靖国神社ツアーのガイドを始めたばかりの頃だったと思いますが、遊就館一階売店の軍歌CDコーナーで、美空ひばりの「祈り」を買いました。「九段の母」は、参加者に神社境内入口「社号標」の前で聴いてもらっています。
このCDに美空ひばりが広島平和音楽祭で歌った、「一本の鉛筆」、「八月五日の夜だった」、「白い勲章」が収録されています。
一本の鉛筆
松山善三:作詩/佐藤勝:作曲・編曲
あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい
一本の鉛筆が あれば
私はあなたへの 愛を書く
一本の鉛筆が あれば
戦争はいやだと 私は書く
あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい
一枚のザラ紙が あれば
私は子供が 欲しいと書く
一枚のザラ紙が あれば
あなたをかえしてと 私は書く
一本の鉛筆が あれば
八月六日の 朝と書く
一本の鉛筆が あれば
人間のいのちと 私は書く
八月五日の夜だった
松山善三:作詩/佐藤勝:作曲・編曲
かすりの着物 赤い帯
提灯ぽっかり ぶらさげて
橋の畔で 影法師
二つ重ねた 指切りの
八月五日の夜だった
貴方はどこに貴方はどこに
女心は綾結び
蛍一匹 闇をさく
橋の畔の 願いごと
いつか貴方の お嫁さん
八月五日の夜だった
貴方はどこに貴方はどこに
三人四人五人の子
どんぐりまなこ 小さな手
橋の畔で 鬼ごっこ
二人の明日を 夢にみた
八月五日の夜だった
貴方はどこに貴方はどこに
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竹内良男さんの「<ヒロシマへ ヒロシマから>通信№340」の一部を転載します。
(了)