葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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遊就館からポツダム宣言を“つまびらかに知る”

2015年05月24日 | 歴史探訪<靖国神社>
 久しぶりに靖国神社遊就館に行ってきました。

 拝殿横にある絵馬にこんな願いが書かれていました。



 海軍零式五二型戦闘機(ゼロ戦)を上から見られるように階段が置かれていました。


 展示室11「大東亜戦争1」に「開戦の詔書」が展示されています。安倍総理の祖父岸信介商工大臣の署名も見えます。その右上に、太平洋艦隊が11月26日に千島列島単冠(ヒトカップ)湾を真珠湾に向かって出航した説明文があります。その隣に、米軍航空母艦エンタープライズ号が、甲板に戦闘機を満載した写真を掲載し、アメリカも同じように戦争準備をしていたと説明していましたが、いつの間にやらその部分は空白になっていました。
「靖国の神々1~4」までに掲示されているご遺影は、残すところ62番だけとなり、そこが埋まると9720枚となります。神社としては既に受付を終了し、「一万柱の神々」とするようです。

靖国神社遊就館展示室15「大東亜戦争5」の壁に、「終戦 日本再建への道」と題した大きな説明パネルがあります。
 「カサブランカ会議」「カイロ宣言」(大東亜戦争七十年展 最終章には「テヘラン会議」も)「ヤルタ会談」「ソ連仲介の和平努力」「鈴木内閣成立」「ポツダム宣言」「最高戦争指導会議のポツダム宣言検討」「米国、広島に原爆投下」「ソ連軍の滿州、朝鮮、樺太、千島への侵攻」「米国、長崎に原爆投下」「聖断により日本政府、ポツダム宣言受諾」「第2回御前会議」「玉音放送」」「終戦の詔書」「日本軍の武装解除 各地の停戦」「日本、降伏文書調印」「GHQの占領政策」「国際連合の成立」「戦地からの引き揚げとシベリア抑留」「新日本建設に関する詔書(天皇の人間宣言)」「昭和天皇の全国御巡幸」「戦後アジアの独立」「サンフランシスコ条約調印 日米安全保障条約調印」「戦争終結」「主権回復」 
 安倍首相が「つまびらかに読んでいないポツダム宣言」に関する国際的動向から、鈴木内閣の黙殺、広島・長崎への原爆投下とソ連の参戦、天皇の聖断で受諾したこと、敗戦後の日本までを、靖国神社の「皇国史観」と「自存自衛の戦争」という立場からですが「つまびらか」に説明されていることを確認してきました。

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