1989年7月22日に国立感染症研究所の工事中に謎の人骨が大量に発見された。
神奈川大学常石敬一教授(「人骨の会」軍医学校跡地から発見された人骨問題を究明する会:代表)は1988年に「軍医学校」と書かれた石柱と守衛所を撮影していたが、人骨問題が大きく報道されるとペンキで消されてしまった。陸軍軍医学校と東京陸軍第一病院を通じていた地下道入口もコンクリートで塞がれた。
常石教授提供の「石柱」写真
軍医学校守衛所
別冊宝島「帝都東京」の「帝都の軍事施設 戸山ヶ原」より
出典不明
軍医学校重ね図(作図管理人)
国立国際医療研究センター病院は、2019年2月に「NCGM 150周年」記念展示を地下一階ホールで開催した。
その後、東京衛戍第一病院時代の「診療録」は個人情報との関連で非公開となった。
展示パネルには、当時存在していた「旧防疫研究所」、「国立栄養研究所(陸軍軍医学校軍陣衛生学教室)」、「戸山教会・戸山幼稚園(旧陸軍戸山学校将校会議室)」の航空写真に建物があった。
全体写真
旧防疫研究室
国立栄養研究所(陸軍軍医学校軍陣衛生学教室)
戸山教会と戸山幼稚園(旧戸山学校将校会議室)
現在は、一階「資料展示室」に合成写真が展示されている。(管理人が加筆)
(続く)