天木直人氏(外交評論家)が「集団的自衛権行使容認の閣議決定を打ち砕いた江崎孝の国会質問」と評価されていましたので、民主党参議院議員江崎孝氏と民主党のサイトを見たところ、「自衛隊員の宣誓」については、管理人と同じような問題意識を持っていることが分かり、参議院江崎孝室に電話をして秘書から会議録(未定稿)をFAX送信してもらいました。本日の党首討論で民主党代表海江田万里氏の質問は、江崎氏の論理を引用していました。会議録から下記を抜粋します。
『最後は自衛隊の皆さんのパネルを出して下さい。
宣誓の問題があります。この中に、自衛隊の宣誓の特長的な一文は、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め」というふうにありまして、そして、その冒頭、「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、」というふうにあります。つまり、ここの前提が壊れてくる。集団的自衛権を容認し行使するするとなれば、命を懸ける前提が違ってくる。この宣誓を実は変更する必要がある。
集団的自衛権は他国のために戦うことでありまから、安倍総理は、この事に触れて、セルフイコール自衛隊、ナショナルイコール自衛隊国防軍にしたいと言っている。二十五万の自衛隊員に対して従来と全く違った任務を与えようとしている。集団的自衛権の行使とはそういうことです。』
「レイバーネット日本」によると「契約違反!自衛隊員はたまらない」と元自衛隊レンジャー隊員が官邸前で訴えていました。
6月22日の会期末を前に「集団的自衛権容認・閣議決定」へ突っ走る安倍政権に対して、9日夜、約350人の市民が官邸前で怒りの緊急行動を行った。「戦争する国絶対反対!」「解釈改憲許すな!」コールの声も必死だった。リレートークで元陸上自衛隊レンジャー隊員がマイクを握った(写真下)。「私は、日本への直接・間接侵略に対して命をかけて国を守ると誓約書にサインして自衛隊に入った。アメリカの都合で他国の軍事行動に参加するのは契約違反だ。日本が本当に戦争する国に舵を切るかどうかを、一政権ごときの“憲法解釈”で決められたら、自衛隊員はたまらない。安倍総理! 決めるならきちんと国民の審判をあおぐべきだ」。元レンジャー隊員の怒りの眼が官邸に注がれた。
経済評論家でいま問題の「パソナ」会長竹中平蔵氏は「リーダーは若者から生まれる」の中で『私が、若い人に1つだけ言いたいのは、「みなさんには貧しくなる自由がある」ということだ。「何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わりに貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。ただ1つだけ、そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな」と。』
竹中氏は、新自由主義の経済改革・規制緩和によって非正規労働者・ワーキングプアーを増大させて自衛隊入隊を志望する若者をつくってきました。そしてお友達政治家・総理大臣安倍晋三氏は、自衛隊員を「戦場」へ送りだそうとしているのです。