
今更ながらやっぱり電源は重要だ
パワーアンプの音色、彩色そういったものは真空管の種類や回路で決まるのかもしれないが
それを支える全体のクオリティー「質」はやはり、電源にあるのではないだろうか
音質が良いから、音色これが生きてくる
そしてトータルで音の良いアンプとなる
車で言えば馬力よりもトルク?
そうですよね、やっぱりアメ車は馬力じゃなくトルク、
トルクがあるから馬力が生きる
くねくねセコセコ曲がりくねったF1よりも豪快なインディーレースのほうが好きだ
やっぱりアメリカンなアンプは豪快だ
考えてみればアメリカパワーアンプはみんなそうな気がする
トランジスターアンプでも、レビンソン、クレル、チェロ、ジェフローランド
今まで使ったアンプはすべて電源のお化けみたいなだった

アンプ部以上に電源部が大きいのが当たり前のようなアンプを好んで使ってきた気がする
当たり前だが、電源がしっかりしたアンプはやっぱり音がいい
底力がある音、これがアメリカンアンプの音なんだろうか
考えてみたら私の好きなアンプは今も昔もアメリカアンプ!
メイドインUSA!
前にも言ったが、アンプの古い新しいの区分はよくできない
今の私にはWEが最新アメリカンサウンドに思える
おかしな考え方かな?
私はWEが古くは感じていない、ほんとに最新アンプに思えている・・・・・
その中でも、以前も書いたが我がWE91Bの限界を感じさせられ
またオーディオが辞めたくなるほど、打ちのめされた私の中では最新最強アンプ

(オーナーの使用許可が頂けないため写真を掲載できません)
大型送信管WE212を使ったアンプ
何度も言うがこの音には参った!
そんなに良かったなら、じゃあお前も作れよ
と言われるだろうが、そんな簡単に作れるようなら
またオーディオが辞めたくなった、なんて言いませんよ
作れないですよあんあアンプは
もちろん真空管も超弩級の大型管だが、
それ以上に凄いのが、電源がとんでもなく凄い!
何が凄いのか詳しくは書けないし写真も載せられないが
こっそり・・・

これらがそのアンプの電源に使われたコンデンサの一部である、伝わりますか?その巨大さが
今時よく手に入れられたものだ、これはいつものT氏が揃えたものではなく
このWE212アンプのオーナーが苦労してコツコツ探しだした物らしい
もしWE212アンプを私が作ろうとしても、真空管は何とか買えるかもしれないが
こういった部品がもう手に入らないであろう
だから私には作れない、手が届かないアンプなのだ
T氏渾身の力作、WE212アンプの全容をお伝えしたいが
オーナーに断りも無く書くことは出来ない・・・・・・
話は戻るがこのアンプの音がとんでもなく良い理由の一つが、電源だと思う
当たり前だが、ケミコンなんざ使っちゃ本当の音は出ない!
それだけは私も分かった
だから今回のWE20A電源制作のポイントはオイルコンを使う事!
これが一番重要であった
だから例えWE348Aが無くても
WE351が違う球になっても
音の決め手のWE300Bが変わってしまっていても
いいんです!、274Bと313Cが使われていればそれで十分

なんたってオイルコンで作ったアンプ・・・じゃない、電源ですから
たとえそれがあのWE212アンプ電源の1/3?いや1/4の大きさであっても・・・・・・・
音が良い、いや力が出た!
ラインアンプの電源を強化したら音に力が出たのだが
結構神経質な面があるこの20A
(パラゴンさんからクレームがきたのでWE20Aと呼ぶにはつらいので
WE20.5A?マドリガル、レビンソンみたいだけど、オリジナルより大きな数字にするとまた、
Pさんに怒られるからWE19.5Aでいいや!)
このWE19.5A置き方もアンプ並みに気を使う

ゴム足で置くと音が死ぬ、曇る
最初裏蓋も付けないで聴いていて、裏蓋を付けないとシャーシの強度が出ないので付けたのだが
なんで~
電源なのに~?
と叫びたくなるほど音が悪くなった
結局三角錐の真鍮で落ち着いたが、アンプ部以上に置き方に気を使う
神経質なWE19.5A電源である
次はどうしよう
やっぱりWE91Bの電源強化?

う~んでもレプリカとはいえ、改造するのはちょっと気が引けるが・・・・・・・・