私はブログのほかに、
簡単に日記をつけております。
何をしたとか、
誰だれが来たとかのメモ的なものですが。
もう一つは私の心情を綴る、
「つれづれなるままに」を時々。
以前から、
自分が辛いと思うような出来事を、
書いておりましたが、
昔のものについては処分しました。
自分の感情のままに、
一方的に書いた日記を残しても、
読まれたら恥ずかしいし、
相手(親族)にも悪いと思って。
さて、
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第15回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
以前書きましたが、
この平安時代、
世界最古の自筆日記と言われる、
藤原道長の日記が残っております。
(ユネスコ世界記憶遺産)
道長より9歳年上で、
有職故実(ゆうそくこじつ)に詳しい、
藤原実資の日記もあるのです。
先週の放送でも、
実資は前妻ばかりでなく、
後妻にも、
「日記をお書きになれば」と言われているのですね。
(多分自分から進んで書いたんでは)
ですが、
こうした日記が残されているからといって、
全てを現代の感覚で、
捉えてもいけませんね。
感情にまかせて書いたものだとしたら、
大きく事実をゆがめますし、
事実が書かれているにしても、
その人の置かれている立場や環境などによって、
同じ物事であれども、
書き方は変わりますものね。
後世の人たちが間違って捉えても、
書いた本人がお墓の中から、
「それはそういうつもりで書いたのではないのだ」
なんて言ってくれませんし(笑)
道長の「この世をば」の歌もそうですが、
そういう歌が日記に、
「残されている」ということで、
大きく人物像を間違えてしまうということも、
あるかもしれません。
(歌が載ってる日記は道長の日記ではなく実資の日記)
昨夜の放送で、
俺に生きる場所などあると思えぬと、
自暴自棄になっている道兼に、
兄上に是非この世で幸せになって頂きたい。
兄上は変われます。
変わって生き抜いてください。
この道長がお支えします。
という、
道長の弁は身に沁みました。
「光る君へ」の時代考証が、
『小右記』編者の倉本一宏さんですので、
今回のドラマで道長像が、
違ったものになるかもしれないと、
期待してます。
チラ見している日記。
紫式部日記
実資の『小右記』
道長の『御堂関白記』
和泉式部の『和泉式部日記』
菅原孝標の女(むすめ)の『更級日記』
日記ではないけれど
『大鏡』も
道長と伊周との弓の場面がありましたが、
『大鏡』に載っております。
石山寺で、
まひろは『蜻蛉日記』の作者と会いました。
(ここも創作部分かな)
道綱母の歌
現代語訳
自分流の解釈で、
おかしな感想ばかりですが、
『光る君へ』は今後も毎週とはいきませんが、
取り上げていきたいと思います。
ところで私は石山寺に行っているんです。
こういうドラマを観ていても、
想い出が蘇りますし旅っていいですね。