技術の力
大学へ進学した動機は、高校でオームの法則を学んだ時、
電流の正体を知りたいと思ったことだ。
今思うと工学部で無く、理学部に進学した方が良かったと思ったりした。
一時学ぶ事が苦痛になった。
工学部というのは簡単に言うと、何か発明をして物を創り出すところだ。
分かりやすいのはロボットやゲーム機、コンピュータ、スマホ等の製造だ。
理学部は発見をするところだ。
図画工作が苦手な自分はひらめきが無い。
でもその時、医用電子工学という学問に出会った。
トランジスタを使って回路を作り心臓の動作を波形で表す、心電計だ。
今では、CT、MRI等々が電子工学の技術と医学の成果で発明されている。
微少な電流や電位の変化、磁気の検出が出来なければ処理が出来ない。
センサで検出して、増幅して、データ処理をして目に見えるようにする。
ふだん何げなくお世話になっている医用機器には深い技術が根底にある。
指先にはめるだけで、血中の酸素濃度が測れるなんて驚異的だ。すごい。
測るだけで無く、治療用機器や人間の身体の欠けた部分を補う技術がすごい。
下記サイトの「障害者という言葉をなくしたい」を是非見て欲しい。
技術で「障害者」という言葉をなくしたい インド1000万人義足市場に挑む(日経ビジネスオンライン) http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140728/269345/?n_cid=nbpnbo_mlt
「足がない」ことが可能性を広げる 為末大と目指す、東京パラリンピックの金メダル(日経ビジネスオンライン) http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140714/268672/?n_cid=nbpnbo_mlp