グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

“半透明”が、いちばんこわい。

2013-07-25 22:24:16 | Weblog
“半透明”が、いちばんこわい。

住んでいる町が、温度の高かった場所として全国ニュースで報道され
た日。暑気払いにホラー映画を見たあとで、住まいへとつづく、ひと
気のない倉庫の横の、緑とは無縁のコンクリート道路を歩いていると
き。倉庫の雨どいに、 なにか半透明なものがいる のに気づいた。

時間は、22時。
草木も眠る丑三つ時〔午前二時から二時半〕には早すぎる。

もっていたデジカメを構えつつ近づく。

そして・・・高い倉庫の屋根から伸びた雨どいの陰の空中に浮いてい
るように見えたもの が



これ。 ののののののののののの クマゼミ.jpg


 クマゼミ2.jpgのの脱皮したばかりのクマゼミでした。


ほの暗い電柱の灯かりのたもと。

脱皮したばかりの半透明な姿で、幼虫時代の茶褐色の自分の殻に捉ま
っていたので、 “半透明なものが茶褐色の雨どいの前で浮いている
ように見えたわけです。

土とは無縁の場所であったこと、そしてもちろん通常のセミの脱皮の
時間〔丑三つ時から夜明け前〕には早すぎたので、こちらにとっても
想定外のできごとでした。

それにしても、たとえちっちゃいものであっても、なにやらうごめく半透明
の物体を、ひと気のない場所でみるのは なぜかどきどき させられて
しまいますね。


◎ 電柱の灯かりが 夜明け前の光の加減に似ていたためでしょうけ
  れど、“照明の光がいろいろな生きものに影響を与えている”の
  は〔このセミの脱皮の例をみるまでもなく〕まちがいのないことなので
  しょう。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」