feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

小さな豆をめぐる大冒険。

2015年12月26日 | グルメ
寒くなってくると熱いコーヒーが心と体に温かい季節。

たまに気が向いたらネットでコーヒーの粉を注文しており、ワインでお世話になってるタカムラさんでオーダーを入れてみた。

スペシャリティコーヒー専門店で焙煎直後のコーヒーを届けるこだわりがあるお店
週頭に発注するとえらく待たされる恐れあり

いつもは既に挽いてある粉を購入しているのだけれど、届いた箱を開けてみると中では豆が姿のまま袋の中でカサカサ踊っていた。

どうやら購入の際に豆を挽いといてもらう項目を見落としてしまったらしい。

これは困った。僕は豆と仲良くなる手段を持ち合わせていない。

でも、これはいい機会かもしれないということでいつかはと思っていたミルを物色しはじめ、そんなに大量にさばくわけでもなしお手軽な手動の物を導入することに決めた。

新しい世界の門を叩いて頭ひとつを中につっこみ、目の前に開けた新しい世界をきょろきょろと眺めることの楽しさときたらもう。

見ること知ること全てが新しく、愉しい。

見た目と機能が目に留まったのはジャパンポーレックスというメーカーが造るセラミック製の臼式のミル

臼式だと均等に挽けるというし、熱が豆に伝わらないのが良いらしい。

なんというかステンレスの質感とmade in Japanが気に入ったから。加えてセラミックというのがなんとなくいい。
今までカッターやら包丁やらセラミック製のシロモノに手を出してきてあまりいい経験はないが。


炒られてカラッカラに乾いてる豆を投入し取っ手をぐるぐるとまわすとゴリゴリという音と共にとってもいい香りが立ち上がってくる。

なんて華やかな香りだろう。

腕の筋トレを終え、挽いたコーヒーを貯めてある蓋をパカッと開けた時の香りときたら…

コーヒーを淹れている時より鮮烈な香り

僕はコーヒーの味も好きだが何より香りが好きなんだなと実感させられた。

一日の始まりにその日飲む分の豆を挽く、あたらしくて素敵な時間が僕の生活に仲間入りをした。

小さな豆をめぐる大冒険のはじまりはじまり。