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〔映画〕100年の谺(こだま)~大逆事件は生きている~

2015年12月10日 | 幸徳秋水・鶴彬

新宿では永井荷風を、金沢では泉鏡花を、世田谷では徳冨蘆花を少しばかり囓ってきました。

蘆花が、大逆事件の幸徳秋水を支援していたことを知り、「幸徳秋水を顕彰する会」の会員となりました。会の「秋水通信」に同封されていた「映画・100年の谺(こだま)大逆事件は生きている」のチラシに掲載されていた協力団体に「東京都公園協会蘆花恒春園」がありました。
散歩がてらに恒春園管理センターに寄って、蘆花没後90年又は生誕150年事業としてこの映画の上映会を企画したらと提案をしてきました。センター長は、先代センター長時代のことで知らなかったが、都公園緑地部に相談しますと約束してくれました。
恒春園の紅葉はグラデーシとなって見頃でしたの水彩スケッチをしたいと思いました。
【映画の概要】


1911年(明治44年) 絞首刑12名、無期懲役12名を出した大逆事件は、その後の研究で、大逆罪に名を借りた社会主義者、無政府主義者への弾圧であり、国家によるフレームアップ事件であることが明らかになっている。

この映画では、大逆事件の犠牲者たちが何を考え、何をしようとしたかを明らかにするとともに、事件に対する日本の文学者達の数少ない反響を当時、フランスで起こったドレフュス事件との対比でみていく。

戦後になっても、大逆事件は再審の厚い壁に阻まれてきたが、事件の真相が明らかになってくるにつれて、各地で犠牲者の名誉回復や顕彰をする活動が生まれ、現在に至っている。大逆事件とはなんだったのか? 国家と司法、国家と人権、国家と私たち…、100年たった現在もなお、それは、私たちの胸の中に谺(こだま)のように 重い問として残りつづけている。


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