田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

たとえ病んでも高齢者は尊敬に値する

2020年01月18日 | 人間・社会

現在病んでおられようが認知症であろうが、

私は高齢者を尊敬する。

 

人を大きく傷つけた人は論外なんだけれど、

たとえイジワル婆さんだと言われる人にも尊敬の念を持つ。

 

あの戦時を乗り越え、

今では考えられないほどの家事の多難さや仕事の大変さ。

何よりも価値観などの激変の中、

沢山の試練を乗り越え、

家庭や地域や社会の中で生き抜いてこられたんだもの。

 

おかげで私たち終戦後っ子は、

そういう方々のおかげに、

有り余るほどの恩恵を受けたのではないかな。

 

私など今、

暖房機があっても、

ああだこうだと言っている冬なのに、

高齢者の方々は、

ビニール手袋もない素手で洗濯をし、

薪でお風呂を沸かし炭のこたつで暮らした。

 

車など当然なく、

2里も3里も歩いたというような話も聞く。

スニーカーなんて良い靴もなくて、

歩きにくかっただろうに。

(私は月星マークの運動靴から始まった)

 

便利な製品や機械もない中で、

不便や困難に負けずに生き抜いてこられたのだから、

本当に頭が下がる。

 

そういう高齢者の方々が病んだり

病気ゆえのおかしな言動をしたりしても、

恩を受けた我々は、

温かく支えてあげるのが当然なことではないかな。

 

病気でそうなってしまったんだから、

それによって、

これまでの業績が消えることはない。

 

けれど、

介護者の気持ちもよくわかる。

 

私もわずかな介護期間だったけれど、

自分のほうが先に倒れそうになったし、

認知症のような症状時には、

あることないこと、

悪者にされちゃうんだし、

こちらの精神が破綻してしまいそうになるくらい大変だったもの。

介護はきれいごとなど言えないほど過酷だものね。

 

でもである。

身近な方がそうなったら、

そして病んでしまったら、

温かく接してと願わずにはいられない。

 

これまでのご恩を考えれば当然のことではないかな。

寒風の中でも咲き続けるスミレ。

 

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