オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE-300B パワーアンプVSバッファーアンプ

2014年09月29日 11時20分44秒 | オーディオ


同じWEの300Bを使って聞き比べを行ってみました


ひとつはいつものWE91Bレプリカ


もうひとつはTオーディオ製のバッファーアンプ



このバッファーアンプの音のよさは数回書いてきましたが


もともとTショップの売り物の2A3のアンプを改良して

WEの入力トランスを入れてWE300Bバッファーアンプに改良したもの。





このバッファーアンプなるもの、音はかなりすっきりしてすばらしいのだが


91Bと比べてみてみよう


聞き比べるのはこのレコードで



パワーアンプとバッファーアンプの違いは皆さんのほうが私より詳しくご存知だとおもいますが


増幅管の前段を使っていないので、信号がトランスを経て直接WE300Bに入る



増幅管の素材の音がじかに出るアンプである


本来ブースターアンプには小出力の前段アンプが必要となるが



わがWE120Bレプリカはラインアンプなのに、小型のパワーアンプ並みの真空管を使い小出力の電力供給ができる


このWE120Bと組み合わせると





ブースターアンプは、すっきりした非常にパワフルな音がする


音の純度が高いため透明度がありトランジェントもいいので弾む



バイオリンの音はくっきりはっきり響いている







WE91Bレプリカに戻してみると


明らかに前段アンプが余計なノイズを発しているのがわかる


少し音が曇る






が、その音と音楽性はさすがWE91Bレプリカ


その独特の明るく、パーンと押し出すサウンドは91Bならではのもの


思わず聞いてて楽しくなるWEサウンドである




だが残念ながら音の純度は明らかに落ちる



バイオリンの音も先ほどと比べると少しぼやける


音楽は楽しいが、音ではバッファーか?




91Bはもともと劇場用アンプででその入力はラインレベルの信号ではなく


フィルム等の微弱な信号を増幅するために、入力トランスで昇圧し、


全段に310を二本も使い二段増幅し、300Bで増幅するハイゲインアンプ




わが91Bも、WE618B入力トランスにて受けて310二段で増幅している


チョーハイゲインWE-91Bアンプ





微弱な信号を受けるならいいのかもしれないが



WE120Aラインアンプの小型出力管なみの真空管で電圧・電力もあげられた信号を受けるのだから


当たり前だが91Bのアッテネーターでかなり絞っている



プリアンプのWE120Aのボリュームも少ししかあげられない、


ほんとにばかげな無駄なことをやっている




もちろん、WE120Aラインアンプを使わなくても十分な音は出る!

音だけで言えば当然ないほうがピュアで音はいい



だが120Aラインアンプを入れたほうがオーディオ的に楽しい音なので、入れている






アンプ単体で考えれば圧倒的に91Bに軍配が上がるが



我がシステムでのことを考えると、このブースター方式があっているようだ



WE91Bをブースターアンプに改造するのも選択の一つだが


やはりWE91Bはそのままがいい・・・・・