Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

仮面ウエーブライダー誕生秘話その2

2008-10-24 12:40:09 | ThinkAbout..


昨日の続き。

ベッドに寝て、頭を固定すると、頭の後方から、オペマシーンがスライドしてきた。

オイラは仮面ウエーブライダー、改造人間製作の開始である。

スライドしてきたマシンが目の前で音もなく止まった。
赤と緑の小さいランプにたぶんいろんなものが着いてるんだろう。
オイラは視力がないし暗いからわからない。
レーザー破同砲やレンズもあるんだろうな。

なんて考えてたら、足が4本出てきた。
そうだ!瞼を上下開いて固定するんだ!
昆虫の足のようなものがオイラの瞼のヘリをつかみ、上下4方向にがっつり開いた。
オイラは観念した。
目が乾いたらどうすんだ!瞬きしたくなったらどうすんだよ!
心配はいらなかった。瞬きしようったってできなかった。。がっつり固定されてるのだ。

医者が黒眼大の指輪みたいなのを眼球の上に置いた。ぼんやり見える。
その指輪に特殊なアルコール液を注いだ。スタッフが30秒カウントダウンした。
『ジジジジーッ!!』

ターミネーターが液体ロボットから攻撃を受けいてモニターが赤く乱れるだろう。
あれと一緒になった。
画面が赤くジジジーッっとなり、やがてほとんど見えなくなった。パチン!OFF!

しばらくして、ほんのぼんやり見えてきた。

次に、アルコール液でふやけた角膜表皮を薄く削り取る。
白いプラスチックの刃物のようなものがかすかに見えた。
確信はないけど、なんとなくプラスチックの刃物みたいな印象なんだ。
かすかに『カリカリカリ』と音がする。
オイラの目玉は削られているのだ。
また見えなくなった。もう明るさとかすかな色しか判別できない。
今地震になったらどうすんだべ????

さていよいよエキシマレーザー照射だ。

『緑のランプ見ていてくださいね~』

オイラはこれでもかというくらい凝視した。
きっとずれたら大変なことになる。
思い切り見つめた。
でも、少しだけズレそうな感じがする。

ズレちゃいけないと思うとズラしたくなる。
女の裸を思うな、と思うと勝手に裸が浮かんでくるのと同じです。

『ビーーーン!』 はっ!あの音だ!レーザービーム 発射!!
一気に焦げくさくなる。
ん?何の臭いだ? あ!オイラの目玉が焦げてるニオイやーん!ひえーーー!!!

一瞬にしてレーザー照射は終わった。

はっ!えっ!お???
み、見える!
ぼんやりしていた緑のランプがくっきり見える!
うおおおお!!!

レーザー後、保護用コンタクトレンズをして左目が終わった。

次は右目。
なんたって目を開く昆虫の足と、目玉削りが憂鬱だった。
痛いという感じはあまりないが、その行為がいやだった。

両眼で15分くらいだったろうか。あっというまにおわった。

手術室を後にして回復室へ女性スタッフがオイラの腕を取って案内してくれた。
白くボヤーっと霞んでいる。でも明らかに見える。

『朝から緊張したでしょう。お疲れ様でした』

優しい言葉だ。しかし、その言葉は少し邪魔だった。

何故かというと、あっというまに痛みがやってきたのだ。
しかもまだ麻酔は効いているはず。
いてー!!話しかけるな!!

回復室は暗室でリクライニングシートがたくさんあり、
そこで20分安静にするのだ。

みんな安静にしていた。レーシックの連中は!!
ラゼックのオイラは座っていながらも痛くて身体をよじる。
真っ赤に焼けた鉄の耳かきで眼球をチョイチョイって触ってるみたいだ。

オレ、一人で茅ケ崎まで帰れるのか!!???


TO BE こんちにゅるぅ~!