おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

馬インフルエンザの影響

2007-08-20 23:59:01 | 馬場/場外
馬インフルエンザの影響で、8/18ー19のJRAの競馬、NRAの大井、金沢の競馬が中止となった。

この経済的損失は、すごいものである。当然、主催者(JRAなど)や競馬場内の施設(食堂など)だけではない。競馬新聞の発行元は、全てのレースが中止であるから新聞の発行ができない。週刊の競馬情報誌も、2誌の内1誌は休刊、他1誌は通常より50頁減での発行だそうだ。競馬の枠順を掲載しているスポーツ紙だって、売り上げの減少をまのがれることができないだろう。

それはそれで大変であるが、僕が一番心配なのは、未勝利の3歳馬たちである。

JRAのレースでは、とにかく1勝しないと次の階級へのステップアップは難しい。すでに勝ち上がっている馬のクラスに出走できないことはないが、そこで勝つのは至難のわざで、勝てる馬は”超”がつく素質馬である(例えばディープインパクトの姉、レディブロンドなど)。だから、勝っていない3歳馬達は、未勝利戦があるうちに勝っておかないと、後々キツくなるのである。3歳馬未勝利戦は9月から10月の初旬には終了する。それまでにレースを勝たなければ、良血、あるいは素質馬以外はほぼ引退となる。

今回の競馬開催中止で、3歳馬未勝利戦(障害戦を除く)21戦が中止になった。つまり、少なくとも21頭の馬達が勝ち上がるチャンスを逸したわけである。今のところ先週中止になったレースの代替開催の話などはない。また、今週も開催されるかどうかわからないので、さらに未勝利戦を勝ち上がれない馬たちが増える可能性がある。

経済的損失は、JRAとしてもどうにもできないが、このような未勝利馬を救済することくらいだったらできるだろう。

なんとか中止になった3歳未勝利戦だけでも、10月以降に改めて開催してもらうことができないだろうか。


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