愛犬ラッキーと散歩してると実にいろんな人間観察ができる。
こちらは犬を連れているので、
犬を連れている人には『こんにちは!』って声をかけるんだけど、
無視する人がかなりの割合で多い。
特に40後半~50代。
もちろんそういう人は会社でもろくに挨拶できない使えないオジサンだろうな。
海で流されたら救助されないタイプの人たちだ。
出艇の存在すらなかったりするからね。
ちなみに男性はオイラに話しかけるが女性の多くは犬に話しかける。
例えば先日すれ違ったオバチャンの場合、こうだ。
『いいこだね、いいこだね!いくつなの?お散歩なの?いいねー、いいねー』
勝手に話してラッキーを揉みくちゃにして、サクッと去っていく。
ラッキーは狐に抓まれたような顔をしてる。
『あれ?今のなんだったのワン???』
こないだは公園で遊んでる男子小学生3人組にミートした。
一人がラッキーを可愛い、可愛いと絶賛した。
『コーギーですか?』
と、丁寧に訊ねてきた。3年生くらいだろうか。品のいい男の子だ。
『そうだよ。コーギーだよ。』
オイラは微笑ましく返した。
3人のうち、とても態度の悪い見るからに勉強のできなさそうなのがいた。
子供のくせにメタボデブで、
セーターとジーンズの境目から下着のシャツがだらしなく出てる。
デブオは背の低い鉄棒にだらしなくぶら下がりながら、こう言った。
ぶら下がってるので両腕が両ほほの肉を圧迫し、
張り手を食らいまくった関取みたいな顔になってる。
胴回りがタッポンタッポン揺れている。
『ふーん、コーギーか。コーギー、コーギー、コーギ、コービ!
コービだ!ぎゃはははは! オトコとオンナのコービー!!!』
コービは交尾だと思って笑ってるのか聞いてみたかったが、
湘南の大西を攻める強風ウエーブライダーが、
小学生に交尾の意味を知っているか聞くのはあまりに馬鹿っぽくてやめた。
誰かに会話を聞かれて警察に通報されたら大変な騒ぎになる。
そのとき、デブオのおかげでオイラは小学生時代を思い出した。
性について詳しいのは、クラスでもできの悪い奴だったような気がする。
そいつに教わったような記憶がある。タカハシミノル君である。
『オレはチンチンの先からションベンじゃないもの出るんだぜ!』
みたいな自慢話(??)から始まった。
『朝起きるとカチンカチンでよ!!』小学5年生である。マセたガキだ。
今思っても想像するとグロテスクな感じである。
オイラは当時、自分に起こったカチコチ現象は神様の罰だと思い、
自分が病気なのかと思っていた。
しょっちゅう、神様に謝っていた。
『ゴメンナサイ!もうエッチなことは考えません!』
しかし、頭から振り払おうとすればするほど、
頭の中は平凡パンチのグラビアだらけになった。
だからミノル君の朝立ち話でおそらく多くのクラスメートが救われたはずなのだ。
自分だけ病気と思っていた連中は多かったはずである。
たぶん、男の子とはそういうものである。
そしてミノル君、男女の本題について語り始めた。
彼のまわりにはクラス男子全員が集まった。
しかも、『誰にも言うなよ!』という約束条件付きだった。
会話サークルには女子は近づかせなかったはずだ。
そして本題突入。
オイラは鼻からスイカが出るほど驚いた。
そんな話をデブオのおかげで思い出した、冬のポカポカ陽気の湘南であった。
おしまい。
こちらは犬を連れているので、
犬を連れている人には『こんにちは!』って声をかけるんだけど、
無視する人がかなりの割合で多い。
特に40後半~50代。
もちろんそういう人は会社でもろくに挨拶できない使えないオジサンだろうな。
海で流されたら救助されないタイプの人たちだ。
出艇の存在すらなかったりするからね。
ちなみに男性はオイラに話しかけるが女性の多くは犬に話しかける。
例えば先日すれ違ったオバチャンの場合、こうだ。
『いいこだね、いいこだね!いくつなの?お散歩なの?いいねー、いいねー』
勝手に話してラッキーを揉みくちゃにして、サクッと去っていく。
ラッキーは狐に抓まれたような顔をしてる。
『あれ?今のなんだったのワン???』
こないだは公園で遊んでる男子小学生3人組にミートした。
一人がラッキーを可愛い、可愛いと絶賛した。
『コーギーですか?』
と、丁寧に訊ねてきた。3年生くらいだろうか。品のいい男の子だ。
『そうだよ。コーギーだよ。』
オイラは微笑ましく返した。
3人のうち、とても態度の悪い見るからに勉強のできなさそうなのがいた。
子供のくせにメタボデブで、
セーターとジーンズの境目から下着のシャツがだらしなく出てる。
デブオは背の低い鉄棒にだらしなくぶら下がりながら、こう言った。
ぶら下がってるので両腕が両ほほの肉を圧迫し、
張り手を食らいまくった関取みたいな顔になってる。
胴回りがタッポンタッポン揺れている。
『ふーん、コーギーか。コーギー、コーギー、コーギ、コービ!
コービだ!ぎゃはははは! オトコとオンナのコービー!!!』
コービは交尾だと思って笑ってるのか聞いてみたかったが、
湘南の大西を攻める強風ウエーブライダーが、
小学生に交尾の意味を知っているか聞くのはあまりに馬鹿っぽくてやめた。
誰かに会話を聞かれて警察に通報されたら大変な騒ぎになる。
そのとき、デブオのおかげでオイラは小学生時代を思い出した。
性について詳しいのは、クラスでもできの悪い奴だったような気がする。
そいつに教わったような記憶がある。タカハシミノル君である。
『オレはチンチンの先からションベンじゃないもの出るんだぜ!』
みたいな自慢話(??)から始まった。
『朝起きるとカチンカチンでよ!!』小学5年生である。マセたガキだ。
今思っても想像するとグロテスクな感じである。
オイラは当時、自分に起こったカチコチ現象は神様の罰だと思い、
自分が病気なのかと思っていた。
しょっちゅう、神様に謝っていた。
『ゴメンナサイ!もうエッチなことは考えません!』
しかし、頭から振り払おうとすればするほど、
頭の中は平凡パンチのグラビアだらけになった。
だからミノル君の朝立ち話でおそらく多くのクラスメートが救われたはずなのだ。
自分だけ病気と思っていた連中は多かったはずである。
たぶん、男の子とはそういうものである。
そしてミノル君、男女の本題について語り始めた。
彼のまわりにはクラス男子全員が集まった。
しかも、『誰にも言うなよ!』という約束条件付きだった。
会話サークルには女子は近づかせなかったはずだ。
そして本題突入。
オイラは鼻からスイカが出るほど驚いた。
そんな話をデブオのおかげで思い出した、冬のポカポカ陽気の湘南であった。
おしまい。