそっくりさんもあるというし・・・花色は黄色っぽい感じがします。



多分これがミネカエデ  花の色は白と言えそう



雨の準備はしてあるので途中で降られても大丈夫! といっても降ってほしくない・・・


ロープウェイ下りた先 ここから花三昧!!! 丁度10年前の一週間遅れで初めてここを訪れました。
もう10年も経ったなんて・・・長いようで短いようで・・・



ベニバナイチヤクソウたちに にこやかに迎えてられてご機嫌♪


その次はハクサンチドリ


またしてもランの花  これは初めて目にした ノビネチドリでした!


まだ花が咲いていてくれた! アカモノ


ゴゼンタチバナがうちそろって可愛らしいです



これもランの花  地味系でもとっても気になるのです・・・キソチドリ? それともホソバのキソチドリ?
上のほうに小さな葉がついていました。花が咲くのはこれからでしょう


ホソバとただのキソチドリ 葉で見分けるというより花そのものの違いがありそう
この仲間は似ているものが多くとても分かりそうもないので 「あいまい」 ということにしておきます。
下のほうに大きめの葉が1枚  



まだたくさん見てきましたが省略して・・・ヒュッテに着きました!
雲海のように重く雲が垂れこめて・・・霧はあっという間に周りの表情を一変させます!
晴れて青空が見えたり 急に曇って雨になったり・・・きまぐれなお天気に翻弄されつつ前に進みました。



ウラジロナナカマドの花


オトギリソウ? イワオトギリ?


ちょっとでも遠くの景色が見えたら撮っておきます~
これくらいだととっても気持ちよく歩くことができます♪


植物の名前は間違いが多いかもしれませんのであしからず・・・でお願いします。
次は木道を歩きながら湿原を散策します・・・

アカメガシワ? サトイモ科2種

2016年07月09日 | 小石川植物園
こんな花が咲いていました。この木は初めて目に留まったのです。
アカメガシワに似ているようで・・・でも違うように見えたり・・・花色がうすいです。
色々迷ってもやっぱりアカメガシワの雌花にしておきます!















葉だけを見るとウラシマソウに見えてしまう・・・
重複になっても名前をすぐに忘れるのでもう一度!  ピネリア・ペダティセクタ  サトイモ科ハンゲ属











もうひとつは オオハンゲ  すっごく大きな葉に成長して!
場所によっては巨大と言っていいような葉をしているものも見られます!






栂池や八方尾根の花旅は写真の整理をしてそのうちまとめができるようにする積り♪

シチダンカ? ホタルブクロほか

2016年07月08日 | 小石川植物園
小石川へ行くたびに気になっているのに写しにくい位置にあるためそのままになっていました。
6/18のときです。もう花は終盤で装飾花は下向きになっています。
名札なし 名前も分からず奥まった場所にあり ほかの木や草が手前に生え近くまで行かれない
という写真を撮るにはどうにも不向きゆえ つい横目で見るだけになっていました。
夕菅さんが取り上げてくださった「シチダンカ」を見て これもそうなのかしら・・・そう思ったのでした。


花や葉の大きさといったら普通のアジサイ類とは異なりとっても小さいです。








終わりを告げ下を向いた花を押し上げて撮ったのですが・・・ガクヘンが重なり合っています。

七段にはほど遠いもののいくつか重なっていました。
何年も眺めるだけになっていたこの植物はもしかして「シチダンカ」? そうだったらうれしいです!





ホタルブクロ


「ホタルブクロ」? 「ヤマホタルブクロ」? いつも悩みます




ここを見れば一目で分かるのに・・・すぐに忘れる困り者
ホタルブクロは小裂片(付属体)が反り返る



ハタザオキキョウ






再びのナミアゲハ   目の前で舞いを披露してくれました♪









高尾山(5)最終回

2016年07月03日 | 花旅
2016.6.26
キジョランは初めて見たので予想とは違い大いなる誤解もあり今考えるとおかしくて・・・
どんな葉をしているのかビジターセンターのイラストを見ておおよその形は一応頭に入れたものの
これがキジョランという確信がなくしかも至るところにありすぎてどうなんでしょう・・・ってなりました。  
こんなにキジョランがあるはずがないと思い込み「この葉はキジョランではなくてなにかほかのものだ」
なんて勝手に決めつけたりほかの人に聞いても分からないと言われて散々悩むことになりました。
結論は  この下の写真の葉は キジョラン でよかったのでした♪


キジョランってすっごく貴重な植物でごく少ない・・・なんて思っていました。
ところがわんさかあるのです! ツルになっているので絡み合いもつれあいほかの木を我が物にして
大いにのびのびと我が世の春を謳歌している!そんな感じでした。





緑色の果実が!!!これを写しているときはなんの実なのか分かりませんでした。
後でこれがキジョランの果実だと知ることになり写しておいてよかった!と感激しています。
カラスウリの二倍くらいの大きさ  
今頃果実がついているということは遅くに咲いた花からできたのでしょうか・・・
冬には美しすぎる絹糸のような綿毛を出してくれるかもしれない♪ 
この綿毛が鬼が髪を振り乱した姿に似ていることから「鬼女欄」という名前がついたそうです。



野草園へ行ったときにこの写真を見てキジョランのことが分かったのでした。
ここへ立ち寄ってみた一番の収穫!
キョウチクトウ科(←ガガイモ科)キジョラン属のツル性植物で有毒
旅をするアサギマダラの食草として大事に守っていきたい植物  
いつかはアサギマダラの痕跡でも見られたらうれしいです。



下りのときに見てきた植物   今迄見たムラサキニガナの中でダントツ1位の美しさ!
色から姿から とにかく美しさの極みを見せてくれたと言えそうです。
こんなにきれいなのに写真はボケばかりでムラサキニガナに申し訳ないです。









ここにもいた ザトウムシ



これは ミヤマナミキ? 自信なし







野草園で見られた植物  イセハナビ


つぼみができていた キレンゲショウマ




まだ不明のまま  スギの一種? 松ぼっくりみたいなのがついていますがスベスベしているよう
コウヨウザンに似ているような違うような・・・

こいもちゃんに教えていただいて名前が分かりました.  カヤの果実でした。!イチイ科カヤ属
なんだか急に身近になったようで親しみが増したのはカヤノキのことを知ったお蔭です!ほかの場所でも見つけたくなります♪




最後はなにかがつかえているような形になりましたが高尾山は行くたびに奥が深いということを
教えてくれるようです。
四季折々 足元の植物 高い樹木 それぞれになにかしらの感動を得られるに違いないです。
長い間ごらんいただいてありがとうございました。


明日から信州方面へ二泊三日の花旅を計画しました。梅雨どきゆえお天気と相談しながら変更したり決行したりになりそうです。
しばらくお休みしますので よろしくお願いいたします

高尾山(4)

2016年07月02日 | 花旅
2016.6.26  下りは3号路~自然園へ向かうコースにしました。
下りて行く途中に見たことのある花の後が!





この葉は忘れられないっ! 小石川植物園で見たあのウツギでした! カナウツギ~
花が咲いた後の様子まで瓜二つ! こういうときに植物園のありがたみを感じます。



雨の後ということもあり キノコの色々がすごく多かったです。




気になる白い泡のかたまり  地面のあちこちに泡ができているのです。
ほかの人たちもこの泡はなにかと気にしているようでしたがみんな 何なのか分からずにいるだけ
なにかのカエルの卵? それとも・・・ 粘菌か・・・とも言われているようですが結局調べても不明



少し薄暗い林の中  美しい葉がありました。
なんの葉なのか分かりませんがいずれ分かったらいいと思って!





またまたウツギの花の咲いた後が・・・これも葉に特徴があります!

対になっている葉は葉柄がほとんどなく茎にしがみつくようになってる!
なんか無理やり押し付けているようで笑えます!!! このウツギは マルバウツギ でした♪
マルバウツギは花序の下の葉は柄がない  花は円錐花序  萼片と花柱が残る





先へ進んでいくと・・・このあたりは相変わらず薄暗く道幅が狭く怖いです。  こんな花が出てきました。
これは大がいっぱいつくほど好きな花の部類~  カモメヅルのなにか? とても小さいので写しにくい


ツル性なのでほかの木にからんで葉の様子はごっちゃになって見えます。
サルトリイバラのような葉がすごく邪魔




カモメヅルって種類がたくさんあって・・・違いが分かりそうな花が写っているかな・・・

アップにした花を見たらなんとなく毛が生えているように見えます!


オオカモメヅルは花弁が幅広で毛がある・・・という記述があります
これはそのオオカモメヅルではないかと思いました。初めて出会ったカモメヅルの仲間 
名前に自信がなくても嬉しさははかりしれないです♪  
名前はオオカモメヅルと「オオ」がつくのに花の大きさといったら5ミリくらいなので目が疲れました。


続きます あと1回・・・

高尾山3

2016年07月01日 | 花旅
もっとゆっくり・・・って思ってもすぐに頂上に着きそうです。目をキョロキョロしていると!
見たことのないランのなにか・・・一体なんでしょうか
もっと落ち着いてゆっくり写せばよかった・・・後悔先に立たずでしした。
調べてみたところエゾスズラン(アオスズラン)のようですがはっきり言えません。草丈は50センチくらい
つぼみは始めかたまっていて後に草丈が伸びるにつれてつぼみの間が広がっていくようです。









イチヤクソウがありました! 
斜面の上から下から見られるのですがなにしろ遠くてこれが精一杯でした





気になる草 これがたくさんありました。つぼみを持っているのを見つけたので名前不明でも記録にします!


ここのギンリョウソウはとってもおしゃれ~童話の中にこんな愛嬌ものが出てきそうです ルルル ルッルル~♪

おとぎの国の森の中 妖精たちが楽しそうに遊んでいるよう♪    ウヒウヒウヒウヒ  


これはカシワバハグマでしょう♪  小さいつぼみ~



そうこうしているうちにもう頂上間近になりました。ミズキの白い花がまだきれい(^^♪


高尾山頂上に  とうちゃこ~      言ってみたかったセリフ   ここからは人生下り坂最高になるのか・・・     


早速目の前の景色を見てみます!  遠くから近くから 濃淡のついた山なみ

富士山はよく見えていたのに・・・ほんの一瞬で雲がかかって残念


ここのおそばはまだ食べたことがなかったので楽しみにしていました。
まるでうどんのような強いコシで噛みごたえがあり量も多い!  山芋の冷やしざる蕎麦 ¥1000前払い


続きます・・・