[2024-3-18『1945ヒロシマ連続講座2016』「ヒロシマ通信」メンバーのみなさんへ]を転載します。
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【 今日の通信=内田雅敏さん靖国論考と広島WFC平和パネル展 】
新聞ではあまり大きな記事ではありませんでしたが、靖國神社の新しい宮司に元自衛隊海将だった人物が決まったそうです。元自衛隊の将官だった人物が宮司になるというのは初めてとかで、さっそく「市ヶ谷と靖国の距離近くなる」の川柳が新聞(2024-3-14付け朝日川柳)に載りました。
もう何年も前のことですが、広島・江田島市の主催する戦没者追悼式に出席したことがあります。来賓の挨拶が続く中で、呉にある自衛隊の将校が(急いで付け加えると、江田島の対岸の呉は、戦艦大和を建造した工場が今も残る海軍の軍港でした)挨拶の中で「綿々と続く大日本帝国海軍と海上自衛隊の伝統を受け継ぎ・・・・・・」と言葉をつないだのには仰天したことを思い出します。あぁ、この人たちの頭の中には「戦後」は存在していないのだと思わされたものです。今日の通信は、『靖國神社と聖戦史観』の著書もある弁護士の内田雅敏さんから届いた論考。どうぞじっくりお読みください。
もう1枚は、広島で活動するWFC=World Friendship Centerの「世界平和巡礼60周年記念パネル展」のお知らせです。平和記念公園の南東に立つ記念碑の写真、小さいので読めないかと思いますが、表面には、WFCの創立者であるバーバラ・レイノルズ(1915-1990)さんの「私もまた被爆者です I, too, am a hibakusha Hibakusha - they are the inspiration for all my peace efforts My heart is always with Hiroshima 私の心は いつも ヒバクシャ ヒロシマ とともにあります」と刻まれています。
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(了)