Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

仮面ウエーブライダー誕生秘話その1

2008-10-23 13:48:49 | ThinkAbout..
ラゼック施術。ついにその日を迎えた。

夕方5時。仕事先の虎ノ門から移動して品川近視クリニックのある有楽町に着いた。
手術の緊張は、老若男女、勇気あるなし、根性あるなし、金玉あるなしにあまり関係ない。
手術はチョイチョイで終わるから平気さ!と思っていたのは前日まで。

当日になったら、手に汗かきっぱなしで集中力ゼロ。
あきらかにド緊張してますやん!!

検査は15Fだったが、当日手術者は14Fへ。
受付で193番のカードを渡された。
その日193人目ということだ。おそるべき数!
直前の検査を受け、最終待合室へ。

適応検査の場と違い、当日手術の待合室は明らかに空気が緊張している。
それを解きほごすため若い女性スタッフ達がニコニコてきぱき応対している。
女性スタッフたちは全員裸眼である。
メガネをしていないということで、自信に充ち溢れている表情にも感じた。

オイラの名前が呼ばれ、まず会計をした。
18万2千円をカード一括で払った。
手術後は支払いできないからだ。痛いからか?痛いんからなんだろうなぁ。

その後また待合室へ。
名前が呼ばれた。小さな部屋へ4人通された。
4人はオイラを含めラゼックを受ける人たちだ。
明らかにレーシックを受ける人より暗い顔をしている。

スタッフが確認する。
お手元の保護用グラスは入っていますか?薬の説明書は入っていますか?

誰も返事をしない。オイラも返事をしない。
たまんねー暗い雰囲気が4人と女性スタッフを包み込む。

次に4人は1グループとして13Fに案内された。
手術フロアである。全体がクリーンルームになっている。
シャンプーハットのようなもので頭を覆い、そこでメガネを外して自分のケースに入れた。

『さよなら!メガネくん!』

麻酔点眼を受け、手術室の前に順番に座って待たされた。
手術室は10部屋もあるのだろうか?
おそらく一人ずつ機械に頭を入れ、定時間毎に完成するのだろう。
各手術室からは『ビーン!ビーーーーーン!!』と電子銃の音がする。
なんともまあ気味が悪い音だ。

一人手術が完了し部屋から出てくると、席を一つ前にずらして次を待つ。
いよいよオイラが先頭の席に着いた。

手術室のドアが開き、患者が出てきた。
背が高いガッシリした体型の男性。女性スタッフが腕をとり付き添っている。
男性は顔面蒼白で、目の周りがドス黒く変色している。
足がヨロヨロでまっすぐ歩けない。

『おいおい!おまえたち!彼に一体何をしたのだー!!!目以外に何かしたんだろー!』
オイラは心の中で絶叫した。
絶叫はある意味、助けだったのかもしれない。

『茅ヶ崎砂混じり男さん(仮名)!』ついに名前が呼ばれた。
おそるおそる部屋の中に入る。
メガネをしていないのでボンヤリしか見えない。
医者やスタッフ5名くらいに、最新のレーザーマシーン。
まるでスターウオーズの宇宙船のような感じ?
いろんな計器が並んでいるように見えた。

これが痛くも痒くもないエキシマレーザーマシンか!!

ベッドに横になり、名前を確認した。
『はい。ラゼック両眼ですね~』

はっ!思い出した!オイラは痛くも痒くもないレーシックではなく、
激痛を伴うラゼックだったのだ。緊張で忘れてたぜ!
あの顔面蒼白野郎のせいで頭が真っ白になったのだ!
うーん!その場になり、初めて大変さに身がキューンとしてきた!

ベッドに寝て、頭を固定すると、頭の後方から、オペマシーンがスライドしてきた。

オイラは仮面ウエーブライダー、改造人間製作の開始である。

明日へ TO BE こんてぃぬゅ~ド

ラゼック手術当日

2008-10-20 11:04:38 | ThinkAbout..
『激痛君がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!』

今日の夕方から手術だ。
今会社だけど、仕事が全く手につかない。

気を落ち着かせるためにラゼック体験談を検索して、他人のブログを読んだ。

ほとんどの人が書いている共通のこと。

それは、激痛が数日続く、ということだ。

落ち着くどころか不安になっちまった!

目を開けても閉じても痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。

ラゼックはレーシックと違い、激痛と視力回復に半年かかるなどデメリットが多いみたい。
だけど衝撃が加わっても、フタを形成するレーシックと違い、剥がれるということはないそうだ。
それにやはり、新しい明るい世界が待っている。

もう後戻りできん!

ローリングスルーやチンをして、目を手のひらで拭うことはもうしなくていいのだ。

あと、問題は明日、また都内で重要会議が入っていて休めないということだ。

普通は痛みのため、体力と精神にも支障を来すので、
1週間は会社休むことを勧める、という記事もあった。
クリニックでは、精神安定剤も用意するほどらしい。

いやー、ドキドキしてきたよ。。

しばらくPC画面も見れないだろうから、数日間ブログはお休みだぜ!

さて、目玉をガリガリ削りに行ってくるか!!

いやぁっほうっ!!!

レーシック検査結果

2008-10-19 12:43:40 | ThinkAbout..


18土曜、有楽町にある品川近視クリニックでレーシック検査。
レーシックが適用できるかどうかの検査である。

イトシアの15階に検査フロアがある。
受付でびっくり!
受付スタッフが20人くらいいる?
待合室には患者が50人。
検査ルームはその検査目的別に何部屋もあり、
最新の検査用のマシンが何十台も等間隔に置かれている。

視力を測ったり、角膜の画像をとったり、眼圧を測ったり、角膜の厚みを測ったり、
個人用シートにデータが記録されていく。

とにかく人が多くてびっくりした。
夫婦や恋人同士も多く、当然みんなメガネをかけている。
オイラの行った時間帯は200人も検査を受けているのだろうか、
1日トータルすると相当な数である。
スタッフも相当な数で、当然みんなメガネをかけていない。
スタッフはよく教育されており、親切丁寧でとても気持ちが良い。

待ち時間も合わせて4時間くらいかかったろうか、最後に医師による診察である。

『あなたの場合は、角膜が基準値より薄いので、レーシック手術は不可です。』


愕然、肩落とし、ガックシ、がっかり、、、自分の角膜は普通だと思っていたのに。
コンタクトレンズの長期使用で確実に角膜は消耗していたのだ。
実に前に書いた記事のことはオイラ自信のことだったのだ。
コンタクトレンズの長期使用で眼球は消耗する。やはり使用限界は25年、ということだ。

『ただし、ラゼックという異なる術式があります
角膜の切開方法が違うんですが、レーザー照射に変わりはありません。
その切開によって、術後3日間、痛みが伴います。
それと半年間紫外線を浴びてはいけません。
それをご了承いただけたら、そのラゼックという方法でオペできます。』

お医者はとても事務的に話してくれた。
半年間紫外線を浴びれない。海はおろか、外の散歩も、通勤さえも紫外線はNGだ。

半年も海に入れないのか!!??

『マリンスポーツの場合はUVカット度無しコンタクトを装着すればいいですよ』

少し、ほっ。

『わかりました。ラゼックの手術を受けます。お願いします。』

診察室を後にした。

帰りの窓口で手術日の予約をして、同意書や注意事項の紙をもらった。
窓口の女性が言ってくれたが、まったく手術を受けれない人も1割いるという。
ひどくガッカリして帰られるようだ。

『ラゼックを受ける人は少ないですけど、受けられない方も多いので良かったと思いますよ。』

その窓口の女性の言葉に少しほっとした。

手術を受けるか受けないか躊躇している間に、角膜の消耗は進んでいるので
数年後にやっぱり受けようと思っても、結局どの手術も受けられなくなる。
それにおそらく術後に『もっと早くやってれば良かったなあ、、』と思うに違いない。

だからオイラは手術を受けるのである。

ウインド始めたとき、もっと早く始めていればなあ、と同じである。
そのウインドとて、完全に安全なスポーツではない。
世の中に100%メリットの物事など存在しないからね。

鹿児島サツマアゲの稲妻 よーろーりんさんだー!

2008-10-17 12:40:52 | ThinkAbout..


15、16と宮崎と鹿児島に行ってきた。
九州には縁がなく、かなり前にやはり仕事で長崎に一度行ったきりである。

宮崎空港に着いて外に出ると、雲ひとつない空が目に飛び込んできた。
ヤシの木がずらーっと並び、何の催しかわからなかったけれど、
ボードケースを持ったサーファーがたくさんいた。
宮崎は紛れもないサーフィンメッカで、スーツを着たオイラはいささか場違いな感じがした。

レンタカーを借りて、仕事先へ向かった。
ファミレスは一切ない。視界に入るのは田園風景と牧場と青空と遠くの山並のみ。
その中にポツンと支社工場があった。
300人くらいがとても大きな敷地でゆったり働いている。
社内で人にすれ違うと、みんな『こんにちわ!』と明るく挨拶してくれる。
天気もいいし、とても爽やかな挨拶にご機嫌になる。

これは、この会社に限ったことではなく、宮崎の県民性なのだという。
実に素晴らしい。チョースバラスィー。

その日のうちに鹿児島に移動した。
霧島市というところで海がすぐそばである。
ホテルに荷物を置いて早速食事に出かけた。
サツマアゲとキビナゴにショーチューのお決まりコース。

そのあとスナッキーに場所を変えた。
オイラが数年に1度しかいかない、イレギュラーな飲み屋さん。
それがスナッキー。日本語訳で『軽食的な』
なんで軽食的店舗に、カラオッケーと水商売的女性陣と酒なのか??
うんうん。つまみがカキノタネ。確かにスナッキーである。

ここでも当たりまのようにショーチューが出てきた。
店の女の子がPSPのデカイ版の電子手帳みたいなものをオイラに渡した。
カラオッケー赤外線送信機兼多量楽曲半導体記憶媒体装置である。

一緒に行った人があの曲をリクエストした。
オイラはその古さにちょっぴりタマゲタ。そしてちょっと恥ずかしくもなった。

「冬の稲妻」である。

You're Rollin' Thunder のフレーズの後はもちろん、『はーっ!!』である。
『はーっ!』を言ってしまった自分が更に恥ずかしくなり、やっちまった感でいっぱいになった。

そんな思いをしてるオイラをよそに、連れのもう一人がマイクをもった。
誰でもお気づきでしょう。ハモリの体勢レディーポジションである。

『あなたは いなずーまーの よおおにー わたしの こころっ ・・・』

完璧なハーモニーである。
店の女の子は手拍子。
マネージャーと呼ばれている30歳くらいの男性はタンバリン。
手でチャラチャラ振りながら、ケツの下をたたく。
シャカシャカチャン!シャカシャカチャン!2:1である。
おそらくタンバリンを見るのは20年ぶりくらいかなあ、
懐かしさと同時にタイムスリップした気分になる。

バブル期が背景の3流映画の1シーンみたいで、ますます恥ずかしくなった。
ハーモニーがうまいほど恥ずかしくなった。

オイラは冬の稲妻のせいでショーチューをグビグビ飲んでしまい
翌朝はアタマアイタタで起きる。

車で鹿児島の事業所へ向かった。
バカデカイ敷地に、ガラス張りの低層ビルが並ぶ。
従業員は千人を超える。
秋には大運動会開催だそうである。

事業所長が開会の挨拶で冬の稲妻を歌い、
従業員とその家族、計2千人が『はーっ!』と言ったらノケゾリですたい!


仕事が無事に終わり、鹿児島空港へ向かった。

出張に行く前日のこと。
♀『ねえ、アゲタテヤのサツマアゲを買ってきてね』
♂『おーけーハニー!お安い御用さ チチチ!』
空港の売店でサツマアゲを買った。



JR『次はー スナマジリのチガサキー チガサキー』

♂『サツマアゲ買ってきたぜ セニョリータ』
♀『ありがとう。。。何これ?アゲタテじゃないじゃん 真空パックかよ!』
♂『え?あ? 真空パックの方がおいしさ密封 鮮度長持ちですよ』
♀『アゲタテヤって言ったじゃーん。あちゃー!真空だし~(-_-メ)』
♂『いやいや、真空パックって大変なのさ フランソワーズ
大気中の分子が残っていてはいけないから、ドライポンプとかクライオポンプでさ。。。』
♀『サツマアゲは、掃除機で吸っても真空パックできます!』
♂『。。。。。はーっ!』
♀『稲妻かよ!』 


宮崎ツアー

2008-10-14 18:19:35 | ThinkAbout..


急遽、宮崎行きが決まった。
15日の全日空で移動である。

新調した6’2”をボードケースに入れ、3ミリジャージフルをクッション代わりにする。
サーフトリップは身軽でよろしい。
板とリーシュとウエットとバスタオルとビーサンさえあればよい。

サーフ雑誌に載せるための広告の契約期間などの関係で、
撮影が押しに押していて、
それで急遽宮崎のポイントでの僕のライディングの絵が欲しいとのことである。

僕のスポンサーであるQ社が交通費と宿泊代を出してくれる。
だからツアーはやめられない!!


。。。なんちて!

グループ会社をめぐるサラリーマン出張である。
本州のグループ会社の人たちと計7名の移動である。
オイラが一番若造なので、いろんな手配でめんどくさい。
しかも、議事録もまとめたり、報告書書いたりと大変である。
他の7名は取締役や部長連中で、きっと夜のメシを楽しみにしてるだろう。

今回は、宮崎と鹿児島に行くのだが、初めての土地だ。
サーフトリップで行ってみたいものである。