今宵は、バッハ無伴奏でもなく、パルジファルでもなく、ちょっとした執筆のため、クナッパーツブッシュの1957年リングから「ジークフリート」。
WALHALLレーベルのCDを聴くのははじめてだが、思いの外、良い音だ!
声は問題なくクリアーに入っていて、オーケストラも期待以上に聴こえる。昔、聴いていたCETRA原盤の国内盤LPとは全く別次元である。
嬉しいなぁ。
今夜、徹夜しても良いかも(笑)。
一生ご縁がないものと思っていた幻のレコードが我が家にやってきた。
フランスの巨匠ドゥヴィ・エルリー独奏によるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ 仏Ades 13054 - 0563LP
である。
しかも、ジャケット裏には、エルリー本人のものと思われるサインが!
いまは、ゆっくり腰を据えて聴く時間的余裕がないため、感想は後日改めたい。
とまれ、エルリー盤到着記念として、拙著「バッハをCDで究める」執筆時に集めに集めたバッハ無伴奏のレコードの数々の写真をアップしておこう。
ジャック・デュモン(上) / シャンドール・ヴェーグ(左) / ヴィクトル・ピカイゼン(右)
ロマン・トーテンベルク / ナタン・ミルシテイン(旧録音) / 同(新録音)
ヨーゼフ・シゲティ / オスカー・シュムスキー / クリスティアン・フェラス
ジョルジュ・エネスコ / エミール・テルマーニ / ヨハンナ・マルツィ(以上3点、非オリジナル)
サルヴァトーレ・アッカルド / ヘンリク・シェリング(旧録音) / 同(新録音)
フェリックス・アーヨ / 諏訪根自子 / イダ・ヘンデル
オリジナルもあれば、復刻盤もあるが、まさに、印税を遥かに上回る資料蒐集への執念!
笑いたければ笑え。この狂気こそが、福島章恭の執筆の原動力なのだ。
しかし、いかにも燃費悪いよなぁ。
因みに「CDを究める」なのに、なぜレコードか? とよくお叱りを受けるが、書名については、わたしの知らないうちに決まっていた、ということは訴えておこう。