ラゼック施術。ついにその日を迎えた。
夕方5時。仕事先の虎ノ門から移動して品川近視クリニックのある有楽町に着いた。
手術の緊張は、老若男女、勇気あるなし、根性あるなし、金玉あるなしにあまり関係ない。
手術はチョイチョイで終わるから平気さ!と思っていたのは前日まで。
当日になったら、手に汗かきっぱなしで集中力ゼロ。
あきらかにド緊張してますやん!!
検査は15Fだったが、当日手術者は14Fへ。
受付で193番のカードを渡された。
その日193人目ということだ。おそるべき数!
直前の検査を受け、最終待合室へ。
適応検査の場と違い、当日手術の待合室は明らかに空気が緊張している。
それを解きほごすため若い女性スタッフ達がニコニコてきぱき応対している。
女性スタッフたちは全員裸眼である。
メガネをしていないということで、自信に充ち溢れている表情にも感じた。
オイラの名前が呼ばれ、まず会計をした。
18万2千円をカード一括で払った。
手術後は支払いできないからだ。痛いからか?痛いんからなんだろうなぁ。
その後また待合室へ。
名前が呼ばれた。小さな部屋へ4人通された。
4人はオイラを含めラゼックを受ける人たちだ。
明らかにレーシックを受ける人より暗い顔をしている。
スタッフが確認する。
お手元の保護用グラスは入っていますか?薬の説明書は入っていますか?
誰も返事をしない。オイラも返事をしない。
たまんねー暗い雰囲気が4人と女性スタッフを包み込む。
次に4人は1グループとして13Fに案内された。
手術フロアである。全体がクリーンルームになっている。
シャンプーハットのようなもので頭を覆い、そこでメガネを外して自分のケースに入れた。
『さよなら!メガネくん!』
麻酔点眼を受け、手術室の前に順番に座って待たされた。
手術室は10部屋もあるのだろうか?
おそらく一人ずつ機械に頭を入れ、定時間毎に完成するのだろう。
各手術室からは『ビーン!ビーーーーーン!!』と電子銃の音がする。
なんともまあ気味が悪い音だ。
一人手術が完了し部屋から出てくると、席を一つ前にずらして次を待つ。
いよいよオイラが先頭の席に着いた。
手術室のドアが開き、患者が出てきた。
背が高いガッシリした体型の男性。女性スタッフが腕をとり付き添っている。
男性は顔面蒼白で、目の周りがドス黒く変色している。
足がヨロヨロでまっすぐ歩けない。
『おいおい!おまえたち!彼に一体何をしたのだー!!!目以外に何かしたんだろー!』
オイラは心の中で絶叫した。
絶叫はある意味、助けだったのかもしれない。
『茅ヶ崎砂混じり男さん(仮名)!』ついに名前が呼ばれた。
おそるおそる部屋の中に入る。
メガネをしていないのでボンヤリしか見えない。
医者やスタッフ5名くらいに、最新のレーザーマシーン。
まるでスターウオーズの宇宙船のような感じ?
いろんな計器が並んでいるように見えた。
これが痛くも痒くもないエキシマレーザーマシンか!!
ベッドに横になり、名前を確認した。
『はい。ラゼック両眼ですね~』
はっ!思い出した!オイラは痛くも痒くもないレーシックではなく、
激痛を伴うラゼックだったのだ。緊張で忘れてたぜ!
あの顔面蒼白野郎のせいで頭が真っ白になったのだ!
うーん!その場になり、初めて大変さに身がキューンとしてきた!
ベッドに寝て、頭を固定すると、頭の後方から、オペマシーンがスライドしてきた。
オイラは仮面ウエーブライダー、改造人間製作の開始である。
明日へ TO BE こんてぃぬゅ~ド
夕方5時。仕事先の虎ノ門から移動して品川近視クリニックのある有楽町に着いた。
手術の緊張は、老若男女、勇気あるなし、根性あるなし、金玉あるなしにあまり関係ない。
手術はチョイチョイで終わるから平気さ!と思っていたのは前日まで。
当日になったら、手に汗かきっぱなしで集中力ゼロ。
あきらかにド緊張してますやん!!
検査は15Fだったが、当日手術者は14Fへ。
受付で193番のカードを渡された。
その日193人目ということだ。おそるべき数!
直前の検査を受け、最終待合室へ。
適応検査の場と違い、当日手術の待合室は明らかに空気が緊張している。
それを解きほごすため若い女性スタッフ達がニコニコてきぱき応対している。
女性スタッフたちは全員裸眼である。
メガネをしていないということで、自信に充ち溢れている表情にも感じた。
オイラの名前が呼ばれ、まず会計をした。
18万2千円をカード一括で払った。
手術後は支払いできないからだ。痛いからか?痛いんからなんだろうなぁ。
その後また待合室へ。
名前が呼ばれた。小さな部屋へ4人通された。
4人はオイラを含めラゼックを受ける人たちだ。
明らかにレーシックを受ける人より暗い顔をしている。
スタッフが確認する。
お手元の保護用グラスは入っていますか?薬の説明書は入っていますか?
誰も返事をしない。オイラも返事をしない。
たまんねー暗い雰囲気が4人と女性スタッフを包み込む。
次に4人は1グループとして13Fに案内された。
手術フロアである。全体がクリーンルームになっている。
シャンプーハットのようなもので頭を覆い、そこでメガネを外して自分のケースに入れた。
『さよなら!メガネくん!』
麻酔点眼を受け、手術室の前に順番に座って待たされた。
手術室は10部屋もあるのだろうか?
おそらく一人ずつ機械に頭を入れ、定時間毎に完成するのだろう。
各手術室からは『ビーン!ビーーーーーン!!』と電子銃の音がする。
なんともまあ気味が悪い音だ。
一人手術が完了し部屋から出てくると、席を一つ前にずらして次を待つ。
いよいよオイラが先頭の席に着いた。
手術室のドアが開き、患者が出てきた。
背が高いガッシリした体型の男性。女性スタッフが腕をとり付き添っている。
男性は顔面蒼白で、目の周りがドス黒く変色している。
足がヨロヨロでまっすぐ歩けない。
『おいおい!おまえたち!彼に一体何をしたのだー!!!目以外に何かしたんだろー!』
オイラは心の中で絶叫した。
絶叫はある意味、助けだったのかもしれない。
『茅ヶ崎砂混じり男さん(仮名)!』ついに名前が呼ばれた。
おそるおそる部屋の中に入る。
メガネをしていないのでボンヤリしか見えない。
医者やスタッフ5名くらいに、最新のレーザーマシーン。
まるでスターウオーズの宇宙船のような感じ?
いろんな計器が並んでいるように見えた。
これが痛くも痒くもないエキシマレーザーマシンか!!
ベッドに横になり、名前を確認した。
『はい。ラゼック両眼ですね~』
はっ!思い出した!オイラは痛くも痒くもないレーシックではなく、
激痛を伴うラゼックだったのだ。緊張で忘れてたぜ!
あの顔面蒼白野郎のせいで頭が真っ白になったのだ!
うーん!その場になり、初めて大変さに身がキューンとしてきた!
ベッドに寝て、頭を固定すると、頭の後方から、オペマシーンがスライドしてきた。
オイラは仮面ウエーブライダー、改造人間製作の開始である。
明日へ TO BE こんてぃぬゅ~ド