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「堺屋美術館問題」に新宿区長は“旗色悪し”と黙り戦術

2014年02月20日 | 堺屋太一美術館問題

昨日の新宿区議会第一回定例会初日に、中山弘子新宿区長は「平成26年度区政の基本方針説明」を説明しました。その中には「(株)堺屋太一研究所ビル(1F・2F)」を「区立新宿美術館愛住館」にする構想については一切言及していません。

17日の平成26年度当初予算案を発表した記者会見で、「(予算に盛り込まれなかったことは)文化芸術振興会議で審議中で、答申を待って必要かどうかを慎重に判断したい」話したようです。

「愛住館」管理費予算は振興会議の答申待ちだということは当たり前のことですが、「中村彝」「佐伯祐三」のアトリエ記念館、大京町にある佐藤美術館、西新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館を鑑賞してもらうことや国立美術館、都立美術館、国内外の著名な美術展の割引鑑賞券発行、更には堺屋太一夫人(池口史子氏)と同じく恩賜賞受賞者である審議会々長の高階秀爾氏(西洋美術振興財団理事長・大原美術館々長)が講師となった美術講座の開催等によって、区民と小・中学生の美術への教養と啓蒙活動をするための予算を計上することが必要だと考えます。

新宿區新聞の特集記事にもあるように、文化芸術振興会議で各委員からの批判的な厳しい意見や朝日・読売新聞の報道等から“旗色悪し”と見た区長は、だんまり戦術で議会を切り抜けようと考えているよう見えますがとんでもないことです。答申を待たずに、潔く「構想」を断念すべきでしょう。

【関連ブログ記事】「堺屋太一&中山弘子VS新宿区議会」「堺屋太一&中山弘子合作の美術館構想は断念を」「堺屋太一美術館問題が文化芸術振興会議で審議が始まる」「堺屋太一美術館問題を新宿區新聞が特集


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