葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

パソコン大好き爺さんの日誌。mail:akebonobashi@jcom.home.ne.jp

YouTube「チェルノブイリ-フクシマへの教訓」

2011年06月09日 | 災害と原発問題

ジャーナリストの高世仁さんは「チェルノブイリ-フクシマへの教訓」をYouTubeに公開しました。

『高世仁(たかせ ひとし、1953年 - )は山形県生まれのジャーナリスト日本電波ニュース社報道部長を経て、現在は報道制作会社ジン・ネット代表。』

私のチェルノブイリ取材を、誰でも見られるようにYoutubeにアップしました。

http://www.youtube.com/user/takase22

統一テーマはチェルノブイリ-「フクシマ」への教訓》

5本シリーズです。

ぜひ、ご覧になってください。「いいな」と思われたら、どんどん広めていただければうれしく思います。

一応プロのジャーナリストということになっているものが取材して、テレビなどのマスコミ以外で、このような公開の仕方をするのは少なくとも日本では非常にまれではないかと思います。

また、取材内容は、通常のテレビ報道番組と比較して、必ずしも劣ったレベルにはないと思いますが、みなさん、ごらんになって、いかがでしょうか。

取材期間が正味5日と限られたなかでしたが、それなりに広い範囲で紹介できる内容になっていると思います。

これは無料で見られるコンテンツなので、制作にお金をかけることはできませんでした。

ナレーションは取材者である私が読み、資料映像や音楽は無料で使えるものを選んで、極力、ローコストで仕上げました。菅生千草(すごうちぐさ)というディレクターが、意気に感じて幾晩も徹夜して編集してくれました。翻訳をお願いしたのは、高名な方ですが、企画の意味をご理解いただき、ボランティア料金でやっていただきました。完成できたのは、みなさんのご協力の賜物と思っています。心から感謝します!

うちの会社「ジン・ネット」は、小なりといえども株式会社です。いわゆる「商業ジャーナリズム」の仕事をやっています。

私は、「清貧はすばらしい」とか「ジャーナリストは貧しくて当たり前だ」なんて思っていません。

「食べられるジャーナリズム」をかかげて、スタッフがちゃんと生活できて、家庭を持ち、子どもも育てられるような生活を保証したいと思っています。(いま、それが非常に困難になっているので悩んでいますが・・・)

だから、こういう映像は、通常、テレビ局に売る大事な商売ネタです。できるだけ高く売ってスタッフがたくさんお金を受け取れるようにしたいところです。

なぜ、今回は、無料で公開したのか。

このチェルノブイリ取材は、フジTVの「MRサンデー拡大特番」(4月17日OA)で使ってもらいました。この番組のプロデューサーはじめスタッフのみなさんは取材意図を非常によく理解していただき、感謝しています。

ただ、ここでは原発事故との闘いに焦点が合わされ、事故直後のエピソードが紹介されました。

紺回の取材は短かかったけれども、かなり広範な内容を含んでいます。他にいくつも特集ができると思い、いくつか代表的な報道番組に売り込みました。

結果、ずべて断られました。その理由として、ある番組のプロデューサーはこういいました。

フクシマがまだ終わっていない今、チェルノブイリの話を流せば、『うちの子も甲状腺がんになるのか!』などといたずらに不安を煽ることになりかねない。チェルノブイリは今、かえってやりにくいんですよ」。

私は逆に、今こそ、我らの前例であるチェルノブイリを真剣に学ぶ時期がきたと思っているのですが、テレビ局がそうであれば、仕方ない。

でも、ぜひ多くの人に観ていただきたい。

というわけで、はじめて無料でコンテンツを公開することにしました。

ご意見などありましたらお寄せください。

また、お金になるお仕事があればそれももちろん、歓迎です。

なお、この映像の使用をご希望の場合、営利目的でない啓蒙用(たとえば市民集会など)であれば、一言私にお断りいただければ、ご自由に(もちろん無料で)お使いいだけます。

では、たくさんの方に広めていただけますようお願いします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「大連立“真の狙い”は」東京... | トップ | 「制服向上委員会」が「ダッ... »
最新の画像もっと見る

災害と原発問題」カテゴリの最新記事