安部元総理は参院選長野選挙区松山三四六候補の応援演説に駆けつけることになっていました。しかし週刊文春に不倫の記事が出たことによって、急遽取りやめて奈良選挙区佐藤啓候補の応援演説に変更しました。山上容疑者は、前日に岡山市の演説会場で安倍氏を襲撃する計画でしたが、警備状況から止めました。しかし自民党のホームページに奈良市で演説すること知りました。彼にとっては自分のフィールドに来るわけですから「飛んで火にいる夏の虫」だったと思われます。
7月28日付朝日新聞には、近鉄大和西大寺駅北口で演説する経緯が詳細に書かれていましたが、「安倍元総理の死は宿命か、はたまた運命か。」と、思わざるを得ません。
祖父の安倍寛ではなく、母方の祖父岸信介の悲願である「憲法改正」の為に、総理大臣辞職後も清話会会長として自ら獅子奮迅の働きをしてきた結果の「因果応報」と言わざるを得ません。
>自民党の官房長官だった後藤田正晴氏は、安倍晋三だけは絶対に総理にしてはならない。安倍には岸(信介)の(恐ろしい)血が流れていると、話した。< 安倍元総理が「統一協会」に身も心も売り渡して「憲法改正」に突っ走ることを見透していたのかも知れません。
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「安倍さん、来たばかりやんか。しかもまた同じ駅か」。7日午後3時過ぎ、ベテラン県議は思わず声を上げた。10日投開票の參院選で再戦を目指ず佐藤啓氏の陣営から知らされた。
安倍氏は事件10日前の6月28日にも、近鉄大和西大寺駅(奈良市)の南口でマイクを握っていた。
佐藤氏は8日午前、住宅地に囲まれた近鉄学園前駅かいわいを選挙カーで回る予定だった。安倍氏が来てもそこでやりたいと考えていたが、小林茂樹衆院議員(奈良1区)の事務所と話合い、大和西大寺駅前に落ち着いた。駅の南口はやったばがりだからという理'由で近鉄百貨店もある北口に決まった。
現場駅前 判断分かれた.各党
街頭演説の場所に近鉄大和西大寺前を選んだのは自民党だけではない。ただ、どこでどのどのように演説をするか''判断はさまざまに分かれていた。
共産は公示萷の6月11日、市田忠義副委員長が安倍氏と同じガードレールに囲まれた場所に立った。異なったのは、奈良巿に事前に届け出てガードレールを一部動かし、車を入れて車上から演説した点だ。警備は党のスタッフがあたった。
維新は公示後、安倍氏の演説場から北に約150㍍の路上で松井一郎代表が演説をした。安倍氐の演説場所は「何かあったときに逃げにくい。緊急時の車も近くに止めらられない」として選ばながった。公明は、4月に周辺の道路が改修されたことで選挙カーを近くに置いて演説するのが難しいと判断し、南口を選んだ。立憲も同じ理由で安倍氏と同じ場所は見送った。
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「奈良市西大寺駅前整備計画」より
銃撃場所の拡大図
「Googleマップ」から作図
(了)