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76年前に「一脚式自作イーゼル」が

2012年03月12日 | 絵画・音楽・文学・映画・演劇・テレビ

 過日、せせらぎ通り商店街にあるオヨヨ書林 せせらぎ通り店で昭和11年(1936)にアトリエ社から発刊された「水彩畫科 材料及用法」を100円で買ってきた。価値がある内容の濃い掘り出し物であった。

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眞野紀太郞「材料用具の知識」「畫架不要の便利な道具」の頁

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 『此式で一層簡單にするには普通の畫板に、上部一邊の中央に「丸カン」を打ち込み参圖ア、イ、に相當する枝壹本を作り、其の一端に開閉自閉の「茄子カン」一箇を連鎖し「カ」の金具は省略して膝の上に乗せて描くことが出来ます。諸君も試みなさい。』との記述があった。

 NHK講座趣味悠々の講師野村重存氏がテレビで公表して以来、管理人をはじめ、多くの水彩画家たちが、カメラの三脚を利用した「自作イーゼル」を製作してきた。ところが1936年当時の英国ロンドンのニュートン社(現ウインザー&ニュートン社)が発売、また水彩画家眞野紀太郞画伯(1871~1958)がさらに簡単な「一脚式自作イーゼル」を考案していた事が分かった。

【眞野紀太郞画伯についての情報は星野画廊のサイトからである】

 管理人も「一脚式イーゼル」を自作してみたい。

2013/12/09【追記】「自作一脚イーゼルが完成」をご覧下さい。

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