葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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人骨発見20周年記念プレ企画PARTⅠ

2008年12月02日 | 人骨の会・731部隊・石井四郎

024

「究明する会ニュース」№133 2008.11.30  より転載します。

人骨発見20周年プレ企画

主催 軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会
   (代表 神奈川大学教授常石敬一)
   http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9073/
   
「人骨前史をフィールドワークする」
~731部隊を生んだ陸軍80年を歩く~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パートⅠ「陸軍の父・大村益次郎の銅像と靖国神社」挙行
 薄曇りの10月19日、人骨の会会員で元新宿区議会議員の新宿平和ガイド・長谷川順一さんの案内で、靖国神社を中心にフィールドワークを行いました。参加者は6名という少人数でしたが、逆にそれだけ濃密な時間を過ごせたと思います。
 集合場所は地下鉄九段下駅6番出口から地上に出た所。ビルの裏に入ると、「しようけい館」がありました。ここは、戦地で戦傷を受けたり病気に羅った人たちの悲惨な歴史を綴った資料館で、陸軍第一病院や陸軍軍医学校の歴史、或いは自衛隊衛生学校内にある彰古館の展示とも重なります。一定の歴史観に囚われることなく、事実を淡々と展示する姿勢が大変素晴らしいと思いました。もっとも、二階の蝋人形を使った展示の迫力には圧倒されます。一階には図書室がありますが、一次資料が豊富に揃っており、私ち人骨問題を追及するような人間こそ利用べき場所ではないかと思いました。次に、すぐ隣の靖国神社・遊就館に行きました。私は今までにも何回か訪れましたが、来る度に責任逃れ・自己弁明の歴史観に基いた展示内容に辟易します。先ごろ問題論文で定年退職した(?)航空自衛隊の前幕僚長・田母神俊雄氏らの歴史認識の原点が、ここにあるのではないかとも思えます。今回偕行文庫にも始めて入りましたが、同じトーンでした。驚いたのは、「平和ガイド」の長谷川さんが、遊就館にも偕行文庫にも顔が利くという事実です。どういう立場であつても利用者はお客様というわけです。
 終わつてから、残った数人で神社内の屋台でビールを飲みながら焼き鳥やおでんをつつきました。内容そのものも面白かったし、人骨問題にも関連があったのに参加者が少なかったのは大変残念なことでした。女性参加者の平野さんからは「束京にいながら靖国神に行ったのは初めてでした。こういう機会でもないといかないと思いますので、長谷川さんに感謝です。」という感想をいただきました。
 この企画はこれからも続きます。次からは予約不要です。気軽にご参加ください。(安松 洛)

人骨発見20周年プレ企画

主催 軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会
   (代表 神奈川大学教授常石敬一)
   http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9073/
   
「人骨前史をフィールドワークする」
~731部隊を生んだ陸軍80年を歩く~

PART2 陸軍の中枢・市ヶ谷台

日 時 12月7日(日)12:50分集合13時出発
集 合 JR市ヶ谷駅改札口
定員・事前申込 なし
参加費 500円
雨天決行
当日連絡先 080-3157-1858(鳥居)

コース 江戸城外堀資料コーナー(東京メトロ市ヶ谷駅構内)
 →市谷八幡宮(陸軍省境界石・八紘一宇石碑)
 →防衛省正門(陸軍士官学校・大本営陸軍部・極東軍事裁判法廷)
 →陸軍大将児玉源太郎自宅跡
 →月桂寺正門(軍医中将石井四郎の墓がある)
 →陸軍振武学校跡(蒋介石はここを卒業した)
 →成城学校正門(清国留学生が多数卒業した)
 →陸軍経理学校跡の煉瓦塀

案内人 長谷川順一(東京の戦争遺跡を歩く会)
    16:00頃大江戸線若松河田駅で解散

 

 

 

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