"我流"植物画の描き方
植物画(ボタニカルアート)を少しづつ描いています。
最初に画題(モチーフ)は庭に咲いている花、野山の植物、果実等で決めていきます。画題は決まりますが、構図を描くとなかなか上手に描けません。色々な本で習いましたが、多少の上達はあったにしてもイマイチの出来具合でした。色々な方法を考え何とか構図を描くことが出来るようになりました。
構図が出来れば、後は塗り絵の状態です。塗り絵をするのに順番や方法がありますので紹介します。
1. 0.3mmのシャープペンで画用紙に構図を出来るだけ薄く、細く描きます。
2. 花は"しべ"を残し平塗りをします。
3.葉は薄い青みかがったグレーを彩色筆の中で平塗りします。
この色が葉の下地の色になります。葉の光った部分はぼかしを使い残していきます。
4. 葉の裏は色が薄いので黄色に少し緑色が入ったもので彩色します。
ここも光って見える部分はぼかしを入れておきます。
5. 枝の先の方は新しいので明るい色をしています。
彩色筆の小で塗ります。
元の方は古いのでいくらか濃い色で彩色していきます。
違う色なので必ず筆を洗います。
6. 花の部分が乾いたところで同じ色を使い、ぼかしを使いながら彩色していきます。
花びらの付け根のほうから先に向かってぼかしていきます。
色を塗り重ねるので色が濃くなっていきます。
7. 葉の表面は主脈を残しぼかして彩色します。
枝の部分も下側を彩色筆の小で重ね塗りをして影を作ります。
8. この彩色をするまで3回の重ね塗りをします。
重ね塗りをする場合、前の絵の具が乾いてから塗るようにします。
9. 葉の裏側もぼかしを使いながら彩色していきます。
光の当たる部分はぼかしを入れ明るくします。
更に花の鮮やかさを出す為花弁の付け根から先に向け重ね塗りでぼかしていきます。
10. 蕾に色づけします。先端は濃い目にします。
基本の色に溶け込むよう適当にグラデーションをします。
枝の部分も面相筆で重ね塗りをして、更に影をつけコントラストをはっきりさせます。
花の陰の部分を濃い目の色でぼかしを入れながら彩色していきます。
11. 塗り残しや色具合を見ます。
落款を落とし完成です。
平均して構図から完成まで1日2時間位づつ描きながら約1~2ヶ月位かかりますが
ゆっくりのんびり描いていると知らぬ間に完成になります。
自分で楽しみ、飾り、満足できればそれが一番の自分に合った芸術だと思います。
秋の夜長、暇を見て一度試してみたらいかがでしょうか?
植物画(ボタニカルアート)を少しづつ描いています。
最初に画題(モチーフ)は庭に咲いている花、野山の植物、果実等で決めていきます。画題は決まりますが、構図を描くとなかなか上手に描けません。色々な本で習いましたが、多少の上達はあったにしてもイマイチの出来具合でした。色々な方法を考え何とか構図を描くことが出来るようになりました。
構図が出来れば、後は塗り絵の状態です。塗り絵をするのに順番や方法がありますので紹介します。
1. 0.3mmのシャープペンで画用紙に構図を出来るだけ薄く、細く描きます。
2. 花は"しべ"を残し平塗りをします。
3.葉は薄い青みかがったグレーを彩色筆の中で平塗りします。
この色が葉の下地の色になります。葉の光った部分はぼかしを使い残していきます。
4. 葉の裏は色が薄いので黄色に少し緑色が入ったもので彩色します。
ここも光って見える部分はぼかしを入れておきます。
5. 枝の先の方は新しいので明るい色をしています。
彩色筆の小で塗ります。
元の方は古いのでいくらか濃い色で彩色していきます。
違う色なので必ず筆を洗います。
6. 花の部分が乾いたところで同じ色を使い、ぼかしを使いながら彩色していきます。
花びらの付け根のほうから先に向かってぼかしていきます。
色を塗り重ねるので色が濃くなっていきます。
7. 葉の表面は主脈を残しぼかして彩色します。
枝の部分も下側を彩色筆の小で重ね塗りをして影を作ります。
8. この彩色をするまで3回の重ね塗りをします。
重ね塗りをする場合、前の絵の具が乾いてから塗るようにします。
9. 葉の裏側もぼかしを使いながら彩色していきます。
光の当たる部分はぼかしを入れ明るくします。
更に花の鮮やかさを出す為花弁の付け根から先に向け重ね塗りでぼかしていきます。
10. 蕾に色づけします。先端は濃い目にします。
基本の色に溶け込むよう適当にグラデーションをします。
枝の部分も面相筆で重ね塗りをして、更に影をつけコントラストをはっきりさせます。
花の陰の部分を濃い目の色でぼかしを入れながら彩色していきます。
11. 塗り残しや色具合を見ます。
落款を落とし完成です。
平均して構図から完成まで1日2時間位づつ描きながら約1~2ヶ月位かかりますが
ゆっくりのんびり描いていると知らぬ間に完成になります。
自分で楽しみ、飾り、満足できればそれが一番の自分に合った芸術だと思います。
秋の夜長、暇を見て一度試してみたらいかがでしょうか?