浜名湖で行われた夢人島Fes2006に行ってきた。
超メガ級のロックンロールショー。
オイラはこの手の野外ライブは初めてなんだ。
ビギン、ドラゴンアッシュ、ポルノグラフィティー、福山マサハル。
どうしても見たかったバンドがあった。
加山雄三&桑田桂祐スペシャルバンド。
やる曲は決まってるでしょ。
海、その愛。君といつまでも。お嫁においで。
オイラが予備校生のころ、アイビールックが流行っていた。
オイラはアイビー少年だったんだ。
メンズクラブには加山雄三がお手本みたいなことを書いていて、
たまたま『光進丸』のシングルを手に入れたんだ。
それから20年以上たち、オイラは本物の加山雄三を目の前にした。
彼は『キャプテン』 オイラが実は初めて海の男を感じたのは昨日だったよ。
海の男を見るのは昨日が初めてだった。
たぶん世界最強の69歳だ。
オーロラビジョンに青い海が広がった。
水平線のかなたから光進丸がやってきた。
演奏が始まったよ。
キャプテンは『光進丸』を唄い始めた。
どうでもいいことは陸においてけばいいんだってさ。
水平線の向こうに夢があるらしい。
オレを銀色の海に誘え(いざなえ)だってさ。
オイラはふいをつかれてしまった。
20年の時を経て、歌詞の意味がわかった。
オイラは熱いものがこみ上げ、もう何がなんだかわからなくなり、
キャプテンの姿が見えなくなってしまった。
キャプテンはスカイブルーのフェンダー。
もちろん桑田桂祐も他のメンバーもフェンダー。
トリプルギターでガッツリサーフロックだよ。
なんてカッコいいんだ。
6万人の聴衆をとりこにしてしまった。
腹に響くベースにキャプテンは物凄い声量でドラムスに負けていない。
この後、サザンオールスターズまで一気に無呼吸で突っ走った。
ステージから無数の花火が上がる。
ボルテージは最高潮。
ビキニねーちゃんも踊ってる。まるでウッドストック!!
『いとしい女性のため 生きた毎日を
秋待つ黄昏の海に想う
生まれたこの街の空は霞んでも
遥かな面影は赤く燃える
今夜茅ヶ崎に帰るなら
君の幻に抱かれたい』
この歌のときバックに夕焼けのエボシ岩が写った。
オイラはその場に倒れそうになったよ。
桑田桂祐はオイラが困ることをわざとする。
最後の最後、浜名湖に花火が上がった。
オイラが今まで見た花火で最も連発数が多く、ド迫力だった。
花火は辛さや悲しさとか全部夜空にぶち上げてくれた。
しっかり空に上がり、夜空いっぱいにキレイな花が広がった。
なんかとてもスッキリした気がした。
オイラはあの花火を忘れない。
確実に夏の終わりを告げる花火だった。
すごく切ないけど清々しい花火だった。
魂を揺さぶる花火なんて滅多にない。
ムネにしっかり焼き付けたよ。
今年の夏が終わった。
いろんな出来事があったな。
やりきれないことや、寂しいことや、そしてハートに響く波があった。
それぞれの思いに今年の夏は終わったよ。
さらば、忘れ得ぬ夏!
P.S.
ハイテンさん、素晴らしい時間をシェアできた。
魂に響いたロックショーだったね。
よい、波と風を、そしてよき人生を!だね。
できればアルコールがんがん注入しながら見たかった~!でしょ!
オイラはまだ声がデマしぇん。ガラガラ。
村櫛ローカルも盛り上がったみたいね。
やはり、この曲を選択しましたか
オイラ達 似てる所があって同じようなオバカな涙を流してさ。
だから昨日の花火で同じこと考えていたんだよ
さ!前に行きまっせ~
6万人の叫び・・・感動だったね