皆さん 「人骨の会」の代表で神奈川大学教授(科学史)常石敬一さんのブログを是非訪問して下さい。
5月16日にエントリーされた記事には藤田裕幸教授はメルトダウンを指摘していたのでテレビ局から干されたと書かれています。
「同窓」となっていますのでネットで調べたら、お二人とも東京都立大学物理学部卒業でした。
Non title(Tsuneishi) 無題(常石)
日本現代誌、日本の今をウオッチするという意味です
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2011年5月16日 (月)
隠されてきたメルトダウン
福島の第一原子力発電所では地震当日の3月11日にメルトダウンが始り、12日の朝には圧力容器の底部分に穴が開いたことを、東電は4月15日になって、分析の結果として明らかにした。同窓の、藤田祐幸は11日、あるいは12日の夜のテレビ番組で、既にメルトダウンが起きているはずだと、指摘していた。その結果、彼はテレビ各局から呼ばれなくなり、代わりに、何も分かっていない、東大などの原子力専門家が「たら・れば」の甘い前提で、楽観的見通しを話し続けていた。
メルトダウンということだと、さらに上記は1号炉についてだが、その他の炉でもそれが起きていたら、環境にばらまかれた、また圧力容器内に残る、放射性物質の量はこれまでの推定をはるかに超えるものとなるのではないだろうか。じゃぶじゃぶと水で「冷やす」という作業で、しかもその水の半分以上を「行方不明」とすることで、メルトダウンで発生した放射性物質隠しと、海などへの環境への垂れ流しをしているのではないかと心配している。政府も東電も、事故に対してまともな対応ができていないが、情報隠しや証拠隠滅には長けていることだけは確かだ。
明日また工程表の改定版が出るようだが、それを信用する人はどれだけいるのだろう。