久し振りにマタチッチ&NHK交響楽団のブルックナー8(「マタチッチの遺産」DENON)のレコードを再生したところ、パチパチと音がするので思い立ってクリーニングすることに。
今回は、初の試みとして、薄く稀釈したココナッツ洗剤と逆浸透膜水(RO水)にて、発砲メラミン(商品名・劇おち君など)で軽く撫でながら洗浄してみた。
石油由来ではない自然の石鹸とほぼ不純物なしの逆浸透膜水の組み合わせなら、レコード盤へのダメージも少なかろう、という判断である。
写真は、透かし彫りのピアノの譜面台にて乾燥しているところ。
つい先ほど、再生してみたが、なかなか良い!
気になる雑音もグンと少なくなり、ピアニシモに於ける静寂さなど、奥行きが広がった気がする。そこに鳴る音そのもののクオリティも上がっているようだ。少なくとも、レイカA液で磨くよりは、良いような気もする。が、結論は急ぐまい。
あとは、まとめ洗いをした際の乾燥用レコード立てが必要かな? せっかく準備をしたのに2~3枚ずつしか洗えないのでは、効率が悪い。
できれば、表面の水分を吸い取る毛羽立たないタオルも欲しい。
このあと、レイカB液を塗布するべきか否か、悩むところ。せっかくキレイになったのに、成分の明かされていない何かを塗るというのも、気の引けるからである。