AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

明日の台風が心配

2012年09月29日 | 仕事





 日本の東と西に台風があり、天気図を見てもどんな風になるんだか想像ができません。私のアタマでは想像がつかなくても天気予報は北西なので、曇り空のなかを衣笠山へ行って皆さんと飛び始めると風は吹いたり止んだりを繰り返し、上昇してソアリングできたと思ったらすっ飛んでみたりと、海風とは思えないような不安定な風でした。
 私は体験フライトのため2回飛んだのですが、運悪くとても風が弱いタイミングでのテイクオフになってしまいました。それでも、お二人ともにとても元気に走ってくれたので何とかなったのですが、とくに男性のダッシュ力はすごく、私は走ったというより引っ張られていった感じ。

 先ほど明日の台風のことを確かめるために天気予報を見ていたら、予想進路が渥美半島の真上を西から東に向かってストライクで通過するコースになってます。うわあ、これがホントならマズイ、心配だ、大丈夫だろうか。いや、強力な台風みたいだし、予想風速とか予想雨量とか、内海と外海の波の高さの予想を見たら大丈夫とは思えない。
 とりあえず明日は午前中のうちに屋外に置いてある物を片付けたり、屋内に雨漏りしても大丈夫なように備えておこうと思います。まさか竜巻とか発生しないわな、ほんとに怖いな。


 動画 → 吹いたり止んだり 

予報があてにならないけど良い風に

2012年09月27日 | 仕事

 
離陸時も着陸時も元気よく走ってくれて助かりました
 


 
真正面から吹くとても良い風。どうなってんの天気予報
 


 本日の体験は同じ大学の友達という三名の女性です。三名のうち一番遠い人は桑名市からなので遅れるかと思いましたが、ちゃんと時間通りにクルマで到着してくれたのでした。
 北西の風なので衣笠山へ行くと、予報よりもかなり弱めの風。性能が良い機体はなんとか上昇して山頂斜面にとりつけましたが、風はさらに弱まっていき練習生のかたはすっ飛びになってしまいました。
 そんな風なのでタンデムもすっ飛ぶことになってしまいましたが、三人の女性は弱い風のなかを元気に走ってくれたのでテイクオフもランディングも問題なし。

 予報では日中はずっと北西の風という予報でしたが、微風になってしまったので念のために高塚の風をチェックすると、なんと20km/h以上の南風とのこと。んー、やっぱり春と秋の天気予報はけっこうハズレたりしますね。もちろん皆さんと移動して高塚で飛ぶことに。
 風向・風速ともに良く、こんどは練習生のかたも無理なくラクに上昇してソアリング。風は良いのですが、台風の影響で波が荒く砂浜がかなり狭い状態で、満潮時間は午後4時半ということからさらに狭くなっていくことになります。
 私も最後に飛んでみたところ、風が良すぎてトップランディングは難しそうなので砂浜に降りることに。こういう風だと斜面の近くでは高度が下がらずで海上で高度処理をしましたが、やっぱり荒れた大波の海上を飛んでいるのはチョット怖い感じがしました。


 動画 → 予報は大ハズレだけど良い風なのでモンクなし 

昨日のようにはならず

2012年09月26日 | 仕事


 昨日は予報以上に良い風に恵まれましたが、本日はやはり南西で弱い風に終始してしまい、なんとかテイクオフしてすっ飛ぶのが精一杯となりました。残念ですが、もうすぐ10月になろうとしている時期にそうそう良い南風が吹くことは望めません。

 明日は北西の予報で、体験の予定もあるので衣笠山へ。体験のかたのお一人は遠方(三重県)からおいでになるので、なんとか良い風になってほしいものです。

 パラシュートリパックがなかなか進まないので、夕方に店へ帰って来てからとりかかり、とりあえずとても手強かった(?)一つを完了。たたむだけなら簡単なのですが、それよりもクリーニングのほうに時間がかかって手間取りました。サスペンションラインに付着したゴムは、なんとかベタつかない程度に落とせたのでOK。いざパッキングしようとしたら、ハーネスのコンテナ内側に赤土らしきものが付着しており、濡らしたタオルで頑張って拭いてみたのですが、コレがなかなか頑固できれいになりません。うぐぐ、アタマにきた、こうなったら高圧洗浄機の水圧で汚れを吹き飛ばしてやる!…というわけにもいかないので、あまりきれいにできませんでしたが、これでカンベンしてもらうことにしてパッキング。泥汚れはホントに落ちませんね。
 あと二つやれば終了なのでゴールが見えてきましたが、残りのパラシュートやハーネスは良い状態で、作業が簡単にできることを願ってます。

期待はしてませんでしたが意外にも

2012年09月25日 | 仕事
 
お、ソアリングできる風になったじゃありませんか
 

 
高塚から約5キロぐらい? 久美原あたりの風力発電機を通過
 

 
皆さんが『青い屋根』とよぶ地点を通過。何かを作ってる工場ですかね?
 

 
はやく完成しないかなキャンプ場。オープンしたら皆でいちどキャンプしましょうね
 

 
老人ホームが見えてきました。ここまで来たから行ってみることに
 

 
高塚から約11キロ。ここで折り返すのが無難。ホントに良いランドマーク(?)です
 


 なんだか風向がよく判らない予報です。とりあえず午前中は弱そうだし、実際にウチは西の微風なので、飛びに来るかたには様子を見てゆっくり出かけることを連絡。11時ごろになって衣笠と高塚の風を確かめると、両方とも風向は良く風速は最大15km/h、平均11キロ程度。
 どっちも同じような条件なので迷いましたが、高塚の方で飛ぶことに決めてお昼過ぎに到着。風速は弱目ながらも風向はとても良いので、しばらく様子を見て少し風が吹いてきたところで浜松のTさんがテイクオフ。なんとかソアリングできたので私もテイクオフすると、すぐにTさんがランディングしてしまいました。あらま、回収に行かないと。5分も飛ばないうちにトップランディングしてクルマで回収に行き、再度Tさんがテイクオフ。こんどは大丈夫なようなので私ももう一度とんで、伊古部を渡ってとりあえずゴジラまで行ってみました。
 眼下の斜面に生えている木の枝や葉っぱがほとんど揺れてないのが不安でしたが、高度は保っていられるのでさらに西へ進んでいくと、海抜120mぐらいまで上昇するようになってきました。なのにやはり木がほとんど揺れないのが不思議だけど、風が良くなってきたのかもしれません。
 結局は西の老人ホームまで行って折り返し、2時間ほど楽しく飛んで本日の活動は終了。ダメモトで高塚に行ってみて正解でした。


 動画 → 今日は老人ホームまで往復できるとは思ってませんでした  


リパックは注意して

2012年09月24日 | 仕事


 ウチの前のモータースの娘さんから「パソコンは大丈夫でしたか?」と訊かれました。今月の11日の朝にウチの真ん前の電柱に落雷があったのですが、幸いにもパソコンや他の電気製品にも異常なし。ところがモータースさんのパソコンは、起動中でもなかったのに壊れてしまい修理に出したそうです。んー、ヨカッタ、私は起動させて使っている最中の落雷・停電だったので、こりゃ絶対に壊れたと思ったけどセーフだったので。聞いた話によると、使ってなくても回線などを全て外しておかないと落雷のダメージからは逃れられないそうです。ウチではなくモータースさんの方には雷の電気が行ってしまったんでしょうか。

 北西の強風のため練習生のかたに中止の連絡をして、本日は仕事をせずノンビリとすごすことに…したいところですが、溜まっているパラシュートのリパックをやらないとイケマセン。
 このパラシュートの製造年月日を見ると1998年。そろそろ新品に換えた方がよい時期だと思いますが、依頼されたのでとりあえずはリパックです。パッキングに使用しているゴムが溶けて、インナーコンテナやサスペンションラインに付着。おそらく大丈夫だとは思いますが、開傘の阻害に絶対にならないとはいえないので、やっぱりクリーニングすることにして清掃作業開始。うー、溶けてベッタリとついたゴムがなかなかとれない。数十箇所に付着しているのでうんと作業時間がかかります。
 それはともかく、このパラシュートは以前にご自分でリパックをされたそうですが、コンテナから抜き出した時にドッキリ。ラインを束ねるために使ったヒモが2本取り忘れてありました。これではロックされてしまいインナーコンテナが開かないので開傘できません。実際にパラシュートを使う機会はほとんどないとは思いますが、肝心の時に使用不能ではそれこそ無意味なので、今回はリパックに出してもらってヨカッタです。
 ご自分でリパックしている人はくれぐれも注意して作業してください。

店の中がパラシュートだらけ

2012年09月22日 | 仕事

 9月もすでに下旬となり、もうそろそろ南風の吹く日が少なくなり、高塚で飛べる確率は低くなって「また来年」となってしまいます。高塚は安全で楽しく飛べるエリアなので、ホントは一年中ずっと飛んでいられれば良いのですが、風向は季節とともに変わるのでしかたありません。
 本日は弱目でなんとかソアリングできる程度の風が吹いてくれました。もちろんすっ飛びよりは良いし、明日は雨で飛べない予報なので、週末の二日間のうち本日だけでも飛べてヨカッタのでした。
 またパラシュートリパックの依頼が三人からアリ。んーと、これで私はいま何個のパラシュートを預かっているんだ? 四つか? 五つか? 本当は冬場の飛べない時期にゆっくりやりたいのですが、10月にある皆さんのツアーに間に合わせなくてはイケナイのでやるしかありません。 中には数年以上もリパックしてない人もいるので、今回のエリアの『150日以内にリパックしたパラシュートでないと飛んじゃダメ』というのはよい機会だったかもしれません。

なぜこんなに砂だらけ?

2012年09月21日 | 仕事
 
なぜかラインがくぐって絡んでいるので、いったん全て外して再装着 
 

 
 この道具は私の手製で、ホームセンターでそろえた材料で作りました。ラインの絡みの点検と、このようにラインを等間隔に束ねるために使います。図工が3だったわりには上手く作れたと思いうので、夏休みの宿題なら『たいへんよくできました』の花丸をもらえ…ませんか? 


 きのうときょうは店にこもってリパックばっかりしてますが、一日中ずっと何個もリパックをしているとどうなるか…厭きるんですねコレが(苦笑)いや、仕事なので厭きたなんて言ってはイカンのですが。
 皆さん砂浜にランディングするからある程度は仕方ないと思いますが、それにしても砂がたくさん入ってます。リパックするついでに実際に開傘の練習をしてみましょうと、ご自分でパラシュートを投げ出してもらうことがあるのですが、予想以上に砂がたくさん入っていることに驚く人が多いです。ハーネスのコンテナ内部はもちろん、インナーコンテナ(デプロイトメントバッグ)の中にも、さらには傘体の内側にまで砂は入っていたりします。
 高塚エリアみたいな降りやすいところで皆さんがしょっちゅう転倒しているとは思えないので、脱いでからの地面への置きかたが悪くてコンテナフラップの隙間から砂が侵入するのでしょうか? 高塚は『デューン・砂の惑星』なみに砂だらけなのか?

 多量の砂が入ったまま長期間にわたって使用していると、ハーネスを装着して歩いたり走ったりするときにコンテナの中でパラシュートが動き、そのつど軽くサンドペーパーをかけているような状態になるようです。
 今回は実際に、インナーコンテナに穴があき、サスペンションラインの縫製糸に切れたりほつれたりがあり、さらに傘体に摩耗箇所ができてしまったパラシュートがありました。
 うーん、コレだけ痛んだ箇所があるとちょっと問題…というかもう寿命かもしれない。傘体に記入された製造年月日を確認すると12年前の製品。パラシュートの寿命は10年前後と聞いたこともあるし、実際に傷んでいる部分が多いので廃棄して新品に換えていただくことになりました。この頃は軽量パラシュートも販売されているので、どうせ換えるなら身体に負担がないそういう軽量タイプにすることに。
 いま私が使っているハーネスとパラシュートも軽量タイプで、装着して動くときの負担がとても少なくてラクなため、思わずスキップしちゃうぐらいです(すいません、ウソつきました、オジサンなのでスキップはしません。意味不明の柔軟体操・ストレッチはたまにします)

また日没フライト

2012年09月19日 | 仕事
 
もう少し飛んでいたいけど日没です
 


 朝から小雨が降ったり止んだりという天気。雨雲は東の方へ移動していき本日は晴れるという予報でしたが、どうやら愛知県東部には雲が残ってしまったようです。
 それでも午後からは良くなるのではとスクールのため高塚に行ってみると、やはりお昼になっても小雨が降ったり止んだりで、風は東南東~南東でかなり弱め。
 その後、雨は止んで空が少し明るくなってきましたが、風のほうは好転の気配なし。内心『これはダメかも』と思いつつ、それでも辛抱強く待ち続けた5時ごろに風向・風速ともに好転。弱めながらも風向が真正面になったので初級機でもなんとかソアリングできる状態になってくれたのでした。
 日没時刻が早まっていますが、最後まで残っていたお二人にはなるべく長く飛んでいただくことにして、私も後から少しだけ飛んでトップランディング。機体をたたむ時には日没後になって周囲は暗くなっていたのでした。
 なんだか今年の高塚は例年に比べ、夕方になってから良い風が吹き始めることも多かったような気がします。

せめて年に一回は

2012年09月16日 | 仕事


 予報どおりの東風なのでスクールは中止。10月に北陸のほうへ皆さんがフライトツアーに出かける余地ですが、そのエリアのルールでは150日以内にリパックしたパラシュートを装備していないとフライト禁止だそうです。多くの皆さんが最近リパックしていないので、ツアーまでに間に合うようにリパックをすることになりました。
 ツアーに参加するひと10名ほどの、全員のリパックを私がしなければいけないので、こういう飛べないときに預けていってもらうことにしました。
 ついでにパラシュートを投げ出してもらいましたが、ハーネスに引っかかってパラシュートが出せないということはなく安心。横方向からの差し込み収納式のハーネスは、グリップを真上に引くとスムーズに出ないこともあるので。
 パラシュートのリパックというのは、メーカーによっては三か月・五か月・半年などと、けっこう頻繁にするように指定されていますが、やっぱりせめて年に一回はやっておくべきだと思います。コンテナを開けてみると中が砂だらけなんてことも高塚の砂浜に降りている皆さんのハーネスではしょっちゅうです。中の砂でこすれてインナーコンテナが傷んでいることも多く、やっぱりたまには掃除も兼ねてリパックするべきなようです。

飛べたのは三人だけ

2012年09月15日 | 仕事
 
写真で見ると普通の風みたいですが、実際は東南東でかなり強風
 

 
せっかく来ていただいたのに飛べなくてごめんなさい
 


 南東の風の予報でしたが、実際には東南東で強めの風。これだけ横風だとソアリングはできないし、それ以前に無事にテイクオフするのが無理です。しばらく様子を見ていると東南東と南東の中間ぐらいの風向に少しだけ良くなったので、そのタイミングで二人だけテイクオフ。パワーがあるので高度を獲得して飛んでいられますが、初級機では限界に近い風のため油断ができません。その後しばらくして風はさらに強まり、安全のためお二人とも降りることになりました。まあ、とりあえずソアリングできてヨカッタ。
 本日から三連休ということもあり遠方からビジターのかたも大勢おみえになりましたが、この風向と強風では安易に飛ぶことができません。というか、最大40km/h以上、平均風速30km/h以上では飛べるわけがありません。
 そんな中、朝霧からおいでになったビジターのお一人のKさんがフライトの準備を開始。Kさんは身長190cm、体重100kgという巨漢です。いま体重50kgしかない私から見ると巨漢というより巨人、もうほとんど巨神兵に見えます。んー、信じられない、何を食べたら人はこんなに大きく育つのでしょう。
 そしてKさんがテイクオフ。いくら体重が重くても無理があるのではと思いましたが、対地的に止まることもバックすることもなく上昇してソアリングに入りました。私なら絶対にバックしているような状況なのにスゴイ。
 Kさんは一人だけしばらく飛んでいましたが、やがてはそのKさんでも前進が厳しい風になりランディング。体験に来てくださったお二人の女性にも残念ながら中止を告げて、本日の活動は終了して解散となりました。
 明日も東寄りで強風の予報なので、この三連休はイマイチになってしまうかもしれません。


動画 → ほとんど止まってることも