グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

おもわず駆け出したくなるほどの蒸し暑さ。

2013-07-06 16:00:52 | Weblog
おもわず駆け出したくなるほどの蒸し暑さ。


梅雨の雨が続いて、わりあいに涼しかった南九州。しかしこの2日
間いきなり10度ちかくも高い35度超の猛暑日となりました。

そんないきなりの猛暑に、思い出したものがあります。

それは、鹿児島県加治木町にある椋鳩十文学記念館で見た、谷内
六郎さんの絵、椋鳩十さんの文による、週刊誌のコラボ連載作品
シリーズです。そんなシリーズのなかの1枚に、とくに心に留まった
作品がありました。それは

 鹿児島の梅雨、そして夏

をテーマにしたもの。

その谷内さんの絵には、こんな椋さんの文章が添えてあったので
す。いわく・・・

山も海辺も、外も家中も、いたるところに湿気が満ち満ちるこ
 の強烈な暑さ。気が狂うほどのこの蒸し暑さ


・・・と。 さらに文章は続きます。

これほどの気候のなかに数週間も耐えて居ると、おもわず叫ん
 でうごきたく〔駆け出したく〕なる

おもわず叫んで駆け出し、西南戦争をおこした薩摩の人の気持
 ちがわかる


と。

椋さんは、はげしい雨、そしていままで降っていたと思ったのも
つかの間、雨間に急に照りつける強烈な日差しを伴う南九州独特の
梅雨
がヒトを動かさずにはおられなかったのではないか、とそう
文を綴っておられました〔現在の日本もこんなかんじですよ〕。

・・・・わかる気がします。

エアコンはもとより扇風機もない時代に、社会的にも経済的にも
将来の展望について満足を得られそうもない状況の中、耐え難い
暑さの中で季節の過ぎ行くのを耐え続けていると、きっとそうなる。

椋さんの「気候ストレスの人に対する影響の大きさが西南戦争を
ひきおこした」説
には、お二人のコラボ作品を前にしたわたくしは
大いに同感したものでした。

・・・ちなみに椋鳩十さんは、長野生まれ。桜島湾の奥にあり湿
った水蒸気に満ち満ちた加治木の蒸し暑さを、加治木にいる誰よ
りも実感されておられたのにちがいありません。


◎ 就農者のみなさま、熱中症対策には万全を期されてくださいね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜






イネの穂の赤ちゃん〔幼穂〕、おおきくなりました。

2013-07-06 12:02:01 | Weblog
イネの穂の赤ちゃん〔幼穂〕、おおきくなりました。

「なんだか、おわかりになりますか?」と、ご紹介したコシヒカリ


 ロケット.jpg


の イネの穂の赤ちゃん〔幼穂〕が、大きくなって6月の25日に
出穂しました。


ののののの イネの花.jpg


左上の写真が、 イネのお花の開花 なんですよ。

じつは先日の台風4号による風の〔穂に与える〕影響が心配された
のですが、おかげさまで無事に乗り切ることができたようです。

 
ののの  出穂 2013.jpg


このまま順調に天候が推移していけば、例年とおなじくらいに7月
の末には イネ刈り となります 


◎ 自家用のイネを作る程度の農業だとしても、田んぼつくりは
  じつに 楽しいもの。そんな実感を持つ農家さんも、この日本には
  たくさんいらっしゃるんですよね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染