本日は本籍地移動に伴うパスポート書き換えのため新宿へ。
旅券事務所のある都庁は西口だが、帰りがけに健康増進のため東口まで散歩したところ、知らぬ間に左手には薄茶色の紙袋が!
本日の収穫のひとつは、パウル・ザッハー指揮コレギウム・ムジクム・チューリッヒによる「パウル・ザッハー 委嘱作品集」。
文字通り、現代音楽の推進者・庇護者であった作曲家・指揮者のパウル・ザッハーが同時代の作曲家に個人的に委嘱した作品が収められた3枚組のレコードである。
マルタン「小協奏交響曲」、マルティヌー「二重協奏曲」、バルトーク「ディヴェルティメント」、オネゲル「交響曲第2番」「クリスマス・カンタータ」、ストラヴィンスキー「二調の協奏曲」、ヘンツェ「弦楽のためのソナタ」という魅惑の作品が並ぶ。ザッハーがこの世に生まれなければ、これらの作品が存在しなかった、と考えると、ザッハーの功績は大きい。
「箱に書込みあり」とのことで、格安だったが、ボクの目にはパウル・ザッハーのサインにしか見えない・・。
お店の試聴機で聴く限り、録音もかなり優秀。書込みに福があったようである。
追記
スウィングロビンのレッスンより帰宅し、バルトーク「ディヴェルティメント」、オネゲル「交響曲第2番」に針を降ろしたところ、演奏も音もなんという瑞々しさ! まさに超弩級のオーディオ・ファイル。