福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

クナッパーツブッシュ 1957年リング

2014-06-27 22:20:31 | レコード、オーディオ


今宵は、バッハ無伴奏でもなく、パルジファルでもなく、ちょっとした執筆のため、クナッパーツブッシュの1957年リングから「ジークフリート」。

WALHALLレーベルのCDを聴くのははじめてだが、思いの外、良い音だ!
声は問題なくクリアーに入っていて、オーケストラも期待以上に聴こえる。昔、聴いていたCETRA原盤の国内盤LPとは全く別次元である。

嬉しいなぁ。

今夜、徹夜しても良いかも(笑)。

クナッパーツブッシュ 1962年パルジファル三兄弟

2014-06-27 21:12:18 | レコード、オーディオ


ワーグナー「パルジファル」を語る上で欠かすことの出来ない、というよりワーグナー上演史上、及びレコード史上、永遠に記念したい名盤中の名盤。

クナッパーツブッシュ指揮 1962年バイロイト音楽祭に於けるライヴ録音である。
呼吸の深さ、フレーズの大きさ、高貴にして神聖な響き、まさに神の音楽。
クナッパーツブッシュ指揮の「パルジファル」をこのような優秀な録音で残してくれた先人に感謝。


写真下、左はイギリス・オリジナル盤で箱、ルーベル面ともにHi-Fi STEREOの文字。右はオランダ・オリジナルで箱にのみHi-Fi STEREOの文字。

写真上はスピーカーズ・コーナーによる復刻盤。
実は、長らく入荷待ち状態が続いていたため、もう来ないだろうと、エルリー盤入手とともにキャンセルしたのたが、入れ違いで届いてしまった。しかし、この入れ違いは幸いであった。

アナログ盤の場合、如何に丁寧に製作した復刻盤もオリジナルには敵わない例が多いのだが、この「パルジファル」は一味違う。
空間の大きさ、レンジの広さ、音の鮮度など、ある意味、オリジナルを凌駕しているのではないか? クナッパーツブッシュの指揮姿が眼前に見えるような生々しさなのだ。

そして、新品ゆえにバックグラウンドの雑音も皆無。この静寂が作品と演奏にマッチして素晴らしい!

しかし、ここ最近は我が在宅時間が短く、エルリーの無伴奏ともども、ゆっくり聴く余裕がない。

ああ、寝る時間が惜しい。


幻のドゥヴィ・エルリーの無伴奏来たる!

2014-06-27 15:28:39 | レコード、オーディオ





一生ご縁がないものと思っていた幻のレコードが我が家にやってきた。

フランスの巨匠ドゥヴィ・エルリー独奏によるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ 仏Ades 13054 - 0563LP

である。

しかも、ジャケット裏には、エルリー本人のものと思われるサインが!



いまは、ゆっくり腰を据えて聴く時間的余裕がないため、感想は後日改めたい。

とまれ、エルリー盤到着記念として、拙著「バッハをCDで究める」執筆時に集めに集めたバッハ無伴奏のレコードの数々の写真をアップしておこう。

ジャック・デュモン(上) / シャンドール・ヴェーグ(左) / ヴィクトル・ピカイゼン(右)


ロマン・トーテンベルク / ナタン・ミルシテイン(旧録音) / 同(新録音)

 

ヨーゼフ・シゲティ / オスカー・シュムスキー / クリスティアン・フェラス



ジョルジュ・エネスコ / エミール・テルマーニ / ヨハンナ・マルツィ(以上3点、非オリジナル)



サルヴァトーレ・アッカルド / ヘンリク・シェリング(旧録音) / 同(新録音)



フェリックス・アーヨ / 諏訪根自子 / イダ・ヘンデル


オリジナルもあれば、復刻盤もあるが、まさに、印税を遥かに上回る資料蒐集への執念!
笑いたければ笑え。この狂気こそが、福島章恭の執筆の原動力なのだ。

しかし、いかにも燃費悪いよなぁ。


因みに「CDを究める」なのに、なぜレコードか? とよくお叱りを受けるが、書名については、わたしの知らないうちに決まっていた、ということは訴えておこう。