大沢昌助画伯の壁画の写真について「せた連」の仲間から下記の【質問】がありました。
黒木実建築研究室の黒木さんは<「世田谷区民会館区庁舎。第一庁舎一階ロビー壁画(大沢昌助画伯作)。現在は無残にもベージュ色のペンキが全体に塗られてしまっている。誰がいつ、だれの指示で塗り替えたのか、とんでもない犯罪的行為。>と書かれています。その大沢昌助画伯作の、第一庁舎一階ロビー壁画の塗り替えられてしまった前の、本物の壁画の写真が見たいと思います。長谷川さんはそれがどこにあるかご存知ですか?
管理人の【回答】
黒木実さんから頂いたパンフの中の写真です。
施工時の第一庁舎のエントランス。美しいインテリアでまるで美術館のような素晴らしい空間でした。(日本建築家協会世田谷地域会発刊のパンフより)
「半世紀を迎えた世田谷区民会館+区役所庁舎と広場」
再生・改修して使い続ける意義
日本建築家協会(JIA)世田谷地域会
2015年9月
googleで検索をしたら「無言の箱」というサイトがありましたが、ここのエントランス画像は既にペンキが塗られたものですね。
この管理人は世田谷区総務課に案内されて庁舎やけやき広場を見学してレポートを書かれたようです。その「世田谷区役所」レポートに
>こちらは塔のある側の反対側白い蜂の巣のようになっているのは耐震補強です。
今でも既にかなりの耐震補強が施されていますが、案内してくれた区役所の方の話ではやはり耐震面にかなり不安があるらしく、建て替えの話も出ているそうです。
区役所の方も残念そうでしたが「今のうちに見たい人は見ておいた方がいい」とのことでした。<
というコメントがありますが、この文章は2008年8月30日に書かれていますので、当時から世田谷区役所内部では解体・新築の計画が進んでいた証左になりますね。
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