
日本では相撲が国技であるように、
ヨーロッパではウインドサーフィンが国技である。
バカンスになると一家はレ・マーンコに行ってウインドをする。
中国では珍宝湖(チンポーコ)がトレンドらしい。
ちょうど日本で本栖湖が賑わうのと同じである。
そんなヨーロッパでは、どこにいってもウインドサーファーモデルの
トイレ芳香剤が売られているらしい。
『パリのセブンdeイレブン、フランクフルトのファミリーマートリッヒ、
ローマのエーエムピーエムチーノ、いたるコンビニで見かけた』
と、その芳香剤をお土産に持ってきてくれた株式会社KPスタイルのピラ社長談。
ありがたく頂戴して、早速家のトイレにセッティングしようとした。
当然のことのように水タンクに設置するのかと思いつつ、説明書を。。
げげ!!便器内側っすか!!
ウインドサーファーのボードの部分にスリットがあって、
そこに水が通り、ウインド小僧体内の芳香剤が流れ出るシクミである。
画像のように、便器内部脇にセットはする。
しかし、どう考えても、オシッコの跳ね返りによる付着は否定できない。
べつにオシッコくらいならいい。
コップの水で流せばヨイヨイ。
ウ○コも固形状態なら安心できるものの、
アルコール大量摂取、牛乳飲み過ぎ、風邪による消化不調など
液体系吐射の場合、ウインド小僧は、波のシブキならぬ、
ウ○コしぶきで便器内ウエーブをメイクするわけである。
さらに深刻な事態がある。
固形の場合とはいっても、モンコウに多少残留しており、
それをウォシュレットで吹き飛ばした時の付着は、
その発見が遅れて数日たって乾燥した場合、
ちょっとやそっとでは剥がれ落ちない可能性がある。
(これについてはウォシュレットの噴射量を落とすことで解決できる)
さらに、液体系に爆発系が重なった場合のウインド小憎の悲劇は否めない。
台風一過、濁流馬入の激沈などかわいいものである。
この場合、ウインド小僧の役割である『芳香』は用を足さなくなる。
芳香しながら、ンーチ付着では香りのミックス未体験ゾーンへソウニュ~である。
おそらく、風呂嫌いの加齢臭オヤジのポマード状態なのではないかと推測する。
いろいろと考えた末に出た改善策はこうである。
『液体系の恐れがあるときは、トイレットペーパーでウインド小僧をカバーする』
これしかない。
製造元である、WC FRISCHのドイツ本社に対し、
その改善策を取説に加えられるか問い合わせてみた。
カスタマーッヒ・サポートゲー・デスクッシャーという部署から回答があった。
『いつもご利用ありがとうございます。
ウインドサーファーのご使用はお気に入りいただけておりますでしょうか。
さて、ご提案の件ですが、私共WC FRISCH社で協議の結果、
液体系のおそれがあるときは、カバーをしている時間的余裕がないのでは?
という疑問が開発部門から出ました。
これにより、お客様がパンツをおろすタイミングと、
液体系吐射のタイミングにタイムラグが生じ、
お客様のパンツがなんらかの障害で使用不要になった場合、
弊社ではその損害を賠償するための規約が存在しておりませんので、
当該文書の提示は困難なものであるとの結論に達しました。
以上をご理解いただき、今後とも私どもの製品を末永くご愛用くださいませ。
お客様に、よい波とよい風がありますように。
アロハ!』
アロハ、かよ。