ブログ記事「千歳村文学講座 徳冨蘆花を知る」に“蘆花フアン”さんから「千歳村文学講座の講義内容を知らせて下さい」とのコメントがありましたが、著作権の問題もありましたので本日の講義「兄弟の相克と葛藤 ―蘆花と兄・蘇峰―」の講師である渡邊勲(財団法人「蘇峰会」評議員 創友社刊「恒春園離騒 ―蘆花と蘇峰の相克」著)氏に「今回」と「第4回・自然文学の金字塔『みみずのたはこと』」のブログ転載許諾を頂きましたので、次回に転載します。
さらに、玉稿『二人の父・蘆花と蘇峰「みみずのたはことと鶴子」』創友社刊を頂いてしまいました。【帯文】文豪蘆花・思想家蘇峰の確執にゆれる幼き心 詩情豊かな日本の原風景・名作『みみずのたはこと』を彩る鶴子―徳冨蘆花の養女として慈しみ育てられた懐かしき恒春園の春秋。その想い出とともに語る蘆花の実像。
講義中の余談で、NHK大河ドラマ「八重の桜」には蘆花と蘇峰が何時出てくるかと毎回見ていたが、11月頃にやっと、蘆花と久栄の悲恋物語として少しだけ出ていた。NHK朝のテレビ小説「花子とアン」も東洋英和女学院の場面に蘆花夫人愛子が出てくるかと思ったがやはり出てきませんが、女学院の寄宿舎では愛子と花子は隣同士の部屋だったそうです。
「恒春園離騒 ―蘆花と蘇峰の相克」【帯文】静謐な恒春園に渦巻く文豪・蘆花の執念 明治の巨人・蘇峰に挑みつづける孤高の作家・徳冨蘆花。その生涯をかけた「兄弟の確執」の激浪。近代文学史上有名な事件を新資料を基に詳述した独創的評伝二部作。