田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

日記:光る君へ第15回

2024年04月15日 | 趣味・本・テレビ他

私はブログのほかに、

簡単に日記をつけております。

何をしたとか、

誰だれが来たとかのメモ的なものですが。

 

もう一つは私の心情を綴る、

「つれづれなるままに」を時々。

 

以前から、

自分が辛いと思うような出来事を、

書いておりましたが、

昔のものについては処分しました。

 

自分の感情のままに、

一方的に書いた日記を残しても、

読まれたら恥ずかしいし、

相手(親族)にも悪いと思って。

 

さて、

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第15回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

以前書きましたが、

この平安時代、

世界最古の自筆日記と言われる、

藤原道長の日記が残っております。

(ユネスコ世界記憶遺産)

 

道長より9歳年上で、

有職故実(ゆうそくこじつ)に詳しい、

藤原実資の日記もあるのです。

 

先週の放送でも、

実資は前妻ばかりでなく、

後妻にも、

「日記をお書きになれば」と言われているのですね。

(多分自分から進んで書いたんでは)

 

ですが、

こうした日記が残されているからといって、

全てを現代の感覚で、

捉えてもいけませんね。

 

感情にまかせて書いたものだとしたら、

大きく事実をゆがめますし、

事実が書かれているにしても、

その人の置かれている立場や環境などによって、

同じ物事であれども、

書き方は変わりますものね

 

後世の人たちが間違って捉えても、

書いた本人がお墓の中から、

「それはそういうつもりで書いたのではないのだ」

なんて言ってくれませんし(笑)

 

道長の「この世をば」の歌もそうですが、

そういう歌が日記に、

「残されている」ということで、

大きく人物像を間違えてしまうということも、

あるかもしれません。

(歌が載ってる日記は道長の日記ではなく実資の日記)

 

昨夜の放送で、

俺に生きる場所などあると思えぬと、

自暴自棄になっている道兼に、

兄上に是非この世で幸せになって頂きたい。

兄上は変われます。

変わって生き抜いてください。

この道長がお支えします。

という、

道長の弁は身に沁みました。

 

「光る君へ」の時代考証が、

『小右記』編者の倉本一宏さんですので、

今回のドラマで道長像が、

違ったものになるかもしれないと、

期待してます。

 

チラ見している日記。

紫式部日記

実資の『小右記』

道長の『御堂関白記』

和泉式部の『和泉式部日記』

菅原孝標の女(むすめ)の『更級日記』

日記ではないけれど

『大鏡』も

道長と伊周との弓の場面がありましたが、

『大鏡』に載っております。

石山寺で、

まひろは『蜻蛉日記』の作者と会いました。

(ここも創作部分かな)

 

道綱母の歌

歎きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

現代語訳

あなたが来て下さらないことを、
 
嘆き哀しみながら、
 
ひとりで夜をすごす私にとって、
 
夜が明けるのがどれほど長く感じられるものか、
 
あなたはいったいご存じなのでしょうか。
 
(訳はネット参照です)
 
 
百人一首にもあるこの歌は、
 
先週のドラマにも出てましたが、
 
こんな日記を世間様に見せる予定で書いても、
 
それを許す藤原兼家は、
 
太っ腹な人だったのだなぁなんて思いました。
 
 
ですが、
 
これまた兼家さんに、
 
キミキミ!違うよ。
 
嫌だったんだが妾におしきられたんだよ。
 
なんて言われるかも(笑)
 
 

自分流の解釈で、

おかしな感想ばかりですが、

『光る君へ』は今後も毎週とはいきませんが

取り上げていきたいと思います

 

ところで私は石山寺に行っているんです。

 

こういうドラマを観ていても、

想い出が蘇りますし旅っていいですね。

 

 

コメント (20)
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