AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

岐阜大の天気予報

2005年11月29日 | 家庭
 冬季の田原ではよくあることですが、すごい強風です。風に飛ばされてしまうので、洗濯物は屋外に干すことができません。車も少しよろけたりしますし、ウチの前をケッタ(名古屋弁で自転車)に乗って通学する高校生たちが、向かい風に負けて前進がつらそうです。午後1時半ごろ、衣笠山の風向風速計に電話してみると、「西北西の風・最大76km/h」でした。
 私だけでなく、多くのハングフライヤーが最大80km/hまで計測できる大気速度計を愛用していると思いますが、強風の日に衣笠山のテイクオフに立っと、この速度計でも実際に80km/hを表示することがあります。これぐらいの風が吹くと、ランチャー台の上で軽く前傾姿勢になっても風が支えてくれるので、「伸びるっ、伸びるっ、これはK点突破か~っ! バッケンレコード更新か~っ!?」と言いながら、スキー・ジャンプ競技のマネができます、楽しいです、アホです。
 岐阜大学さんからリンクを許可していただけたので(責任者のYさん、ありがとうございました)、Bookmarkに「岐阜大学・局地気象予報」を載せました。ここを開いてトップページメニューの「各地の予報」をクリックしてみてください。田原市など各地の1時間ごとの風向・風速などの予報が表示されます。
 皆さん十分にご承知でしょうが、天気予報は当たるも八卦、当たらぬも…なので、外れても怒っちゃダメですよ~。

とうとう西高東低になるようです

2005年11月28日 | 仕事
 朝方はソアリングできそうな風だった衣笠山ですが、お昼に近づくにつれて穏やかになり…結局は午後2時頃にハングで1本すっ飛んでエアワークに帰ってきました。毎日飛べていた衣笠山も、天気図を見ると今晩は寒冷前線が通過して雨が降って、明日からしばらくは西高東低の気圧配置でかなりの強風でしょうか。
 でもこの一週間、けっこう私個人の楽しみとして、とくにハングで飛ぶことができ、久しぶりに蔵王山でも飛ぶことができ、仕事とは関係ない部分での個人として有意義な時間を持つことができました。蔵王山でハングで飛び始めた10代の頃のことも、だれも教えてくれる人がいないパラグライダーでの飛行を、ハングの知識・経験をもとに置き換えて我流で飛ぶようになった20代の頃のことも、ともに本当は最初は恐々やっていたことを忘れないように、謙虚に継続していきたいと思います。その、謙虚になる…というのが、実は一番むずかしいのかもしれませんが。
 パラグライダーというスカイスポーツのおかげで、高齢者も空を飛ぶようになった昨今ですが、その方々が「あと何年、飛べるのかな…」とおっしゃるときがあり、自分もいずれそう思いはじめる時期が来るのでしょうか。ウチの父親が今年、齢76歳にして、自分の判断で危険を感じ、自動車の運転をやめました。生活のうえではとても不便になったことでしょうが、その判断・決断には敬意します。私は現在40代ですが、あと何年これを仕事としてすることができ、あと何年趣味として継続できるのでしょうか。「生涯現役」…というのも、仕事や遊びの種類によるでしょうが、実際にはありえないですもんね。好きだからやるということと、それをやることが周囲から許されることとは別でしょうし。
 画像は、蔵王山の展望台駐車場から撮った、衣笠山方面に沈む夕陽です。展望台にエアワークの案内書を置かせてもらっているので、それの補充のためにたまにここを訪れます。気象条件に恵まれたとき、日本のシンボル(?)である富士山が見えることがあります。この展望台にあるレストランは長期間にわたり閉店していましたが、リニューアルして今月から復活。フランス料理のランチやディナーコースが楽しめるようになったそうです。利用してあげてくださいね。たまに夜この山に登ることがありますが、展望台からの夜景がとてもきれいです。

嬉しい! おめでとうございます

2005年11月27日 | 仕事
 衣笠山林道の、地元白谷地区住民による草刈作業の日なので、私もいつもより早起きして衣笠山へ行き、クラブの有志とともに参加・協力して、作業を終えてからフライト活動開始。
 今日の衣笠山は、すっ飛びしかできない微風がしばらく続き、その後にパラ・ハングともにソアリングできる条件になり、最後は強風でハングだけが飛んでいられるコンディションになりました。これで7日間連続で衣笠山は飛行可能・ソアリングできたので、これはとても珍しいことです。明日はかなり穏やかな風の予報なので、ソアリングができるかどうか解りませんが、はたしてこの新記録(?)はまだ伸びるのでしょうか?
 ところで、四国で先週開催された、パラのJPAナショナルリーグ競技会・女子の部でJちゃんが3位に入賞して、その表彰状をエアワークに持ってきてくれました。パラにもいろんなレース・競技会がありますが、入賞して表彰状をもらうと、皆さんエアワークに持ってきてくれるので、画像のように店内の壁にかけてあります。昨日のJちゃんの表彰状が13枚目なので、けっこうな数になってきて嬉しいことです。
 そして、伊豆の稲取エリアでこの時期に毎年開催されている、パラでは珍しい団体対抗戦の大会に、今年も昨日から参加した、K師匠・名古屋のM田さん・浜松のKさん3名で組んだチームが団体1位に、K師匠は個人1位になったのだそうです。
 すごいぞ、過去にも毎年チームを組んで仲間が参加していましたが、今回のチームの平均年齢が一番高く、そして初めての優勝じゃないですか~。
 というわけで、また表彰状が何枚か増えますので、エアワークの壁を皆さんも見上げて褒め称えてあげてください。とくにK師匠は褒められるのが好きですので、皆さんよろしく。
 ところで、ウチには自転車がありません。この伊豆の大会では、上位入賞者の賞品に自転車があるそうなので、私は毎回K師匠に「賞品で自転車をもらったらウチにちょうだいね」とお願いしてきました。K師匠も毎回「よっしゃ、まかしとけ、もらってきてやる!」と言ってくれるのですが、まだその約束は果たされていません。今回の賞品はナンだったのでしょうか? 自転車・DVDデッキなどでしたらお願いしま~す(^_^)

なんとかソアリング

2005年11月26日 | 仕事
 風が弱いという天気予報なので、ソアリングはどうかな?…と思いながら衣笠山へ。テイクオフに到着するとやはり弱めですが、上手にコントロールできれば上昇・ソアリング可能という、ちょっと微妙な風です。まず練習生のKさんがテイクオフしたところ、斜面から離れていってしまうので残念ながらすっ飛び。続いてテイクオフした数人はなんとかソアリングしましたが、やはり山頂まで行くことはできず、その後さらに風が弱まった時にランディングしてしまいました。今週は月曜から毎日ソアリングでき、楽しく飛べた衣笠山ですが、今日はこのまま、短時間のすっ飛びコンディションに終始するような、いやな予感がしてきました。
 再度テイクオフへ行ってしばらく様子をみるも、やはり風は弱いままですが、そこで会長Yさんが飛んでみることに。なんとかソアリングしましたが、テイクオフ後方斜面にびったり張り付き続ける、ギリギリの強さの風です。狭い空域だけで20分以上は苦しいフライトを続けていましたが、少し上昇できた瞬間があり、そのワンチャンスを逃さず山頂に渡ることに成功、さすがです、Yさんの粘り勝ちです。
それを見ていた私は、初心者では無理かもしれませんが、丁寧に飛べばYさんのようにソアリングできるかもしれないので、練習生のKさんとタンデムで飛んでみることにしました。今日は土曜で大勢が来ておりしばらく順番待ちですが、Yさんに続いて飛んだ人たちは皆さんすっ飛び。こりゃダメだと思いましたが、私とKさんの順番が来たのでテイクオフ…しかし風弱く立ち上げ失敗。結局3回も皆さんに機体を置きなおしてもらい、やっとホールドできたところでテイクオフ。右旋回で限界まで斜面に接近して、左旋回した時点で5mほど上昇、う~ん、とっても苦しい状況です。私たちもすっ飛んでしまうのだろうな、なんだかいやなピッチングも発生するし、変な風だなと思いながら飛んでいると、なぜか20mほど上昇。変なピッチングをするのは、ムラがありながらも風が吹き始めた影響のようです。皆さんには迷惑かけたけど、立ち上げを3回失敗したのはラッキーだったかも。1回目でテイクオフしていたら、きっとすっ飛んで3分間の飛行になったので。
 50mほど上昇できたところで、パッセンジャーのKさんに「これぐらい上昇できたら離脱して、山頂に行ってイイんだよ~」と説明しながら進路変更。その後は操縦をKさんに交代して、山頂の空域を正確にトレースする練習をしてもらいながら30分ほどすると、また少し風が弱まったようで、タンデム機の性能では少し高度が下がるようになってきました。私の後にテイクオフした人は皆ソアリングしているので、大きなタンデム機がその空域に侵入するのは明らかにオジャマ。「これぐらいにして降りようか?」と言って、Kさんにランディングに向かうように指示。
結局良い風が吹いていたのは1時間ほどで、その後はまたすっ飛びコンディションになってしまった今日の衣笠山でした。
 画像は、山頂への離脱成功まで、この低い高度でがんばって粘っていたYさんです。

写真を撮りに蔵王山へ

2005年11月25日 | 仕事

 今朝も衣笠山で飛ぶのに良さそうな風が吹いていますが、クラブの皆さん52名から集めた体育協会の個人会費を、体育協会にそろそろ納めなければならないので、パソコンで名簿整理を始めました。今日はスクールの予定もないし、皆勤賞のAさん&Kさんも、そうそう連日では飛びに来ないだろうと思い、今日は終日ショップの中で事務仕事をすることに。
 すると11時頃、事務所のパソコンの横に設置してある固定無線機からAさんの声が。あら、やっぱり今日も飛びに来ていたんですね。強めの風なので、Kさんがテイクオフに難儀しているそうです。う~む、困っている人がいるなら国際救助隊・サンダーバードのように緊急出動しなければ。私はKさんのサポートのためヤムオエズ(^_^)仕事を中断して衣笠山へGO。
 到着してみると、確かにテイクオフにはちょっと強めの風ですが、Aさんは海抜500m以上のパラではなかなか到達できない高度まで上昇しています。お~、これはなかなか楽しそうなコンディション。Kさんのテイクオフを手伝ってから、私もハングのセットアップを始め、遅れて正午すぎにテイクオフ。
 ハングにはもう少し強い風のほうが合っているのか、Aさんたちのパラのように高くまでは上昇しませんが、それでも400m以上までは上昇できる十分なコンディションです。これならラクに蔵王山に行けるので、Aさん・Kさんにそのむね伝えてから進路を東へ。なんで蔵王山に行きたがるかというと…風力発電機が設置されてからは上空を飛んだことがないので、ただ写真が撮りたいだけなんですが。メンテナンスのためか、昨日から風力発電機は回転を止めているので、最接近してアップの写真を撮ろうと思ったのですが、蔵王山はやっぱり衣笠山よりも風が強いので、あまり風下の空域に進入するのは危険。もっと穏やかな風のときなら展望台の真上まで進入できるのですが、今の風だと離脱が難しそうなので、安全な風上の空域から展望台や発電機をデジカメで撮影。高度は海抜350mぐらいで、先ほど衣笠で飛んでいたときより風は強そうですが、やはり衣笠山のようには上昇しません。山頂の高さは衣笠山も蔵王山も海抜約280mで同じ高さなのに、いつも不思議に思います。斜面の傾斜角度などが違うのでしょうか?
 私がハングを始めてからの数年間、1982年ごろまでは、まだ衣笠山に林道はなく飛べなかったので、この蔵王山で秋口から春先までフライトしていました。初級機に乗っていた時期は性能に余裕がなく(今の初級機のように良い性能はありませんので)、強風のわりには高度が上がらず、そしてランディングまではとても前進しにくいというエリアでしたが、中級機に乗り換えた初めてのフライトのときにシェアが発生して、海抜1000mぐらいまで上昇したのもこのエリアです。もちろんシェアだったなんて後から解ったことで、そのときは能天気に「機体の性能が良いと高くまで上がるもんだな~」と感心しながら、初めて衣笠山に移動して上空をソアリングしてきました。
 さて、最後はやっぱり、上級機のように衣笠山に帰って来ることはできず、港の埋立地にランディング。やっぱり蔵王山に行くのは、もっと性能の良い機体でやったほうが楽しいです。

お昼ごろまで飛べました

2005年11月24日 | 仕事
 天気予報だと昨日より少し強い風のようですが、超A+級プロフェッショナル皆勤者の豊川のAさんと、練習生の名古屋のSさんとともに衣笠山へ。10時半ごろにまずAさんテイクオフ。さらに強めの風になるおそれもあったので、Sさんにはハーネスに4kgほどのウエイトを積んでもらってテイクオフ。ほどなくスムーズに高度230mほどまで上昇できたので、Aさんに誘導してもらいながらSさんも山頂方面でソアリング。
 Sさんの誘導はちゃんとAさんがしてくれているし、テイクオフに到着するまでは私もいっしょに飛ぶつもりでいたのですが、あと少し強くなったらSさんには降りてもらわなければならないぐらいの微妙な強さの風なので、地上にも一人いたほうが良いように思えて、とっても迷うところです。Aさんも「飛んだら?」と誘ってくれましたが、やはり今日は回収&誘導に専念することに。飛ぶことが仕事のこともあれば、飛ばないことが仕事の日もあるダス。
 そしてSさんは1時間ほど、Aさんは1時間半ほど飛んでランディング。ちょうどお昼になったので、休憩しながら昼食をとって、Sさんはしばらく地上練習。そうしているうちに、やはり徐々に強風になってきたようなので、今日は早めにエアワークに戻ろうと思ったところで、一仕事おえた新城のAさんから電話が…。う~ん、残念、もう少し早ければ飛べたのでしょうが、すでにかなりの強風で、この後はもっと強くなりそうなので…結局Aさんはあきらめることにされました。またいっしょに飛びましょうね、明日なんかも飛べそうな予報ですよ、どうですか?
 画像は、秋空のなか、快調にソアリングするSさんです。

ベストコンディション

2005年11月23日 | 仕事
 感心にも遅刻する人がいなかったので、エアワークはスクールのため9時20分に衣笠山テイクオフへ到着。北西・弱めの風なので、はたしてソアリングはできるのかな?…というコンディションでしたが、練習生の皆さんは上昇して安定したソアリング。そして本日の衣笠山は、風が強まり過ぎることも弱まり過ぎることもなく、夕方までの終日とても良いコンディションに恵まれ、大勢のパラとハングの人が長時間・好きなだけ飛んでいたのでした。
 練習生のFさんには、強風時に風上に進めなくなった場合や、夏場のメインランディングが使えない場合に備え、2次手段としての飛び方を経験してもらうため、K師匠にリードしてもらって港の埋立地に降りる練習をしてもらいました。北西・強めの風でちゃんとできたので、これならば今後は西風ならとくに楽勝で港へエスケープ、安全確保ができると思います。
 港の埋立地へのランディングは必修科目にしているのですが、初めて行う時は当然ながら良いコンディションで余裕高度が獲得できた場合に限りますので、今日のような日は絶好の機会です。毎回が今日のような風なら、練習生の人はホントに早くスキルアップできると思うのですが…そんなわけにいかないのが自然を相手のスカイスポーツの、難しくて楽しいところでしょうか。
 本日エアワークに来た人は皆、いつものように手で開けようとしたとたんにドアが開くので、一瞬びっくりしてカタマルので笑えてしまいました。そういう自分もまだつい、両手をドアに伸ばしかけるので、ヒトのことを言えないのですが(^_^)
 画像は、私の機体を借りてソアリングする練習生のT村さんと、昼過ぎに衣笠山に到着して、風を見ながらテイクオフにしばし佇む豊明市のT山さんです。

ハングに良いコンディションになりました

2005年11月22日 | 仕事
 今日も飛べそうだと衣笠山へ。11時ごろはパラに少し強い風になっていましたが、Aさん&Kさんはテイクオフ。私はハングのセットアップを終えて、さらに風が強まった11時半ごろテイクオフしましたが、パラで飛ぶならば高性能機じゃないとマズイと思ったので、遅れておいでになった西尾のNご夫妻に「奥さんはやめたほうがイイですよ~」と声をかけてソアリング続行。周囲を見ると、それまで飛んでいたパラの人は全員ランディングに向かって行くので、やはり限界に近い強さの風になったようです。
 飛んでいるのは私一人だけになってしまいましたが、ハングには良い風なので、高度を上げることに専念。この初級機ハングでも海抜450m以上まで上昇でき、山頂南側の滝頭公園や、南西方向の葦ヶ池もよく見えるようになったのでカメラで撮影をしましたが、残念ながら昨日のように澄んだ青空ではなく、大気が霞んで視程も悪い、撮影には不向きな日和です。
 1時間ほど経過してそろそろ降りようかなと思い始めたところで、Nご夫妻のご主人が機体を広げて準備を始めたのを確認。私のいる高度は強風だけど、テイクオフは風が弱くなったのかな?…と思いながら高度を下げてみましたが、低高度もやっぱり強風のようです。でも、個人の技量や機体性能によっても限界は違うのだし、Nさんなら平気なのかな? とはいえ、やっぱりかなり強風のようで、何回も立ち上げに失敗して苦労されています。それでもめげずにリトライして結局テイクオフ。う~ん、スゴイ、軟弱な私ならばまず、2回失敗した時点で飛ぶのはやめてしまうでしょう。私のいる山頂方面の空域にNさんが移動してきて、調子よさそうに飛んでいるのを確認したのでランディングすることに。約1時間半の飛行でした。
 早めにショップに戻ったところで、去年から故障していたエアワークの自動ドアを、直せるかどうかAさんが見てくれることになりました。Aさんは定年までの長年にわたり、某大手電気メーカーに勤めておられたこの道のプロです。ドアを開閉させるためのスイッチである感圧式マットが故障していたのですが、裏技(?)を使って修理していただけました。おお~、久しぶりに手動ドアから自動ドアに復活! 手で開けなくてもドアが開く!(本来は自動ドアなので当たり前なんですが、久しぶりなので感動する私)Aさん、どうもありがとうございました。
 というわけで、エアワークの「手動式自動ドア」に慣れてしまった皆さん、これからはドアが、以前のように勝手に開きますので注意してください…って、何に注意するのだ?
 画像は、強風時のランディングのため、風下に引きずられないように私に逮捕された…じゃなくて確保されているNさんです。

平日は飛べルンですが…

2005年11月21日 | 仕事
 またしても土曜・日曜ともに強風のためスクールできず。そうかと思えば、スクールの予定がない本日は良さそうなコンディションなので、10時ごろに衣笠山へ。11時前後に皆勤賞・AさんとKさん、感心にも仕事をサボってきた(?)豊橋のM矢さんたちがテイクオフ。最後に私もハングでテイクオフ。北西の風向でハングには少し弱めの風。山頂高度より少し高く上がる程度ですが、ソアリングするのには十分な風なのでOKです。
 11月も下旬になったので、身体は真冬用フライトスーツ、顔はフェイスマスク、手にはハンドウォーマーと、本日は完全防寒装備で飛んでいるのでとても快適。これなら長時間飛んでいても平気です。たまには2時間ぐらい、いや、昨日の東京国際女子マラソンの高橋尚子にならって2時間24分39秒を目標に飛ぼう(?)…などと考えていたら、ハーネスのポケットに入れていた携帯電話から着信音が聞こえてきます。フルフェイスヘルメットなので、それを脱いで電話に出るのもわずらわしく、放っておくことに…したら、けっこうシツコク着信音が鳴り続くので、地面に落とさないように注意してハーネスから携帯を取り出してディスプレイを見ると、浜松のK師匠からなのでした。今日は勤務のはずのK師匠から、平日の昼間に電話があるとは珍しく、急用なのかもしれません。とりあえず通話ボタンを押して、フェイスガードと口の間に電話を差し込んで、「いま飛んでるんで、後でかけなおします!」と大声で言って切断。約40分で飛行をとりやめ、ランディングしてK師匠に電話をかけなおすと…急ぎといえば急ぎ、夜になってからでも良いといえば良いような用事なのでした…もっと飛んでいたかったのをあきらめて、慌ててランディングしたのに…しくしく…。
 他の皆さんも1時間~1時間半ぐらいでランディング。全員もう飛ばないとのことなのでショップに帰って休憩していると、午後3時近くになって岡崎のハングのOさんが突然現れました。わ~、なんでもっと早く来ないの?
 Aさんは飛ばずに車の回収をしてくれることになり、再び衣笠山に行ってOさんと私の二人でフライトすることに。日没まであまり時間がないので、私はパラでテイクオフ。しばらくソアリングして、日没10分前の4時35分ごろランディング。全てを片付けたときには、またも周囲は真っ暗になっていたのでした。
画像は、テイクオフ直後に右旋回に入るM矢さんです。

午前中にちょっと飛んできました

2005年11月15日 | 仕事
 天気予報では強風のようだし、実際にもそのようだし、今日はスクールの予定もないし、外に出ず一日ショップの中で仕事をすることにして、パソコンを起動してメールの確認をして返信して…10時ごろにふと事務所の窓から蔵王山の風力発電機を眺めると、朝方より回転速度が落ちているようです。クラブの衣笠山風速計に電話して確認。すると、現状ではパラでも飛べる強さの風。この後また強風になるのかもしれませんが、飛べるのならば一日屋内で仕事しているのはもったいないかも。
 家内に回収をお願いして衣笠山へ出発。テイクオフへ到着すると、現状ではパラで飛んだほうが適している弱い風ですが、予報からいっても強風になるかもしれないのでハングをセットアップ。風向はまたも北北西の、ハングではとくにイヤな風向なので、高度計を170mにセットして、慎重に機体をかまえて10時57分テイクオフ。テイクオフ地点近辺を5往復して、海抜高度210mを突破したところで山頂へ。高度300mまで上昇するので、今のところ昨日より少し良い条件です。
 350m以上まで上昇できるようになったら、最後は港に降りるつもりで蔵王山に行ってみようかな?…と思いながらしばらくソアリング。一人だけで飛んでいるので、他機警戒に神経も使わずにすみ、好きなコースを自由に飛べて、空が広くて(?)とてもラクチンです。高度は大してあがりませんが、普段の衣笠山よりかなり東端まで行け、テイクオフより後方で飛ぶこともできます。
 そうしているうちに風向は北西~西北西に変わり、時刻も正午に近づき、午後からはショップに戻って仕事もしたいし、家内に回収してもらうのに一人だけ長時間飛んでいるのもナンだし…で、高度は相変わらず300m前後までしか上昇しませんが、ダメモトで蔵王山に向けて移動開始。しかし、途中でやはり高度をロスしすぎるので、進路変更して港の横の通称「滑走路」にランディング。機体をたたみはじめたらすぐに強風になってきたので、たまたまちょうど良いタイミングでランディングしたのかもしれません。
 画像は、テイクオフ地点から見て右後方、衣笠山と蔵王山の間にあるクレーターです。このクレーターは、6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落下して、恐竜を絶滅に追いやった隕石が大気圏突入時に剥離・分裂し、そのうちの破片の一つが落下したことで形成されたといわれており…ウソです。本当は、1908年に中央シベリア・ツングースで発生した謎の大爆発、一説にはマイクロブラックホールが地表に衝突したのではないかといわれているものと同種で、落下した当時は昭和18年・太平洋戦争中だったため、この近くにあった海軍基地が壊滅した事実は終戦まで秘密にされ…ウソです。セメントの原料にするための採石場、露天掘りの鉱山です。長年の採掘で一番低い地点はかなり深く、地図の表記では海抜ゼロメートルか、海面より低いマイナス高度のようです。以前は中心にきれいな水色の水溜りがありましたが、掘削作業が進んで地形が変わったのか、いつの間にか消滅してしまったようです。
「彷徨える湖」…というか水溜りですかね?